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8点 ぼくらの
(2010年10月更新)
自分は漫画もアニメも小説も全部おいしくいただきました。面白さは漫画=小説>アニメって感じです。結構読み返した数少ない漫画。
カタルシスってだけの終わり方ではなく、死の中にも救いを見ることができる。死を意識することで、否が応にも各自の特別な事情のある日常と決着をつけるために現実と向き合って成長していかねばならない子供たち。
確かにチズやカナのエピソードでは、泣かせようって意図も見えなくもないけど、重要なのはチズのラストエピソードとカナを通したウシロの成長。
「自分の命をかけてまでこの世界を守る価値はあるのか?」
「命懸けで得た力を、何のために使うのか?」
好き嫌いはあれど、こうしたテーマをこうも独特(鬼畜)な設定で、巧みで自然な伏線と抜群の構成力で描き上げる漫画家は、彼くらいなものです。
何故パイロットが子供なのか?
そこにはパイロットの残りの生命力に比例して強くなるという設定や鬼頭さんのロリータな趣味(笑)もあるだろうが、一番の理由は、打算で動いてしまう大人たちより、純粋に「大切なものを守りたい」と覚悟を決めて大きく成長していく子供たちの方が強くたくましいからだろう。
実際、コモ戦やウシロ戦では敵側の大人たちは自分の地球を見限っている。
精神的成長は大人以上に、子供の方が飛躍的。
戦いの前の、子供たちの「成長」のエピソードを、じっくり大切に読んでみてほしいす。
以下余談
・ナカマの話が一番好き!ナカマニア!
・11巻につくオマケ編はマニアックなギャグです(アニメ版の中の人を知らないときついものも)。
・画集は、後日談も付いてますが、ファン以外買う必要はないと思います。
・ガイドブックはストーリーに深みを持たせる話題もあるので、興味があれば是非!
・ぼくらののセルの移動の概念は、なるたるの竜の子の再生・複製の概念に匹敵。鬼頭作品は設定に一貫したリンクがあるそうです。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2009-12-10 19:59:19] [修正:2010-10-17 02:04:55]
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