「ジブリ好き!」さんのページ

総レビュー数: 343レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月10日

少年二人、片や頭脳役、片や能力者で、静かに世直しを始める…

この作品のすぐ後(ほぼ同時期)に『ホーリーランド』『自殺島』の森恒二先生がYJで『デストロイ アンド レボリューション』というほぼ同テーマ・同内容の作品を連載している。
両者の革命論の比較も、見所の一つだろう。
なにせ両者の過去作と人生経験は大分異なるのだ。
どちらもマイナスオーラ漂う話の作品が多いが、森さんは早めに明るい雰囲気を織り交ぜて展開していく一方、鬼頭さんはずるずると負のオーラを引きずって展開していく傾向がある。
また生い立ちに関して言えば、森さんは本当に荒れた波乱万丈の人生、鬼頭さんも社会経験豊富な遅咲きの苦労人。両者とも作中で自身の意見・思想をバリバリ描いちゃうので、いやでも地が出る展開になっていくだろう。


(3巻時点追記)

「ジャンプSQ.」で「なるたるの一部を先鋭化した感じの作品で、いっぱい人が死にます」と述べていたが、思考だけがクローズアップされすぎてて物語がついてきてない。
冗長な描写も多く、過去作に比べてテンポが悪すぎる。
ポイ捨てしたから殺すって考えも、殺人の動機として過激すぎてて個人的に不快。

……というか端的に、つまらん。

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[投稿:2011-01-08 22:28:31] [修正:2013-02-18 02:01:44] [このレビューのURL]