「ジブリ好き!」さんのページ

色使い、構成、視点、どれもアバンギャルド過ぎて読み手の感性が問われるのかと思いましたが、本筋は思いの外ストレートな印象。
余計なものは極力排除し、ストーリーに必要なものだけを描く。けれど、比喩は多用する。

典型的なボーイ・ミーツ・ガール、若者の憧れる狂った恋愛、バンドにリストカット…材料を並べればありがちな内容になりそうだけど、表現の勝利でしょう。内容を絞ったのも良かったと思います。

…ですが楽しめたかと聞かれると別問題。
それでもこの後「CLOVER」などこの表現法を後世に残したことは非常に評価したい。

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[投稿:2010-08-18 17:38:18] [修正:2010-08-18 17:38:18]