「blackbird」さんのページ

総レビュー数: 185レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年03月31日

短編集といってもかなり読みごたえのある作品が揃っている。

どれも「罪」がテーマに流れているが、本当に罪なのか、責められるようなことなのか?と、読み手もつい感情移入してしまいそう。

話の構成がとても上手い作家さんですね。

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[投稿:2011-06-08 11:38:28] [修正:2011-06-08 11:38:28] [このレビューのURL]

江戸が400年続いているという設定が、効果が今一つ不明。
女の子が男の子みたいで、男の子が女の子みたいで・・・
だんだん倒錯してくるのだろうか。

まだ最初の方しか読んでいないのでわからないが、
ざっくりした江戸時代付近のお勉強を、ほのぼのしているという風情。

男性が読むにはちょっときついかも。
点数は今後の進み具合で変わってきそうです。

現在5巻、ストーリーが少しうねりだしてきました。しかし人物のかき分けがつかないので、ちょっと苦しくなってきましたね。名前も似てるし、顔ははっきりいって同じ。どうするのかなあ。

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[投稿:2011-05-06 16:41:17] [修正:2011-06-08 11:34:39] [このレビューのURL]

大学生から社会人になりたての頃の、恋愛模様がリアルに描かれる作品。
すれ違ったり、社会人として変わっていく頃の恋愛への考え方、
気持ちが離れて行ったり。
多分自分と重ねてしまう女の子が多いと思います。

テーマにメイクがあるように、お化粧の事やファッション、小物に至るまで、可愛さが細かく描かれているので、女の子がとても喜びそう。

個人的には、主人公の恋愛よりも、恋愛経験の少ない友達のサイドストーリーが楽しめました。

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[投稿:2011-06-08 11:12:43] [修正:2011-06-08 11:12:43] [このレビューのURL]

谷川ワールド全開!
バツイチ、仕事に燃える女、新婚、と、それぞれ立場の違う女性の、それぞれの悩みと、楽しさを描く。
きっと女性なら誰でも感じたことのあるような、寂しさとか、女友達の鬱陶しさとか、焦りとか、そんなものをさらっと、でも、心に響く描き方をする。

「おひとりさま物語」を楽しめた人なら読むべし。

短編も一つ入っています。
これを読むと、誰かと会う時間や、日々を大事にしようと思えるかも。

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[投稿:2011-06-07 09:07:45] [修正:2011-06-07 09:07:45] [このレビューのURL]

3点 天顕祭

書店のお勧めでつい買ってしまいました。

はっきり評価が分かれていますね。
好みの問題かもしれませんが、決して嫌いではないタイプの話だったので、なんで楽しめなかったのかよく分からないです。

導入辺りは面白かったんですが、途中からストーリーがぼやけてきた感じがします。

絵のタッチは嫌いではなかったんですけどね。

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[投稿:2011-06-06 11:30:01] [修正:2011-06-06 11:30:56] [このレビューのURL]

伝説のダンサー、ニジンスキー。
彼の天才たる所以、常人とはかけ離れた魂、精神は、まさに踊りの神が降臨したと思わせる。
そして、彼の悲劇は、降臨したところで、世俗に染まっていかざるを得なかったこと。

同性愛やバレエ団の経営的なことなど、あまりに踊りに専念できない環境によって、どんどん黄金の光が奪われ、狂気に捕われてしまうまでが、哀しくも良く描かれている。

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[投稿:2011-06-02 13:37:13] [修正:2011-06-02 13:37:13] [このレビューのURL]

皆さん書かれた通りです。

最初は笑えましたが、音楽好きな自分としても、笑えたのは2冊程度。
下ネタとしても面白くない。

だんだんワンパターンが苦しくなってギブアップです。


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[投稿:2011-06-02 13:22:04] [修正:2011-06-02 13:22:04] [このレビューのURL]

「自分なんていなくてもいいのでは」と悩むことは思春期の頃は誰にでもある。
それが、親に愛されずに育ったとなれば一層その思いは強くなる。

「愛されずに育った」と思う子は一杯いるわけで、なんでも、たとえば
友達に何か悪く言われても、すべて母親のせいと思ってしまう、という
晶子のマイナス思考はあまり共感できない。
自分の糧を稼げずにきちんと生きていないという事も、
夢がないというコンプレックスも、全部ひっくるめてそのせいにしがち。

実際、夢を実現している人は少ないんだし、何となく周りのせいに
して、ちょっとしたことで優越感に浸る人が多いんだから、そんなに
落ち込まなくてもと思うけど、結構ドツボにはまってます、晶子ちゃん。
目がうつろ・・・。

でも「愛される」ということが、自分の自信を作ったり、人を愛して
いけるという源になる事は確か。
母親の愛し方に問題はあったけど、一言でもいいから何か自分を認めて
くれるものがあるだけで、前に一歩進んでいけるようになる。

一方、母親の愛情を妹の分も浴びて過干渉に育った兄。
彼もまた母親の被害者。
やっぱり愛するって難しいですね。
愛しすぎてもいけないし、どこかで信じて手を離さないといけない。

同級生の漫画家・真希は、成功したものの常に不安を抱えている一人。
病的ぎりぎりの人って、人の愛情にはかなり敏感だから、晶子の行動に
相当神経質になっています。人を試すようなことを言ったりして
いらつきますが、すごく愛情を求めているんですね。

最後に二人が大ゲンカしたとこで、お互いがお互いの事、自分の事を
分かった時、何かふっきれた様子。
最後に晶子の顔がすっきりして、良かったです。

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[投稿:2011-05-29 02:16:53] [修正:2011-05-29 02:17:19] [このレビューのURL]

面白かったですね。
十種競技という、日本ではマイナーな競技にこれだけの光をあてた、名作?迷作? いや、愛される作品です。

無茶苦茶な構図も叫び声も、おちゃめなお父さんも、楽しめる範囲です。
オブライエンの対照的なクールさも引き立てます。

ようやくこれで十種のルールも面白さもわかりました。
ラストはよく覚えていない程ですが、それでも十分楽しめると思います。

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[投稿:2011-05-29 01:54:50] [修正:2011-05-29 01:54:50] [このレビューのURL]

7点 月と湖

信じていた祖父に裏切られてしまったような気持。
祖母への愛を脅かしたような愛人(?)への不信感。
そして、3人の愛情や交錯した思いに、自分が現在直面している彼との
ぎくしゃくした関係を重ねて、色々と思案する一葉。

複雑な事情の中で秘めてきた大人の想いは、まだ純粋な一葉には
理解しがたいけど、だんだんとそんな秘めた感情があるということ、
正直にばかり生きてはいられないことを知っていく。

不器用に、真正直に思い悩み、今度は自分の恋愛に決着をつけようとする
一葉。応援したくなりますね。

作者の誠実さを感じます。

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[投稿:2011-05-28 14:30:31] [修正:2011-05-28 14:30:31] [このレビューのURL]