「DEIMOS」さんのページ

総レビュー数: 126レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年01月14日

3点 HELLSING

不死の宿命を背負ったヴァンパイアが異形なるものと壮絶なバトルを繰り返すハードボイルド・ヴァンパイア漫画。

不死のヴァンパイアを中心とし、とにかく西洋かぶれのなんかカッコよさそうなキャラが凄惨なドンパチをやり続けるのだが、一本芯の通ったストーリーがあるわけではなく、その場その場のストーリー・バトルシーンで場を繋ぐのは左脳ではなく右脳を刺激するもの。この漫画が評価されるのなら大暮維人の漫画ももうちょっと評価されてもいいのに、、と思うのは私だけ?

絵は精緻でありながら、太線でインパクトもある。1年1巻ペースだからこそできる所業か。キャラクターデザインが90年代前半のファンタジーマンガのような古臭さを感じるのは私だけ?

蛇足だが、まず漫画を開くと、作者紹介欄に趣味:チンコいぢり、というのがあったり、作者の人格崩壊モロだしの巻末おまけページを見ると、この漫画が「物事の考え方が変わるほどの影響力」を持っているとは思えないのだ。みんな、そんな人間になりたいとは思わないでしょう?

正直、これほどまで評価される理由がわからない漫画。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-04-27 23:24:25] [修正:2013-04-27 23:24:25] [このレビューのURL]

後に実写化され、そのおどろおどろしい風貌がヒーローらしからぬと中年世代の記憶に刻まれた、手塚治虫が生み出したロボットヒーローの一つ。

手塚治虫作品にしては、設定やストーリー作りが強引で「粗」がある印象。事実、手塚自身、「たいへん都合のよい設定ではじめた、一種のでたらめな漫画」として形容している。実写版では、巨大怪獣バトルものへと変貌を遂げているが、漫画版ではその要素は薄い。地球侵略を企む宇宙人VS地球の神が生み出したロケットロボットの一連のバトルが主軸である。

ストーリーは淡々としており、キャラの見た目も不気味で、アトムのように時代を超える作品にはならないだろう。
現代になってしまっては、「マグマ」「大使」といった凄みがあるが特段キャラとの相関は不明なワードは、このキャラクターを「とっつきにくいもの」にしているようにも思える。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-03-10 22:49:04] [修正:2013-03-10 22:49:04] [このレビューのURL]

また異星人退治系SFか、とうんざりさせられる無難な作品。

書店で平積みにされていた1巻を見てなんとなく購入したのだが、ストーリーは寄生獣というかウルトラマンというか鉄腕バーディーというか、、、よくある異星人退治系のSF設定。
主人公が女性で、虚無感溢れる、というのは新しいが、いかんせん魅力あるキャラクターがいないのは致命的。特段技巧を凝らすこともなく、バーッと話を広げて、よくわからん形で終結させるのも、もはや見慣れた光景。

眺める分にはサラサラと読めて無難なSFとして楽しめるが、全く思い入れを抱けないので、直ぐに記憶から消失するだろう、と断言できる。事実、ブックオフの100円棚で本書は大量に溢れている。そんなに売れてないだろうに―。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-03-03 18:23:20] [修正:2013-03-03 18:23:20] [このレビューのURL]

狂気恋愛系異能SFサバイバルバトル漫画。

想像だが、おそらくトリガーはDEATH NOTE。主人公が人を次々に殺すことを少年誌で実践した本作によって、すべての商業誌で一気に「狂気表現のハードル」が下がったように思う。そんな時代背景の中でこの漫画が登場し、アニメ化までされた。

この漫画は前述のとおり複数のファクターの組み合わせで構成されているが、元ネタは
死神が異能付与:DEATH NOTE(ノート←→日記のアナロジー)
異能サバイバルバトル:FATE(サバイバルだけなら、バトルロワイヤル、王様ゲーム、ブトゥームなど近年多数)
だろう。

強いて挙げるならば、見た目は萌えキャラの女の子が主人公の男子を殺そうとする「狂気ヒロイン」がこの作者の特徴か。女性が恋愛をリードすることや強気の女性キャラ、病的な恋愛を男性に強いる「ヤンデレ」等それ自身は珍しいものではない。

まず、この「狂気ヒロイン」が気持ち悪い。こんな女性に魅力を感じる男子っているか?しかも、報われない恋ならばまだしも最後は結ばれてしまうあたり、全く共感できない。

また、全般的に、人が無意味に死にすぎ。前述のDEATH NOTEでは死ぬのは「悪人」と決まっており、大量の死者を出すことにも一定の「ルール」があったのだが、本作のように無駄に人が死ぬことは人命の重みを感じさせず、非常に不快。このモラルハザードは教育上も良くないだろう。

話を破綻させずに12巻にまとめた作者の力量には感服するが、作風がいかんせん合わなかったのが残念。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-12 00:41:43] [修正:2013-02-12 00:41:43] [このレビューのURL]

水泳・恋愛・バイク・負けず嫌い・破天荒という相関しないキーワードで構築されたキャラを全面に押し出しただけの漫画。

結局、作者は何を描きたかったんだろう。読者は何を楽しめばいいんだろう。
たしかに破天荒な学生像は面白みがあるが、ストーリーはとっちらかっているし、訴えるメッセージはない。キャラは暑苦しいほどに負けず嫌いなのに、水泳勝負では全く燃えない展開。間を外してきている割には笑えない。集団になじめない主人公が成長して、恋愛を成就し、水泳で勝利を掴み、、、というありふれたカタルシスも提供しない。バイク好きとしては、バイクでの暴走は何か屈折した愛の表現だと思われてしまう。

このもやもやとした感覚、がこの漫画の読後感だ。
「青春の過ち」を懐古できるようになればもう少し楽しめるか?

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-24 19:38:20] [修正:2011-04-24 19:38:20] [このレビューのURL]

空気を読む漫画。

ああ、そんな感覚あったな。。。

もし、こんなだったら面白いな。。。

日常の中に潜む、ちょっとしたユーモア見つけてみませんか?



・・・・

こういった漫画を万人が描けてコミュニケーションできたら楽しい世界がはじまるかもしれない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-09 01:55:23] [修正:2010-02-09 01:55:23] [このレビューのURL]

この単行本を買うのに590円も使ったのかー、と自己嫌悪に陥ること請け合いの出オチ漫画。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-06 03:12:51] [修正:2007-05-06 03:12:51] [このレビューのURL]

まだまだな感がアリアリアリアリーヴェデルチ!

でも、この作者固有の特徴的な擬音が散見できるのは面白い。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-03-26 02:12:26] [修正:2007-03-26 02:12:26] [このレビューのURL]