「即身仏」さんのページ

総レビュー数: 106レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月22日

その気になれば出世出来るであろうに、釣りを道楽に人生を楽しんでる欲の無い浜崎伝助と、(鈴木社長は置いといて)
典型的な俗物ながらもどこか憎めない佐々木和男の馬鹿みたいなやり取りがこの漫画の一番の魅力だと思う。

一応釣り漫画ではありますが、トラブルメーカー佐々木と縁の下の力持ち的な立ち位置にある浜ちゃんの光と影のような一心同体の展開が楽しい漫画だと認識しています。

長く続くのが納得の、安定した良作であります。

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[投稿:2010-10-21 22:51:42] [修正:2010-10-21 22:51:42] [このレビューのURL]

この主人公の一応のモデルは、RUFFIAN TURFMAN CLUB(ラフィアンターフマンクラブ)という一口馬主の会社を1代で大きくした岡田繁幸がモデルとされています。
基本的に話の調子は「風のシルフィード」等の流れ(臭い人情話や典型的な悪徳オーナーなど)に酷似しているんですが、肝心の骨組みはそれらよりもしっかりしているのは間違い無いので、それなりに読めます。そういう意味ではまだ良心的ではあります。が、素人よりちょっとだけ競馬を知っているつもりの一般人の自分としては、ちょっとした知識を大げさに描くかのような見せ方なのはどうかとも思う。それでも競馬ファンでもそれなりに楽しめる作品かと。

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[投稿:2010-10-12 22:10:22] [修正:2010-10-20 23:13:15] [このレビューのURL]

7点 HELLSING

ヒラコーがエロ漫画家だった頃から続いていた(コヨーテ)流れの集大成ともいえる作品。アーカード達ヘルシング機関と少佐率いるミレニアム(ついでにバチカン)の血みどろの戦いは、流れこそ単純かつ大雑把だけど濃度がドロドロな位濃い。少佐の出撃前の「私は戦争が好きだ(略)」とかセラスと傭兵ベルナドットとの絆・ヘタレのペンウッド卿が見せた意地とかがキチガイじみた流れながらも燃える展開を加味していました。
この漫画の本質は人間賛美であり、アーカードみたいな化物じみた強さを持つ存在でさえも人こそ素晴しい存在だと認め、最後にヘルシング機関の長であるインテグラルが少佐を打ち倒した時も人を捨てた存在である少佐を否定・化物を打ち倒すのは常に人だ。という台詞が良かった。

本編とは関係ないけど、巻末の馬鹿兄弟(ヴァレンタイン兄弟)の漫画やや表紙を外して見れるカバー裏のおまけ漫画が地味に好きでした(笑)

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[投稿:2010-10-16 00:32:47] [修正:2010-10-16 00:32:47] [このレビューのURL]

最近のチャンピオンはどれも思い展開の話が多い中、ギャグ漫画陣はどれも軽く笑い飛ばせる作品ばかりで息抜きにはピッタリ。中でもこの漫画は話は2ページと短いながらもその殆どがオチが付いてるしどれもクスリと笑えるネタばかり。この安定感こそがこの作者の一番の強みだと思う。しかし、この漫画家さんを週刊少年チャンピオンに引っ張ってきた秋田書店には感謝しないと(笑)

ちなみに、お気に入りの内容なのは鯨井先輩が変な詐欺にだまされる「○○詐欺の手口、一部始終」とか。本当にあぁいうネタをよく思い付くものだと感心します(笑)

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[投稿:2010-10-11 09:21:25] [修正:2010-10-14 23:49:29] [このレビューのURL]

4点 血と骨

原作である小説でもそうでしたが、決して明るい漫画では無くむしろ重過ぎる展開が目白押し。ただ、在日朝鮮人の生き様を金俊平という絶対に共感出来ない存在を中心にして戦前・戦後の在日朝鮮人の歴史を示した漫画でありますでので、この漫画にカタルシスとかそういうものを求めてはいけません。

もう一度書きますが、この漫画は楽しむためにあるものでは無く戦前・戦後の在日朝鮮人の生き様を描いたものなんだと思います。

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[投稿:2010-10-12 21:34:43] [修正:2010-10-13 08:15:44] [このレビューのURL]

秋葉原の小さなパーツ店(こんぱそ)が舞台の漫画ですが、2P漫画ながらもストーリーがありキャラクターに個性があり、パーツとかの知識が無い自分でも楽しく読めた記憶があります。ただ、こんぱそが少し大きくなった時点での登場人物の少なさというか、そんなに大きい訳でもない店舗でもあれでは店がまわらないだろうというリアリティの欠如はいかがなものかと思った。まぁ、それが致命的という訳では無くそれなりに楽しく読んだ漫画であります。

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[投稿:2010-10-12 21:14:42] [修正:2010-10-12 21:14:42] [このレビューのURL]

非常に濃い画風ながらも、料理漫画の中では監修の人が厳しかった影響か、結構美味そうな感じは有った。ただ、この漫画最大の特徴はとにかく奇想天外というか斜め45度な料理とか登場人物であり、女性キャラのデカ乳と同じく他の料理漫画を凌駕するインパクトがこの漫画にはあった。料理もそうだが、登場人物が濃いというよりちょっと異常なんじゃないの?と思ってしまうのが見受けられた。ただ、主人公が勝つ為には手を抜かず全力で相手を叩き潰す様な、好感度なんて糞喰らえ的なキャラクターなのでそんなに影響は無い。と言うより、その時点で篩いにかけられて居る筈なのでこの漫画を読んでいる人はそういうのは気にならないであろう(笑)

とにかく、人を選ぶ漫画であるのは確かだが実力自体は間違いの無い漫画なのは確かである。

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[投稿:2010-10-12 20:41:10] [修正:2010-10-12 20:41:10] [このレビューのURL]

一回読んだ事がありますが、まさに抱腹絶倒の漫画でした(笑)

大体がお酒に呑まれて前後不覚になってとんでもない事とかしてしまうという内容だったのですが、これが実に愉快だった記憶があります。個人的に何より衝撃的だったのは、チャーリーとチョコレート工場上映されるずっと前の話なのにウンバ・ルンバの踊りを酔っ払いながら踊っていた事でしょか(笑)

本当の所、酩酊状態ほど情けなくて嫌悪感が大きいのものなのに、この漫画だと実に愉快そうに見えてしまうから困ります(笑)ここら辺は作者の人間観察の妙とも言えるでしょう。

ただ、殆どがそういった感じなのでダレてしまう部分は有りますが、実に楽しい漫画でした。

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[投稿:2010-10-11 16:24:16] [修正:2010-10-11 16:24:16] [このレビューのURL]

狙って同着。これだけでも競馬というものを舐めているとしか思えない演出。

普通、競馬とは命を削りあうかのような残酷ながらも人馬共に命がけだからこそ競馬は惹かれるものだと思ってます。しかし、こういう事をされると作者の競馬に対しする愛・リスペクトの無さや底の浅さが露呈されてるかのようで嫌。レースの場面や表層だけの競馬知識等が、敬意や好きで描いてるのでは無く飯の種にする為に描いてるという白々しさが見え隠れしていて読んでいて不快でした。更に言うなら、「みどりのマキバオー」のミドリマキバオーはあんなへんてこりんな馬体・外見のリアリティの無さがあっても関係無い位面白かったけれども、この漫画(前作の風のシルフィード含む)にはソレが無い。無い故にこの作品に出てくる馬達のリアリティの無さに拍車が掛かる。そういったどうしようもない悪循環が頭の中に起きて最後まで読むことが出来ませんでした。

で、最終回辺りだけは見ましたが、何だか競馬というものを馬鹿にしてるんじゃないのかと錯覚する位駆け足。前作共にブラッドスポーツを甘く見ていると。

どんなジャンルの漫画でもそうですが、いい加減な知識で描いた漫画ややリスペクト無き漫画は出来る限り消えて欲しいものです。

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[投稿:2010-10-07 20:02:31] [修正:2010-10-07 20:02:31] [このレビューのURL]

オリジナリティという点では、ピース電気のロボ系の顔が「ああっ女神さまっ」の番兵くんに酷似していたり、ピース電気の発明品が「ドラえもん」のノリに感じたりとデジャブ感の強い漫画ではあるものの、この漫画の最大の長所はピース一家が実に家族らしい点にあると思います。

人体構造を無視したお話とか血の色がジャムみたいでうそ臭いとか欠点は散見されるのですが、ソレを補って余りある面白さのある漫画だったと。

ただ、最終回では一応上手くまとめて終わらせた感じがしたものの、モモコをそそのかして月に行かせた公安委員のハッチャンがうやむやのうちに居なくなりその後を見せなかった事など、カタルシスを欠いた終わり方なのはマイナスです。そういうのは少年漫画なんだから、そういったのは手を抜かずにちゃんと描くべきなんじゃないでしょうか?これは今でも残念に思います。

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[投稿:2010-10-01 00:04:33] [修正:2010-10-01 00:08:53] [このレビューのURL]