「boo」さんのページ
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「闇夜に遊ぶな子供たち」の続きも読みたいけど、出ても同人になりそういうのは実に残念な話。
ホラーMがなくなったのはやっぱり痛い。
10点、9点…個人的なバイブル、名作。
8点、7点…お気に入りの作品。
6点、5点…十分楽しめた作品。
4点以下…うーんって感じの作品。わりと適当。

7点 乱と灰色の世界
漆間家は灰町に隠れて暮らす魔法使い一家。乱はお気に入りの靴を履くことで大人の美女に変身できるし、兄と父は動物に変身できる。母の静は単身赴任中。まだまだ子どもでトラブルを起こしがちな乱を中心に漆間家のとんでもない日常を描く。
大人乱とどこぞの御曹司凰太郎の恋愛?や兄の陣の発情期など見ていて楽しくなる日常も描きつつ、あちらの世界の暗い部分が平行して語られます。見た目は美女でも中身は天真爛漫な子どもの乱は可愛らしいですね。凰太郎がドキッとくるのも分かります。珊瑚ちゃんは正統派美少女的な可愛さですが。
やはり乱と灰色の世界の一番の魅力は繊細で個性的な絵。
古き良き時代の少年漫画に少し前の魔法少女もののテイストを足して今っぽくリファインした感じというと伝わらないかな?多少懐かしさを感じつつも洗練された他にないような絵柄ですね。表紙のような色彩感覚もセンスあるなーと感じます。fellows!でいうと星屑ニーナと並んできらきらした魅力的な世界を描ける方です。同誌の入江系の絵の多さを考えるとかなり影響力のある看板と言っても良いかも。
今の所話がまだあまり進んでないというのもあって世界観ありきの雰囲気漫画の域を出ていません。日常以外にあちらの世界など重めの要素が垣間見えるのでまだ方向性が定まってないぐらぐら感を読んでいて感じています。
欠点といえば、今まで長編作品がなかったからなのか話のスムーズさや各話の全体的な統一感がないような…。時系列の前後や構成のせいか話のぶつ切り感が全体的にものすごいです。慣れなのかな?後、凰太郎の外道っぷりがだんだん洒落にならないレベルになってきててもはや不快。
絵と世界観があまりに魅力的なので色々ともったいないように感じて欠点を書き連ねてしまいましたがおもしろいです。
学校に居場所がないゆえに背伸びして大人に変身してしまう乱とか、大人の乱を好きな凰太郎とありのままの乱が好きな日比とか掘ればさらにおもしろくなる要素はたくさんあって伸びしろは大きくありますし。雰囲気だけでなく深みも感じられる作品に化けたら加点するつもり。
余談ですが、何気に至る所にドロヘドロの影響を強く感じます。脱力系の美容魔法、虫や扉などのあの世界の雰囲気、たま緒の能力とか。うまく消化してプラスにしてますね。
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[投稿:2011-08-22 02:51:43] [修正:2011-08-22 03:06:25]
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