「boo」さんのページ
- ユーザ情報
- 1990年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://honetsukitaro.blog.fc2.com/
- アクセス数
- 299512
- 自己紹介
-
「闇夜に遊ぶな子供たち」の続きも読みたいけど、出ても同人になりそういうのは実に残念な話。
ホラーMがなくなったのはやっぱり痛い。
10点、9点…個人的なバイブル、名作。
8点、7点…お気に入りの作品。
6点、5点…十分楽しめた作品。
4点以下…うーんって感じの作品。わりと適当。

6点 童夢
話は至極単純。超能力者二人のエスパーバトルがひたすら展開される。
ストーリーなんて余計なものは要らねぇ。ひたすらおれの絵を見やがれ、なんて大友先生の声が聞こえてきそうな作品。
映画的な表現を初めて明確に取り入れたエポックメイキング的な作品なので興味があれば読むべきでしょう。今でも十分に読める。
現在映画的手法を取り入れた漫画なんて珍しくもないというか当たり前に近いわけで、そういう意味では今読む人の衝撃は薄いかもしれない。実際私もそうだった。ただ、取り入れた漫画は珍しくなくてもここまで徹底しているのは珍しい。なかなか新鮮に読めた。
これを見て荒木飛呂彦が超能力を形にしたスタンドを発想してしまったのも納得できる。それほど何やっているのか分かりにくい。
一方分からないことの恐怖を改めて強く感じた。理屈が見えないというのはやはり怖い。いわゆる未知の恐怖ってやつ。ホラーやサスペンス辺りだとこちらの方が相性いいと思う。
AKIRAも同様だが、記念碑な作品というのはもちろん認めるし尊敬するべき作品。ただ普遍的な名作かというと少し違うと思う。
例えば2001年宇宙の旅やブレードランナーも同じく記念碑的な作品だけど、その衝撃は未だ古さは感じるものの衰えない。それはやはり「美の新しさ」に依る所が大きい。
森エンテスさんが挙げているマトリックスやアバターのような「手法的な新しさ」というのは「美の新しさ」と比べてどうしても薄れてしまうものだ。
そういう意味でもう風化は始まっているように感じられるものの日本の漫画史に残ることは確か。読むべき作品です。
申し訳ないけどそういう貢献を含まない単体としての評価は良作程度。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-09-17 04:12:00] [修正:2011-09-17 04:12:00]
月別のレビュー表示
- 月指定なし
- 2007年06月 - 1件
- 2007年07月 - 7件
- 2007年09月 - 1件
- 2007年10月 - 1件
- 2007年11月 - 2件
- 2008年03月 - 1件
- 2008年07月 - 3件
- 2009年01月 - 2件
- 2009年03月 - 1件
- 2009年05月 - 1件
- 2009年12月 - 1件
- 2011年06月 - 2件
- 2011年07月 - 33件
- 2011年08月 - 28件
- 2011年09月 - 26件
- 2011年10月 - 36件
- 2011年11月 - 20件
- 2011年12月 - 12件
- 2012年01月 - 21件
- 2012年02月 - 8件
- 2012年03月 - 5件
- 2012年04月 - 10件
- 2012年05月 - 7件
- 2012年06月 - 7件
- 2012年07月 - 4件
- 2012年08月 - 1件
- 2012年09月 - 8件
- 2012年10月 - 3件
- 2012年11月 - 3件
- 2012年12月 - 3件