「boo」さんのページ
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「闇夜に遊ぶな子供たち」の続きも読みたいけど、出ても同人になりそういうのは実に残念な話。
ホラーMがなくなったのはやっぱり痛い。
10点、9点…個人的なバイブル、名作。
8点、7点…お気に入りの作品。
6点、5点…十分楽しめた作品。
4点以下…うーんって感じの作品。わりと適当。

9点 ペット
他人の記憶の中に入ってそれを書き換えたり消したりすることの出来るPETと呼ばれる能力者達の話。
人間の記憶の中には自身を支え続ける記憶であるヤマと自身を傷め続ける記憶であるタニが存在する。PETは他人の記憶に干渉できるが、このヤマとタニに手を加えるとその人間は潰れて廃人になってしまう。裏社会のある組織はこのPETを利用した仕事を生業としていた…
こういう記憶に干渉できる能力っていうのはわりと漫画に限らずメジャーな能力だ。映画だとインセプションだったり、最近ではブリーチにまで記憶を挟める能力者が登場した。
そんな手垢のついた設定と思われるかもしれないが、そこはさすが三宅乱丈ということで細かい設定が抜群に上手く、かつその設定を完璧に使いこなしたストーリーはすばらしい。
PETがそれぞれのイメージ(どこでもドアや水とか)を利用して他人の記憶の中に入り込み干渉するシーンやPET同士の能力バトルは大きな見所となっている。三宅さんは絵はとっつきにくいんだけど実は表現力が非常に高くて上手。
しかし本当に興味深いのはこの全く記憶があてにならない世界観。実際に覗いた記憶はもちろん、自分の記憶だって書き換えられた可能性だってあるのだ。すごく恐ろしい世界。
残酷な運命に翻弄されるPET達は果たしてどうなっていくのか、一度読むと最後まで怒涛の勢いで最後まで夢中で読み終えた。1巻は設定等がややこしいので慣れるまではきついかもしれないけどそこは耐えて欲しい。
現在は大幅に加筆されたリマスターエディションが刊行されている。多少値は上がるけれど、物語の密度は上がっているのでこちらをおすすめする。
実はこのペットは3部作の第2部にあたるそうだ。果たして第3部が描かれるのかは未定だが、機会があれば描きたいそうなのですごく楽しみにしている。イムリがまだまだ終わりそうにないので当分先になりそうなのが辛い…
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[投稿:2011-07-12 23:50:38] [修正:2011-10-27 18:04:22]
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