「ジブリ好き!」さんのページ

総レビュー数: 343レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月10日

Dir en greyとコラボしてくれたおかげで知ることができた作品。

はっきり言って怖かった。
「ぼろきれになるまで戦ったんだね…」というセリフ。
おぞましすぎる僕らの末路、新人類…
生理的に受け付けないって感じの恐怖を体験しました。
TVのインタビューや対談で良く出ますが、楳図先生はどう描けば人が怖がるか、恐怖を感じるかを徹底的に研究したそうです。いや、マジで怖い。この作者以上に恐怖を感じることはないでしょう。「なるたる」も「サイコ」も彼の作品の前ではグロくない!

パニック・サバイバルのジャンルだけど、ここまで完成度が高いものは映画でもないと思う。
劇的な展開、残酷な運命、それでも結束し、希望の光を見失わない子供たち。小学生とは思えない知力・精神力だけど、少年漫画なので許す!

地下鉄を辿っていく場面は猿の惑星(リメイク版じゃないよ)を思い出しました。先の見えない展開、恐怖心が、まるで自分がそこにいるかのような臨場感を生み出す。漫画でここまでシンクロで来たのはこの作品のみ。

楳図だからグロいのはしょうがない、と思えれば良質な名作以外の何物でもない。Happy Endじゃないけど、ちゃんと最後に希望も残されている。ぜひお勧めしたい作品だ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-17 23:07:47] [修正:2010-02-18 17:43:33] [このレビューのURL]

刻の大地と並んで、幼いころの思い出の作品。
漫画好きへのきっかけの一つです。

ほのぼのとした画は明らか大人向けじゃないけど、これが夜麻先生の魅力!
癒されますよー

ジャンルはRPGもの。ドラクエ3世代の先生はもろに影響を受けたらしいです。
主人公一行は最初から強いwまぁバトルがメインじゃないし、この設定あってのテーマ性なんで。
魔物=絶対悪と考えない主人公イリア。強さも性格もナウシカみたいだけど、子供っぽいところが多く、物事を大きく見てるわけではないので、ナウシカの子供版って感じかなぁw

刻の大地と違ってちゃんと完結してます!そしてラストはものすごく感動します!終わり方は刻の大地へ繋がるようになっていますのであしからず。3巻と読みやすいので、夜麻ワールド入門にはぴったりです!

勧善懲悪ものに飽きてしまった方、どこか懐かしさを感じたい方などにお薦めします!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-22 02:53:06] [修正:2010-02-18 17:21:35] [このレビューのURL]

この作品だけは、あえて神作品と言わせていただきます!

福本ワールドは、はまれば抜け出せません。

練りに練った戦い。極限の状況。騙しあい化かしあい。

追い詰められるまでは凡人なカイジに共感できます!ただ、カイジは人を信じすぎな気が…でもだからこその主人公!カイジが信じてあげなきゃ、だれが信じるんだっ!

Eカードと限定じゃんけん、本当に面白かったです!
カイジシリーズの中では最もテンポが良く、引き込まれて一気に読んでしまうでしょう。

多少画やくどくど繰り返される言葉、筆者の強い主張に抵抗を感じるかもしれませんが、それをすべて帳消しにするストーリー力なので、読んでない人は必ず読んでみてください!人生損します!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-11 02:42:12] [修正:2010-02-18 17:13:01] [このレビューのURL]

スポーツやってりゃ嫌でもぶち当たる「才能」の壁
この漫画ほどそれを掘り下げて描いたものはないと思う。

自分の中のヒーロー、そしてヒーローとされたものの責任
アクマ、ドラゴンの気持ちがわかることわかること…


映画から入ったけど、漫画読んで余計感動しました。映画も漫画も本当になんでこんないい終わり方できるんだろうってくらいきれいなラスト。

スラムダンクとは違った意味で名作のスポーツ漫画です、画が苦手で読まないなんて人生損してますよ!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-24 03:08:58] [修正:2010-02-18 17:06:34] [このレビューのURL]

基本的に王道路線を外れることなくストーリーは進むので、理解が難しくないし、展開も予測しやすいです。

若干味気ないような感じがしながらも、マテパの設定を受け継いだその広く緻密な世界観のおかげで、楽しく読ませてもらってます。さらに作画が変わり、画がめちゃめちゃきれいでバトルの迫力も増したので、マテパ読者としては嬉しいところ。

アダラパタなどのようなめちゃめちゃ性格の悪いキャラが存在せず、みんなでロボットに立ち向かってる感じで、気持ちいい!

とまぁ良いことづくめなように述べましたが、実際マテパシリーズを読んでる者としては、前作のマテパのような予想を裏切る展開がなく、無難どころに落ち着いてる感が否めません。普通すぎるというか…かといってつまらないわけでもない。

まだ序盤ということもあり、今後にかなり期待している作品です!Web掲載は会員登録とかなしで無料で見れるから良い!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-15 01:43:13] [修正:2010-02-15 01:51:11] [このレビューのURL]

凄くおもしろいです、海賊漫画ではココやワンピより好きかも。

テンポ良し、構成良しでキャラもいい。流石幸村先生、非の打ちどころがないですね!

多少残虐なシーンが目につくけど、歴史を扱ってるからしょうがない。
やっぱりテーマは「愛」なんですねwでもプラネテス以上に説得力のある提示の仕方なので、分かる気がします!
トールズ の言う「真の戦士」は、理想論な感じもしますが、それを実行する力と意思をもったトールズだからこそ説得力がある気がします。クヌートの悟った愛は分かりやすかったけど、トールズとクヌートの悟った愛は、同じなようで相容れないものな気がする。

トルフィンの復讐劇でありながら、アシェラッドの話かってくらいずっとアシェラッドのターンですw普通の漫画は作中で主人公が成長していくものですが、トルフィンには全くその兆しが見えませんw父親の思いとは真逆に成長してしまったトルフィン。早く母と姉のとこ戻ってやれよって。復讐を果たして何が残るのか?はたまた復讐果たせず成長もしないのか?彼の動向がやはり見どころかと。。

史実に則りながらも、トルケルなどぶっ飛んだキャラの存在で、漫画らしい戦闘シーンも見どころになってます!核となるキャラは少ないし、本当に珍しいくらい主人公を含め残虐キャラばかりですが、それぞれの信条にがむしゃらに突き進む姿は、どんな形であれ魅力的です。

神話も神話用語も多々でて、細かいところまで楽しめる漫画です。自信をもってお薦めします!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-08 04:19:55] [修正:2010-02-08 04:19:55] [このレビューのURL]

6点 MW

あまりにやりすぎな復讐劇で、同情なんて全くできない凶悪な主人公なのだが、このダークさが時に魅力を放つ。映画の玉木ははまり役でした。

葛藤するゲイ神父や二人の過去、毒ガス兵器MWといった設定は非常に好きだったのですが、いまいち「これだ!」って面白さがなかったです。

結城の猟奇殺人をこれでもかと見せられ、しかも結城は最後まで生き残る。作品通してずっと結城のターン。
結城を悪とは描いてないんですね、はい。
彼のあらゆる殺人が肯定化されるかのような問題作。凄いです。

今で言うと、1部(L戦)で完結したデスノート、って感じですw
大したひねりはなくとも、その設定自体が本当に凶悪な魅力をもった作品でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-08 02:18:51] [修正:2010-02-08 02:18:51] [このレビューのURL]

侮ってましたorz

「さみだれには劣る」とか「ブレイドじゃ派手に描けない」とか、偏見でしたね。

既刊3巻まで読破。ブレイド誌上でしばしば読んだりしてます。

正直2巻までは上のような感想をもつでしょう。唯一の良さは、画力不足により迫力のなかったバトルシーンが、筆者なりの努力(背景をドロドロしくするとか、ラインの太さを調整するとか)により結構改善されたってところでしょうか。。

しかし我慢して3巻まで読んでみてください。やはりこの作者は泣かせるのがうまいです。さみだれよりフラグが立ってわかりやすいですが、それでも泣かせる力が作者にはあります。
心情変化もうまいし、さみだれ以上に少年バトル漫画っぽいですが、そこらへんの少年バトル漫画よりは数段濃い内容だと思います。(あくまで少年バトル漫画での比較です)

そもそも絶対悪を定めないその設定自体、私にはツボだったのにどうしてすぐこの作品のよさに気付けなかったのだろうか…?
迅火の境遇や性格と、夕日の性格・境遇は似ていて、ともに社会を切り離そうとしています。それが成長して、社会に溶け込んでいくというのはどちらの作品でも同じですが、さみだれは姫もぶっ飛んでるのに対し、こちらはたまが溶け込みに一肌脱いでいるんですね。

筆者自身言ってますが、戦国時代の歴史とは関係なく、その時代のファンには薦められません。自称「妖怪ファンタジー少年バトル漫画」だそうですw

最近のブレイドでは、戦闘力を数値化するなど、王道路線を突っ走ってますが、かなりサクサク進むので、早期完結と予想されます。

さみだれ好きの方、ぜひ読んでみてください!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-21 20:54:27] [修正:2010-02-03 01:38:00] [このレビューのURL]