「即身仏」さんのページ

総レビュー数: 106レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月22日

原作者はどんな事があろうと、土下座してでもこの漫画を続けさせるべきだった。というか、この件で原作者の愚かさが実によく分かった終了劇。というのを決して言い過ぎだとは思いません。

コンビニにてこの漫画を表紙買いしたのですが、すっかりこの漫画の魅力に取り付かれて全巻購入した程、作者の伊藤悠さんはこの小説の魅力を十二分に引き出していた。だから、この漫画が突然連載終了した時は本当にショックでした。えぇ。
原作者はノータッチである程度まで伊藤悠さんに任せれば良かったのに。と言える位です。そしたらこの漫画はもっと凄い漫画になっていたと想像出来そうなものを・・・。

原作者は嫌いでも作品に罪は無い。本当に不遇な作品でした。その分の8点です。

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[投稿:2010-11-03 23:09:45] [修正:2010-11-03 23:10:23] [このレビューのURL]

悪魔を題材にした漫画ですので、グリモアの罰でトカゲやカマキリになってしまったりと結構えげつないオチがありますが、基本ギャグ漫画ですのでそういった暗い面は引きずらずに笑い飛ばせてしまいます。

とにかく、この漫画に出てくるキャラクターは人・悪魔・天使・神・作者・編集者分け隔て無くクズ揃いです(笑)特に主人公?である悪魔のアザゼル篤史に対する残虐行為が(人外故に)実に凄まじいのですが、外見がえらくファンシーな姿で召還されてるのとアザゼルさんが実にアホなので残虐性を殆ど感じず、まるでこの漫画の風物詩の如く当然の風景に感じます(笑)

ブラックなギャグ漫画である筈なのですが、そういった後ろ暗さは感じられないおもろい漫画として読めます。

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[投稿:2010-09-30 23:45:09] [修正:2010-10-30 13:46:17] [このレビューのURL]

最近のチャンピオンはどれも思い展開の話が多い中、ギャグ漫画陣はどれも軽く笑い飛ばせる作品ばかりで息抜きにはピッタリ。中でもこの漫画は話は2ページと短いながらもその殆どがオチが付いてるしどれもクスリと笑えるネタばかり。この安定感こそがこの作者の一番の強みだと思う。しかし、この漫画家さんを週刊少年チャンピオンに引っ張ってきた秋田書店には感謝しないと(笑)

ちなみに、お気に入りの内容なのは鯨井先輩が変な詐欺にだまされる「○○詐欺の手口、一部始終」とか。本当にあぁいうネタをよく思い付くものだと感心します(笑)

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[投稿:2010-10-11 09:21:25] [修正:2010-10-14 23:49:29] [このレビューのURL]

自分もこの漫画は最後まで楽しく読めました。

間違った知識(小便が消毒云々)もありますが、描かれた時代が古いのでこれは致し方無い。ソレよりも主人公に襲い掛かる自然災害や害獣(というかネズミ)等による危機的状況や人間達のいざこざとかを、心が折れそうになりながらも家族に再会するんだ。という希望を心の支えにして乗り越えてゆく姿は、いつの時代でも色褪せない読み応えがあります。

数多くのサバイバル漫画の中でも、この漫画は上位の出来だといえます。

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[投稿:2010-09-30 23:12:47] [修正:2010-09-30 23:12:47] [このレビューのURL]

この漫画の一番のキモは、しっかりとしたローマの生活風俗の描写と堅物の主人公ルシウス・モデストゥスの素直なまでのリアクションから見て取れる、快楽を追求するという根っこでは共通ながらも日本人と古代ローマ人の思考の違いによるギャップから来る笑いだと思います。

主人公ルシウスの(日本人から見たら)結構強烈な自尊心が、平たい顔族(日本人)の(遠い未来の文化だから当然だけど)当時のローマを超越した風呂の技術を目のあたりにして言いようの無いショックを受けたり、自身が閃いた発想で無い為に後ろめたさを感じてしまったりしたとか思えば、フルーツ牛乳や温泉卵を口にして素直に「美味い!」と感動する素直さに思わずニヤリとしてしまったりと、読んでるこっちも楽しいです(笑)

後、自身がタイムスリップしていると自覚していないという点でしょうか。よくよく考えたら、当時の人間がタイムスリップなんてSF的な考えを思いつくのは無理が有るかと。だからこそ、タイムスリップしたという自覚が無く未知の国家に来てしまっていると「勘違い」していると読者に思わせる事によってルシウスが古代ローマ人だというキャラクター付けが強固になって、読者が新鮮に感じるようになっている仕掛けだと、個人的には思います。

だからこそ、タイムスリップするきっかけがチープであろうと(酷)、面白いまんまなんだと感じます。

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[投稿:2010-09-25 01:16:10] [修正:2010-09-25 01:16:10] [このレビューのURL]

みそりのマキバオーよりも競馬に対する濃度が「濃い」競馬漫画。
キャラクターは相変わらずサラブレッドとは程遠い荒唐無稽な馬体ではあるものの、読んでみると前作同様そんなものは気になら為らなくなる位、競馬に対する真摯な姿勢が感じられるのは素晴しいものがある。地方競馬、しかも賞金ランクが一番の底辺に位置する高知競馬にて泥臭くも一歩一歩踏みしめるかのように強くなっていくヒノデマキバオーがたまらない。競馬とはこういうものだと体現した良作。

後、外伝でアマゾンスピリットのお話があったけど、これも良い漫画でした。

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[投稿:2010-09-23 03:05:44] [修正:2010-09-23 03:05:44] [このレビューのURL]

この漫画の秀逸なのはこの漫画に出てくるほとんどの人物が現代の日本人のように甘くなく容赦の無い所、そして読んでいて臭って来そうな世界描写。
最初は砂ぼうずこと水野潅太はあくどい・えげつないといってもまだ可愛げがあった。しかし、巻数が進み何度も生死を彷徨うかのような事態に遭う内にどんどん見事なまでにダークヒーロー化していく。普通だったら嫌悪感とかが出るものであるが、関東大砂漠はそんなに甘い環境では無い。生きる為ならばそうなるであろうという説得力がある。弟子だった小砂こと小泉太湖が主役になっているが、正直水野潅太のままの方がよかったなも、と思います。

後、巻末に載ってある銃や砂漠スーツの設定とかの力の入れ様はプラス。

現時点では作者が病気の為に連載がストップしていますが、いずれは再開して欲しい作品です。

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[投稿:2010-09-23 02:51:01] [修正:2010-09-23 02:51:01] [このレビューのURL]

素直に面白い作品。

主人公の凡田夏之介はプロ野球選手としては微妙な位置にいる中継ぎ投手なれど彼の活躍を見る漫画ではなくその周りのプロ野球のリアルであろう世界の悲喜交々(こもごも)を見せる漫画であるので、それも又あり。
ただそれを見せるだけでも無く、スポーツで喰ってる人間=選ばれたアスリート達と言う見せ方も忘れていないのも非常に大事で、この漫画に関してはそこも抜かりは無し。

ただ、主人公の凡田自体が小物というかどこかセコい印象があるのも事実でたまに「イラッ」と来る面も有り。そういう意味では(現時点では)決して王道にはなれないけれども面白い野球漫画ではあります。

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[投稿:2011-10-22 17:57:13] [修正:2011-10-22 17:57:13] [このレビューのURL]

絵こそは小学生中?高学年位の落書きレベルではあるものの、ギャグ漫画としての純度は非常に高く、連載中はこの漫画でよく笑わせてもらったものである。自分が一番好きなシリーズは「戦国ハイスクール・ノブナガ」で明智光秀がいつも割りを喰っているのが気の毒ながらも滑稽で一番大好きなシリーズでした。

ギャグ漫画で一番大切なのは画の巧さでは無くてネタの勢いだと認識させてくれた漫画であります。

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[投稿:2010-10-26 23:10:39] [修正:2011-10-07 19:20:41] [このレビューのURL]

「孤独のグルメ」と同じ原作者ではあります。
基本的な画力はあちらが上ですが、こちらの方は多少自堕落気味な主人公の花さんの食べっぷりが良く、実に美味そうに食べているのが好印象。多少リアクションオーバーな描写はあるものの、ありきたりな食べ物ながらも花さんが食すと胃袋が刺激されて困ってしまいます(笑)

中でもカレーの鍋にこびりついた部分までもを食べ尽くすのと卵かけご飯、あれにやられてしまいました(笑)

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[投稿:2011-02-14 00:42:23] [修正:2011-07-24 15:46:09] [このレビューのURL]