「かずー」さんのページ

総レビュー数: 66レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月28日

9点 SUGAR

 
これは面白い。興奮する。

序盤はちょっとグダグダ感はあるものの、中盤から終盤にかけては圧巻。
一気に引き込まれ興奮の坩堝の中、終演を迎える。

新井氏の作品は、「宮本から君へ」 が全く合わなかった(面白くなかった)
ため、ずっと敬遠してきたが、本作品を読んでイメージが一転。
氏の他作品も読んでみようという気になった。

ただ何気ないシーンで、本編に関係のないセリフが入りすぎ。
おそらく生活感というか現実感を出すための演出なのだろうが、スムーズ
に読むことへの阻害要因になるだけで、必要のない演出だと感じる。

この作品には続きがあると察するので、早速探して読んでみようと思う。

いやー、面白かった。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-03 18:12:48] [修正:2010-02-03 18:12:48] [このレビューのURL]


とにかく面白い。笑える。
個人的には 「1・2の三四郎」 より この「2」 の方が好き。

単なるギャグマンガではなく、「プロレス」 そのものの 「立ち位置」 が
よく分かる作品だと思う。

これは作者がプロレスをこよなく愛しているからか。

しかし小林まこと氏は、悪役というかライバルを上手く躍動させるね。
ついつい主役に感情移入して、「倒せー!」 とか思ってしまう。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-03 13:01:58] [修正:2010-02-03 13:01:58] [このレビューのURL]


もう何度も読み返しているんですが、いつでも夢中になれる作品。
しっかりとした伏線と、夢中になれる展開により伏線を回収。
見事だと思います。

最後結局、窓の外はなんだったのか?、宇宙人とのコンタクト手段
だったのか?など、明確な結論が出ていないため考えさせられる点が
少しイラつくが、逆にそこが魅力的なのかも。

良く練り込まれた秀作。お奨めです。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-03 11:27:04] [修正:2010-02-03 11:27:04] [このレビューのURL]

 
熱くそして真剣に考えさせられる秀逸マンガ。
ジャンルとしては政治&ヤクザ。その世界を奥深くエグっている。

絶対に読んで後悔はしないと思うが、ヒューマンドラマが嫌いな人や
暴力的描写が苦手な方、重く熱いテーマが嫌いな方には合わないです。

作者の池上遼一は私は大好きだが、本サイトではあまり人気がないのか
レビューが非常に少ないのが残念。

秀作揃いの作家なのでこの作品はもちろん、他の池上作品も是非とも
読んでもらいたいと思っております。

お奨めです。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-05-18 12:49:30] [修正:2010-05-18 12:49:30] [このレビューのURL]


いや素直に面白いでしょう。

伏線広げすぎて回収できてないとか、ドラマ仕立てであっちこっちに
話が飛んで分かりにくいだとか、つかみは上手いのに尻すぼみだとか。

確かにその通りだとは思いますが・・・。(苦笑)

個人的にはそれが 「浦沢ワールド」 だと思って楽しんでいます。
特にこの20世紀少年は、何度何度も読んでその良さが分かるスルメ作品。
1・2度読んだだけでは、頭がこんがらがったまま消化不良になるのでは?

ただ映画化はどうかと思う。
あの難しいストーリーを映画で見ただけでは真価は分からないと思うが・・・。
キャスティングも非常によいし、映画も 「スルメ」 のジャンルかな?

まあ私が浦沢ワールドが好きなだけかも知れない。
何度も読んで 「ハッ」 となる作品が好きなだけかも知れない。

とにもかくにも私には面白いマンガです。

そう言う意味では、同氏のミステリーものが合わない人は本作も絶対に合わないと思います。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-06 16:32:18] [修正:2010-05-06 16:32:18] [このレビューのURL]

 
SFヒューマンドラマ。
ストーリーが良く練られた作品で非常に面白い秀作だと思う。

主人公の愛は一体 「救世主」 なのか 「悪魔」 なのか?
最後までこの結論がわからず、そもそも 「救世主」 の定義すら分からなくなる。

未来から侵略にやってくるという設定、現代人と未来人と未来新人類との対立、
未来人と現代人の倫理観の違い、などなど、1980年代前半の作品とは
思えない斬新なストーリーとキャラの創世、躍動のさせ方は見事。

画は上手いものの、現状の小山ゆう氏の画よりも若干チープに感じる。
ただ嫌悪感は全く感じない。むしろ新鮮。

SF好きはもちろん、そうでない方にもお奨めできる作品です。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-04 09:44:13] [修正:2010-03-04 09:44:13] [このレビューのURL]

 
間違いなく面白いマンガ。
画はクセがあるし下手だと思うが嫌悪感は感じない。

学歴も資格も無い弱者の主人公・神崎が法律の裏をかく事件屋・ハタ探偵
事務所に入所し立身出世を夢見て働く物語。

非常にドロドロしたストーリーで、特に前半は、悲惨な主人公に感情移入
したら最後、ムカついてイラつくこと間違いない。

しかし読み進めるうちに、そのイラつきやムカつきは徐々に解消されていき、
ワクワク感の方が上回っていく。これは主人公・神崎が作中で成長していき
神崎を虐めていた人間達が徐々に神崎を認めていくからだと思う。

前半は短期の1テーマ完結だが、後半はかなり大きなテーマで非常にスリル
ある面白い展開となっている。

基本的に 「ナニワ金融道」 や 「闇金ウシジマ君」 等と同じようにお金を扱った
裏社会のお話しだが、最後は思いも寄らない展開へと進んでいき、ナニワや
ウシジマとは、一線を画すジャンルとなっている。

まず読んで損のないマンガだと思います。
お奨めです。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-02 10:29:22] [修正:2010-03-02 10:38:36] [このレビューのURL]

 
面白くて一気に駆け抜ける。
そして続きが読みたくなる。そんなマンガ。 

特異なキャラや、度肝を抜く展開で一気に読者を引きつける手法は
新井氏の得意とするところだと思うが、本作品も例外ではなく序盤で
過激にヒートし、一瞬にして 「キーチ!ワールド」 に引き込まれる。

全般通して 「こんな子供たちなんて存在する訳ねえ!」 と突っ込みたく
なるものの、作品のテーマが非常に大きいこと(社会への批判・挑戦)や、
主役(キーチ)を最初に 「スーパーマン」 として認識されられていること
から、嫌悪感はほとんど感じない。

新井作品の中では 「シュガー」 と並ぶ面白さだと思う。

続編の 「キーチVS」 にも期待!
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-17 16:46:52] [修正:2010-02-17 16:47:32] [このレビューのURL]

 
とにかく面白い。
クセのある画はすぐに慣れると思います。

金融という世界、特に裏側を良く掘り下げていますので、自分の現実世界に
役立つ情報も満載。決して社会は甘くないんだよ、と認識させてくれます。

確かにそんなことあるか、解決策が甘いよ、と突っ込める部分はあるのですが、
キチンと法律の裏付け(抜け道?)を提示しているので、現実的にあり得る
という感覚を得ることが出来ます。

思いっきりクセのある画 (というより 「下手」 な画です) を敬遠せずに、
一度は読んでみられることをお奨めします。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-15 10:07:31] [修正:2010-02-15 10:07:31] [このレビューのURL]

 
本格的ボクシング漫画であり恋愛物語。

専門的な技術論、スピード感、ドラマ性、どれをとっても一級品の出来で、
人気のあるボクシング漫画と比べても引けをとらないばかりか、こちらの
方が素晴らしいとも言えると感じる。

基本的にはヒューマンドラマ要素が強く、本格的ボクシング展開と同時に
微笑ましくもあり、じれったくもあり、時に切なくもある、引き込まれる
ラブストーリーも展開されている。

ヒューマンドラマが好きな方にはお奨め。

本格的なボクシング漫画を所望される方にもお奨めできる秀作だと思います。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-10 20:03:15] [修正:2010-02-10 20:03:15] [このレビューのURL]