「ジブリ好き!」さんのページ

総レビュー数: 343レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月10日

例えるなら、「ハリウッド映画長編3部作」とでもいったところでしょうか。
ジェットコースター式のアクションシーンは少年漫画も目が点です。

画の描き分けがうまくできていないので、最初のうちは本当にわかりにくいです。でも読み進めてだんだんと人物関係などがわかってくると、描き分けが下手でもわかるようになってきます。要はその頃には作品の世界観に飲み込まれちゃってるってこと。

BLと取るか友情と取るかは人それぞれかと…それより、注射とか打たれて気が狂ったりする様を見るのが嫌な人は覚悟を。自分も苦手ですが、話の面白さの方がどうにか勝ちました。

とにかく舞台の全てがアッシュのためにあります。
脇を固めるキャラクターも非常に良い味出しているのですが、全てアッシュの凄さ・活躍のお膳立てになっちゃってます。
でも良いんです。これはアッシュに始まり、アッシュに終わる、アッシュのための物語だから。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-31 20:23:34] [修正:2010-07-31 20:23:34] [このレビューのURL]

祝!連載再開ーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!

うぅ…全く…休載を叩かれて低評価されたりしてきましたが…それも去年まで!もう「休むな」とか「まじめに仕事しろ」とか言われないで!

これもひとえに、FANが根強く待っていたからこそだと思う。
そしてセーラームーンの作者であり妻の武内さんの支えのおかげ。
ハードル上げに上げてしまったキメラアント編だが、冨樫先生のがんばりに期待したい!

本っっっ当に最高の年始めだ!ww


それはさておきレビューっすね。。

内容はハンター試験もキルア家も天空闘技場もほんとにいい!
カストロ対ヒソカは、これから始まる頭脳戦込みバトルの序章、地味だけど好き。
旅団編は本当にすごかった。頭脳戦、占い、バトル、全部好き!
G・I編はちょっと世界観になれるまで時間がかかったかな。世界観の完成度は高いけど、修行メインで失速した感があった。
キメラアント編は、物語の集大成的な位置づけになってきてますね。とりあえず旅団メンバー+カルトの能力がわかっただけでも良かったw

他のレビューワーさんも言ってたけど、冨樫先生はG・I編で終わらせるつもりだったんだと思う。キメラアント編は編集部による引き延ばし、だからボイコット的に休載したんじゃないかな?
バクマンでも抗議の際は作家はボイコットだったし、意外と伏線だったのかもw
幽遊白書のときにも編集部と揉めたらしく、仲が悪いのは確か。
本人の希望する月刊アフタヌーンに移ってくれるといいのに。集英社は一度手に入れた逸材を離さないからなぁ、ほんと。

画については、これから読む人が注意するほど悪くないと思います。
別にFANだから、最近の作画を甘やかしているつもりはありません、ただ作画で作品を評価することは僕自身はしませんし、言うほど酷いものではないかと。(もちろんジャンプでの作画は酷いですがw)

好きすぎて誉めっぱなしですが、一つだけ…
ゴンが…主人公が好きになれないっ。。。
これは今のジャンプ全般に対して感じるのですが、主人公に魅かれない。ルフィも一護もトリコもアゲハも。ナルトなんか特に。
何でだろう…ルックス的な要素もあるんだろうけど。正義漢・熱血漢すぎるのは少年漫画だからしょうがないとして、たぶん毒がなさすぎてギャグも言わないからだろう。まっすぐすぎて人間味に欠けると言うか。
あと脇役・敵役に魅力的なキャラが多いことも、相対的に主人公の魅力を下げているのかも。
でも、最近の蟻編でピトーに対する激情を見て、私怨に駆られて行動するゴンに人間味を覚えた。感情移入もできるようになったし問題解決!髪伸び過ぎでもおkだよ!

結論:最高の漫画だっ!!


(2010年7月更新、【雑誌で読んでても全巻所持】、以下ネタバレ注意)

また休載してしまったわけですが、連載再開時に「今年は休載しないようできる限り頑張ります」って言ってたから、この漫画の魅力を振り返りながら信じて待つことにします。

少年漫画らしく力任せに、そうかと思えば卓越した頭脳戦・心理戦を展開し絶妙な「駆け引き」を堪能させてくれるこの作品。それだけでも心の底からぞくぞくしちゃうのですが、個人的に他の少年漫画と決定的に違うところは、キャラがいつ・どのタイミングで退場するか全くわからないところだと思います。

どんなに魅力的なキャラであろうが、あっさり退場させてしまう潔さ。
パクノダの最期は確か小学生の時でしたが、みんな相当嘆いてました(最近だとピトーか…)。
味方キャラは敵の圧倒的な力の前にあっけなく去り、敵キャラは登場時にはおよそ見当がつかないほど感情移入できるまで魅力的になったタイミングで去る。死に場所として最高のところを与えてくれるわけではなく、むしろ「えっ、こんなところで?」と思ってしまう程で、志半ばであらがえない不条理な力の前に倒れる(作中で心残りなく、安らかな顔して死んでいったキャラっていたかなぁ。ネテロ?)。
パワーインフレは戦闘の単純化を招く要因になりがちですが、この作品では念能力という相性も重要になってくるバトルシステムでそこをカバーしながら、どうあがいても埋められない絶望的な力の差を演出することで現実の「無情さ・不条理」を表す材料として効果的に使われていると思います。
特に蟻編ではそれが顕著。

キャラに対する愛情が強すぎてストーリーにも影響を与えてしまう作品、キャラの人気に応じて話を作ったり媚びたりする作品が蔓延してきた今の少年漫画界では間違いなく異質の作品。
これが大人でも楽しめる要因の一つだと思います。

ナイスレビュー: 6

[投稿:2010-01-05 01:34:09] [修正:2010-07-22 06:07:13] [このレビューのURL]

これぞ同人誌!みたいなノリです。
(あまり同人読んでるわけじゃないので、偏見かもしれないけれど)

説明不足なのは、幻想性を増すためだったり、限られたページの中で作品の中身よりも世界観や感性をアピールしたかったからだったり。

4話+1の中でどれか一つでも世界観に酔いしれることができたならば、きっとあなたにとって価値ある作品になるはず。。


1話目
自分の指から造られた少女に恋しちゃうお話
考えるより感じましょう

2話目
飛行機事故で遭難したところを光(雷)の化身に助けてもらう話
1話目以上に「Don't think.Feel!」なお話。
でも説明不足のおかげで暗いオチだと意識しすぎずに済み、内容よりも作品全体の幻想性を強調することに成功していると思います。

3話目
肩を壊したエースが星のクズから生まれた少女と過ごすお話
たぶんこの話が一番しっくりくると思う。純粋に良い話

4話目
人造人型昆虫と科学者のお話
苦すぎ。凄すぎ。でも特殊すぎて、作者のセンスと読者のセンスのガチンコ勝負になると思います。

+1
一発ネタだけど、作者のユーモアなセンスを感じられます

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-19 22:43:44] [修正:2010-07-19 22:43:44] [このレビューのURL]

この手のジャンルは好きだし、今のマガジンで一番好き
少年漂流より長期化したけど、安定以上の面白さがあります
絶滅動物の脅威、Lost的な雰囲気、怪異現象を論理的・科学的に証明してくれるところも魅力

最近のトレンド・エロシーンもちょくちょく入っていてなごみになるけれど、人数多い割に特定のキャラ以外がほとんど空気なのが残念。その点、同ジャンルの「7seeds」の凄さが際立ってしまう…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-11 15:38:20] [修正:2010-07-19 21:20:13] [このレビューのURL]

4点 MAJOR

とうとう完結しましたね。
七夕をかけた終わらせ方自体は悪くなかったのですが、作品としてはいかんせん長すぎる。
ワンパターン、後半の蛇足、初期は勢いで読ませても、次第にグダグダ、こっちもへろへろ…
メジャーリーグまでいかなきゃタイトル成り立たないのかもしれないけど、メジャー編は面白くなかったです。

それでもこれ終了した今のサンデーはやばい気がする…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-15 00:56:59] [修正:2010-07-19 21:18:58] [このレビューのURL]

7点 CLOVER

四葉のクローバー
貴方を幸せにしたいのに
貴方のものにはなれない

主人公・和彦が受けた極秘任務は
大きな力をもつ少女・スウをある場所へ連れて行くこと
二人は初対面だった…はずだった
追手を逃れ辿りついたある場所
遊園地。そこはスウの最初で最後の願い
打ち明けられる真実
独りでいることを強いられる少女は
今は亡き和彦の彼女・織葉の歌を歌いながら
初めての幸せを感じながら終えた
和彦は任務を果たした
「連れていく」だけの、帰りを含まない護送を…


CLAMP作品らしい、気取った感じの狙った感じのキャラ
商業志向のCLAMP作品ではこのキャラの時点で受けつけにくいのですが、この作品のような明らかに商業目的ではなく芸術志向で描かれた作品ではそこまで嫌な感じはしませんでした。
何より世界観の雰囲気とストーリー、見せ方が綺麗すぎる。
かなり独特な構成と表現なので、慣れるのに時間がかかります。が、慣れてはまると、ものすごく心に響き渡る。
特に妖精遊園地についてからの展開・見せ方は秀逸で感動的。
序盤の流れは王道でも、無駄をそぎ落とし、セリフ回しや表現法を工夫することで美しく感覚に訴えてくる物語へ昇華される。
そして迎える、決して甘くない、心に染みわたる結末。
これぞCLAMPの真骨頂、とでも言った感じか。

未完結ですが、話自体は2巻(新装版なら1巻)で終了します。以降は過去を掘り下げて伏線を回収していくだけ。

考えるより感じる漫画を読みたい人にお薦め。
【既刊4巻所持】

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-24 15:58:45] [修正:2010-07-14 11:43:59] [このレビューのURL]

勝利の際に大喜びするでもなく、ひたすら淡々と進んでいく野球漫画。
かといってテンポが速いかといえばむしろ遅い。試合に3巻以上かけるのは当たり前。また日常的な部分もかなり丁寧に描いている。

それでも個人的に面白いと思うのは、従来の野球漫画のような暑苦しさがないからだと思う。勝っても騒がない淡々としたテンポや、女性作者の画、恋愛のないストーリーに、主人公の武器が速球ではなくコントロールとスローボールという珍しい設定が、一切の暑苦しさを排除してくれているのだ。
高校野球らしい戦略野球、スモールベースボールを女性作家がここまで描いているのは凄すぎる。

主要キャラ以外のキャラが薄く、ピッチャーキャッチャー田島(4番)くらいしか感情移入できないのが難点かもしれない。でもそれも巻を重ねるごとに徐々に解消されつつある。

くよくよな主人公と強引な捕手、2人の極端な性格は葛藤と成長の材料。
二人が心を通わせ、真のバッテリーになるまで、長い目で見守ろうという心持でないと、この作品は辛いかも。

(2010年7月、最新15巻読了につき更新)
リアル志向のくせに綺麗すぎるという意見があります。
全くもってその通り、確かにたばこなし、反抗なしで綺麗すぎる。15巻では特に顕著。

でもそこが良いんです。

青春全部つぎ込んで、生活全部野球に捧げて、真っ直ぐで素直でモチベーション高く、親の理解・協力も万全。
こんなチーム、マジであったら1年だけでも確かに強い。
でもこんなチーム、どこにもあるわけないんすよ。
つまり、この作品、試合や練習法とかはリアル風味に仕立ててるけど、根本部分は漫画らしい「ぶっ飛んだ」設定なんです。
漫画の醍醐味、「虚構だからこそ楽しめる部分」をしっかり残してる。
というかむしろそこから出発させて、ただの超人スポーツ漫画にならないよう理論だった努力を付け加えたら綺麗になりすぎたって感じなのかな。

綺麗すぎて本格派じゃないって言う意見は確かに最もだけれど、じゃあルーキーズが非の打ち所なく満点、ってわけでもないはず。
要するにどちらも漫画らしく一点に突き進んだ作品で、かたや「不良の成長」を、かたや「真っ直ぐで理想的な野球生活」を描いたわけです。
だから個人的には、この漫画にはどこまでも綺麗であり続けてほしい。
それがこの漫画の楽しみ方だから。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-17 23:24:44] [修正:2010-07-12 00:51:16] [このレビューのURL]

7点 半神

現在は文庫の短編集の表題作として読めます
たった16ページそこらでこんな物語を綴った作者の技量に感服

体がくっついて生まれた双子の女の子
天使のごとき美しさのユーシー、エイリアンのようにやせ細り気持ち悪いユージー
双子のとった養分はすべてユーシーへ流れてしまうのである
生活も満足にできず、周りも綺麗なユーシーしか見ない
ユージーの不満は、やがてユーシーの死を望む程に
そんな時に医師が分離手術を行い、成功するけれども…

分かれて初めて気付いた感情
憎しみと愛情は表裏一体

怪作かつ名作

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-12 00:48:47] [修正:2010-07-12 00:48:47] [このレビューのURL]

1部を初めて読んだときは、少年誌ながら超スケールで珍しい題材、スピーディな展開が魅力的で即単行本買い。雑誌で読むようになってからマンネリ展開に入って残念でしたが、もともと初見のインパクトは凄い作品でした。

今回も同様、序盤はやはり引き込む力があります。問題はその後の展開…

雑誌で追ってるのでその感想になります。ネタバレ注意!





恋愛要素が絡んでくるとは、良い感じになってきた♪
スピーディな展開は健在なので、響の心情変化についていけない感もあるが、この方向性は1部と全く違った展開へ導いてくれそう。
期待してます!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-08 00:47:20] [修正:2010-07-08 00:47:20] [このレビューのURL]

ドラえもんやこち亀のノリやオチをベースに、あられちゃん的な笑いと下品さを調味料程度に散りばめ、ズッコケ3人組を彷彿させながらもどこかぶっ飛んでいて個性的なキャラで仕立てたギャグ漫画。
マイナーだけど、子供対象のギャグ漫画としてかなりのクオリティを誇る作品。

コロコロや別コロの他の子供騙しな(子供のころにしか笑えないような)ギャグ漫画とは明らかに一線を画していて、シュールながらも子供に受けるギャグ漫画だったと思う。
ギャグだけでなく、ドラマ性のあるちょっといい話も混ぜられ、後味の悪い話もない。

松本先生の真の魅力と秘められた才能がここにあると思う。このころがコロコロ・別コロ最盛期だったとも思うし。
今読むと、昔懐かしの良質なギャグ漫画といった郷愁感にかられてしまいます…

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-06-12 09:37:44] [修正:2010-07-08 00:23:15] [このレビューのURL]

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