「blackbird」さんのページ

総レビュー数: 185レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年03月31日

一緒にいるのが当たり前になった夫婦や恋人が、最初のころのドキドキ感を思い出していく。

いつも通りの、いつもぎゅっとくる、谷川ワールド。
うまいなあ。

「こうやってこの話はつながるのか」というお話もあります。

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[投稿:2011-04-14 22:52:13] [修正:2011-05-07 23:08:41] [このレビューのURL]

人との衝突を避けて、キレイに生きてる、イマドキ草食男子たち。

しっかりしているようで、男の人に何を求めているのか今一つよくわからないシオさん。

だからこそ添い寝屋という面白い仕事が成り立ったんだろうな。
実際に女性も「こんな見ず知らずのイケメンが隣にいたら眠れない」と思うし、男性は「ありえねーだろ」と思うのでは。
現実的ではないけど、でも読めちゃう。

最後の二冊くらいは急に急いだ展開になってしまい、ラストはちょっと物足りなかったのでこの点数になりました。

ランちゃん、ちょっとかわいそうかな。

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[投稿:2011-03-31 09:47:51] [修正:2011-05-07 23:06:51] [このレビューのURL]

私の医療系知識のベースは、ブラックジャックから学んだものです。
すごく分かりやすかったですね。

話によっては、人間として恰好いいものから、「え、こんな終わり方!?」という非情なものまで、今改めて読むと驚くものも。
そもそもピノコの存在自体、そしてキリコの存在感がすごいですね。

一方でヒョウタンツギやおむかえでごんすなど、手塚キャラが随所に出てきて楽しませることも忘れなかったのも絶妙なバランス。

これが少年向けの週刊連載だったんですよね。
すごいなあと思います。

願わくは、これ以上下手な映像化はやめてほしい。
あれは白と黒の世界の中で読みたいですね。

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[投稿:2011-05-06 16:53:23] [修正:2011-05-06 16:53:23] [このレビューのURL]

超能力とか、超能力者VS普通の人間とか、放射能汚染された地上とか、竹宮恵子や萩尾望都や聖悠紀などで良く使われるような題材。
さらに画力が今一つ足りないため、それなりの作品になってしまっているのが惜しい。

スロウがようやく自分のやることに目覚め、その中で母が自分を殺そうとした真意に気づいたのは救い。でもエンディングは悲しいなあ。スロウには幸せになってほしかった。

Pシリーズとしてもいくつか作品があるようです。

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[投稿:2011-05-05 15:22:36] [修正:2011-05-05 15:22:36] [このレビューのURL]

ヒミコ(この物語では日女子と書かれます)が、かなり凶悪に書かれている珍しい作品。

「聞こえさま」という特殊な能力があるか無いか・・・これがこの物語の中心にあります。
日女子が、日女を貶めてまでもしがみついたその地位。
時折この能力の片鱗をのぞかせる壱与は、あくまでこの能力が「ない」ことを主張し、最後には島へ帰る事を望みます。そして最後にはクロヲトコであるシビとの人生を選ぶ結末が、結構喜ばしかったです。
人の死を扱う職業を、尊いものだと断言した壱与、辛い人生の中から真実をしっかり見つめる目を養ったんですね。

欲を言えば、シビ、もう少し恰好良く描いてほしかったなあ。そんな美男である必要はないんだけど。かなり男っぽくていい奴なんですが。
(余談ですがクチヒコが石田衣良とクリソツなのは有名な話)

面白かったのは日女子の歯と老化の話。
胎児の・・・というのはぞっとしますが・・・まあ、分からないでもない話です。

相変わらず夢に出てきた残酷な場面や、日女子の最期などはかなりの恐怖感を持って描かれます。こういうところは本当にうまいです。
また、この資料のない時代の事を、見てきたかのように描ききる作者の力量は、いつも感嘆するしかありません。

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[投稿:2011-05-02 20:10:50] [修正:2011-05-02 20:10:50] [このレビューのURL]

主人公二美は「のほほん、天然」と表現されるけど、結構それって周りには知らず知らず毒を吐いたり、無邪気に人を傷つけてしまうことがある。
苦手な人は苦手だし、気に入る人はとっても気に入って、猫かわいがりするのだ。
この漫画に出てくる人たちは、どちらかというと後者が多い。
私はどちらかというと前者なので、最後まで合わなかったというのが正直なところ。

この二美を中心として、女子達は傷つけたり、自己嫌悪に陥ったり。
男前に見えてやっぱり女子だなあという面が見えたり。
結構話としてはどろっとしているが、絵柄やキャラのおかげでさらっとした明るい印象に終わる。

でも、この作者は年頃の複雑な女の子たちの心情を描くのが上手いと思う。

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[投稿:2011-05-02 16:53:12] [修正:2011-05-02 16:53:12] [このレビューのURL]

外交を料理の面から描くというのが面白い視点でした。
最初はあまり馴染みのない国の料理でしたから、新しい知識を得られました。

ただ話の作りは毎回同じパターンになるので、飽きてしまい、途中で脱落。
どこかで揃っていたら、また読もうかなあという作品。

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[投稿:2011-05-01 20:11:26] [修正:2011-05-01 20:11:26] [このレビューのURL]

絵が上手い。
百舌さん綺麗。
翔さんがいつの間にだんだん恰好良ってる。
時代の雰囲気がよく表れていて、時折はっとするような見開きの絵に目を奪われた。

でも人物のかき分けがつかない。
正直、「あんた誰だったけ?」という人が散見されて、誰かが名前を呼んでくれないとすぐには分からないことが・・・
また、歴史上の人物はあまりに顔を変えすぎると違和感ありでした。
特に高杉さん、格好良すぎでしょう・・・いいキャラなんですが。

話はやはり史実とリンクし始めてから、面白みとしては微妙に。そこにあれだけの架空の人物を詰め込んだら、ラストはあんな感じにならざるを得ないかなあ。途中で読めちゃった感じがあります。

それにしても瑠儀を何とか処理するためには、勝海舟をあそこまで悪者にしないといけなかったのか。結局勝はしてやったりってことでしょうか。

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[投稿:2011-05-01 19:38:19] [修正:2011-05-01 19:38:19] [このレビューのURL]

この作者は、話の緩急とか、盛り上がり、好きな人に思わぬ言葉を投げかけられてショックを受けたり、ギャグと胸キュンのバランス・・・そういうものがうまいんだなあ。

自分の「好き」ばかり押し付けていられない、抑えないといけないという気持ちと、抑えられない熱い気持ち。
それが絵からもびしびし伝わってきて、胸が熱くなります。

何たって男の子が恰好いいですからねえ。
「ちはやふる」でいうところの「太一 足す 新 割る2」ですか。
しかも決めるとこは決めて、優しいし。
女の子がいいなあと思うポイントを、見事に押さえております。

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[投稿:2011-04-28 23:49:52] [修正:2011-04-28 23:49:52] [このレビューのURL]

この作者は時々障害のある人を題材にしますね。
今回は車いす生活になってしまった女の子を中心とした話。全体的にほわほわした、笑顔の多い作品なので、暗く沈み込む事はない。

逆に「現実はこんなに周りは理解はないんじゃない」と思ってしまうくらい。どこでも最初は戸惑うけどバリアフリーやユニバーサルデザインに理解を示してくれる。介助犬の話もかなり丁寧な取材に基づいており、昔とはずいぶん時代も変わったということか。

主人公の葵は、車いすになっても常に変わらず自分を見てくれ手を貸してくれる竜太に守られている。ちょっとうじうじと、自分の言いたいことを我慢してしまうのが歯がゆくもある。

この環境で変わらず見守る彼氏がいることは羨ましいことではあるけど、やはり片方だけが負担や「好きな事を我慢させている」という罪悪感をもってしまう。その描き方はこの作者はお手の物。
一つ一つ誤解や本当の心をお互い出していって、距離を縮めるのは、別作「片道切符」同様、ゆっくりでイライラするけど、着実に階段を上っていてほほえましい。

しかし画力が今一つ安定しないですね。顔も角度によって全然違うし、急に顔つきが変わる事も。でもこのほわっとした作風が女の子に人気なのかも。

本編の他、脇役の北川さん&リサ、お姉さんのサイドストーリーも収録されています。

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[投稿:2011-04-28 23:20:49] [修正:2011-04-28 23:20:49] [このレビューのURL]