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自転車という自分の趣味を漫画にしました的日常漫画。

鬼頭先生といえばSF、というイメージがあるが、本作には超科学的な存在は皆無。すべてが現実世界の描写。
作者は、自らの趣味である自転車をじっくり、丹念に描きたかったのだろう。薀蓄が前面には出ず、小出しになっているあたり、自転車にあまり明るくない人にとっても新鮮な気持ちで楽しめるように工夫されている。(ちなみに私はトレックのクロス乗りなので、ほどよく楽しめた。)

が、「シャカリキ」のような熱さMAXのスポーツマンガではなく、「大人の趣味としての自転車」というスポットの当て方。このアクのない作風は、拍子抜けの感もあるが、淡々と読めてしまうのは、同一作者の過去作品を知っているからだろう。

港区・世田谷区・中野区あたりに居住し、ロハスを実践するオサレでちょっぴりロリコンの大人には楽しめる漫画だろう。

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[投稿:2013-03-03 18:34:37] [修正:2013-03-03 18:34:37]