「ジブリ好き!」さんのページ

ノンストップで読んでしまう面白さ!

のだめと千秋のやり取りがギャグにしか見えない序盤から、話はのだめの成長譚へと大きく発展し、本格的な音楽要素と恋愛要素も絡んだストーリーへ!

漫画というメディアでは表現できなかった「音」を、CDとのメディアミックスで、漫画を読みながらその進行に合わせて曲を聞けるという新たな分野を切り開いたのもすごい。
曲に浸って雰囲気は感じ取れる、というのはクラシック漫画にとって非常に重要なことだ。面白さ倍増っす!漫画を読むペースが遅くなったり、アニメで事足りてしまうなどまだまだ不備がありますが。

もちろん曲なしでも楽しめるクオリティの内容。のだめの性格が肌に合わない、なんてことがなければ、老若男女誰でも楽しめます!
ただ、23巻のラストは若干不満が残るのも確か。作者の一大事だったとはいえ、やはり読者心理としては、のだめと千秋の行く末、せめて恋の結末くらいは描いて欲しかった。
でも24巻から、蛇足というより「新・のだめカンタービレ」といった展開がスタート!24巻でものだめと千秋の恋の行方は触れられてませんが、今後も巻を重ねていきそうなので、そこで期待ですかね。

少女漫画の中ではとっつきやすいほうです。この作品はもちろん、これを足掛かりにぜひ他の少女漫画もてにとってみてはいかが?
はっきりいって名作が多い少女漫画。新たな漫画人生を開けるかもしれません。
なにはともあれ、まずはのだめの変態ワールドに飛び込んでみてください!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-11 03:12:39] [修正:2010-05-11 03:17:41]