「DEIMOS」さんのページ
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評価してるのは、最近読んだものだけ。
昔の感性で評価するのは無意味なので。
単行本を読破した漫画のみレビュー。
連載の斜め読みで評価することは無意味なので。
全巻or既刊読破が大前提。
ただし、続刊の場合、3巻以上出てるものが評価対象。
点数は、
10点 「墓まで連れて行く」
9点 「人生のバイブル」
8点 「良く出来ている。否定の仕様が無い。」
7点 「安心して他人に薦められる」
6点 「個人的には好き」
5点 「暇つぶしにちょうど良い」
4点 「お金を出さなければ読みたい」
3点 「資料として割り切る」
2点 「読む価値すら疑問」
1点 「悪評を言いふらしたい」
0点 「焚書決定」
↓非日記のブログやってます。

7点 編集王
まだ漫画週刊誌が爆発的部数を売り上げていた90年代を舞台に、青年漫画週刊誌編集の現実的?な一面を描いた職業マンガ。
本作品のテーマは、基本的に、売上至上主義の編集者VS作家性追求型漫画家という対立。勿論この問に解はなく、その相克と止揚の中で珠玉の漫画は生み出されるのであろうが、そのプロセスこそが面白いと訴えたのがこの漫画だ。一見、前者視点の冷酷な漫画編集=このどうしようもない腐敗した現実、という作品に思われるが、登場人物は結局もれなく「熱さ」を抱くようになっているあたり、含蓄がある。現実路線の権化として登場した三京、明治、編集長、社長は最後には結局、主人公サイドに理解を示す「いいやつ」になっている。また、現実でも、90年代にマーケティングの結果売れていた漫画(バブル漫画)は今や全く読まれていない。魂入れて描かれたマンガのみが今も読み継がれている。
漫画家マンガが増えすぎた昨今、現実的に編集者視点から漫画制作にスポットライトを当てた本作は益々その価値を高めているようにも思える。漫画家が自らの職業について描くのは容易だが、敵でも味方でもある編集者を人間臭く生き生きと描くことはさほど容易ではないのだろう。作者の死が残念でならない。
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[投稿:2013-04-28 00:09:01] [修正:2013-04-28 00:12:20]
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