「ジブリ好き!」さんのページ

歴史において、善悪って単純に勝敗で決まっちゃう。
だから歴史が動いたとき、それまで善だった新撰組も、悪って括りの中へ入ってしまうのかもしれない。
でも、関係ない。善悪なんて、関係ない。
人殺しだの、壬生浪だの、なんと罵られようが、彼らは京の町のために戦う。ただ、彼らはそれだけのために戦うのだ。

幕末の時代を駆け抜けた史上最強にして最後の剣客集団、新選組。
ガンガンにて連載されていた「新撰組異聞PEACE MAKER」の続編、池田屋事変以降の、終わりへ向かう物語。


前作前半のほんわかムードが一転して崩れ、前作後半からの流れをそのままに激動の展開、さながら鬱展開が続きます。
史実では存在しない、オリジナルキャラクター:スズが壊れてしまい、かつての友情関係が崩れてしまった悩める主人公。新撰組にも危機が迫り、主人公にも決断が迫られ…
登場する全てのキャラクターが人間らしく、かっこよく、彼らの生き様には学ぶことやエネルギーを感じます。

(2010年11月、5年間の充電を経て再開)

物語も一気に加速、さすがに新撰組は強い。
鈴を狂わせたまま終わらせず、決着の時が近付く…今後が非常に楽しみ。

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[投稿:2009-12-11 01:39:21] [修正:2011-02-08 15:16:09]