「ジブリ好き!」さんのページ

ビーダマンってすげぇ!と思ってビーダマン買ってみたけれど、この漫画みたいな凄いことはできなかった。

それでも、無茶苦茶と言うより夢を見させてくれる作品だったと思う。なぜならコロコロの漫画だから。その裏に商業主義への誘いがあったとしても、子供に夢を見させる雑誌として、そこに掲載される漫画も子供のために描かれる。だからどんなにハチャメチャなプレイも許される。このプレイが許せなくなった時、それは、コロコロを卒業して少年への階段を上ったときなのだ。

だから少年漫画にはただハチャメチャな漫画はいらないと思う。某テニス漫画をはじめとして、そうした作品はコロコロにこそあって良くても、少年誌には似つかわしくないと思う。

本棚の奥にあるこの漫画を見るたびそんなことを思ってしまうのは、今となってはこの漫画をまともに読んだりできないからだろう。タマゴとガンマのコンビも、伊集院との激闘も、もう思い出として消化するしかないと思うと、年老いたなぁなんて思ってみたり、なんとも悲しい限りだ。
ただ、子供ながらにダークマター編以降はいらないなぁと思った。漫画として熱く、面白く読めたのは、ビーダー選手権までだった。

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[投稿:2010-03-16 03:24:13] [修正:2010-03-16 03:24:13]