「ジブリ好き!」さんのページ

自分がジャンプを初めて手に取ったのはナルトが連載する少し前からでしたが、昔はこんな漫画があったのですね。この絵柄が主流だった時代の作品にもっと触れてみたくなりました。紹介して下さったお二方に感謝。
僭越ながら、各話感想を…

「ふろん」10点
衝撃的でした。
初投稿、個人的にはこれくらい突き抜けた作品にこそ魅せられます。最近の少年向け作品は漫画も小説も無難路線に走りがちで、今ならjdf54jさんのおっしゃる通りフラッパーやビーム、IKKI辺りで採用されそうです。

「忘れっぽい鬼」7点
少年漫画らしくした、という作者の言葉通り。だけど自分の年でもすらすら読めました。好きです。

「たとえ火の中…」10点
作者が学生時代に描いたというこの作品、展開もオチも少年漫画らしく粗(というか最後の命蓮の心変わりの早さが気になって…)もあったりしますが、例えば最近のWJの金未来杯なんかの作品と比べると一線を画した出来栄えかと。
夜麻みゆき作品に初めて触れた時の感覚を思い出しました。少年漫画らしい一話読みきりでは、もうこれ以上とないほど好きです。

「七つの海」9点
子供と大人の境界線。ホライゾンの彼方からやってくる迎えの船。
これも今ならカテゴリエラー必至かと思います。
もう少し若い時に読みたかった。

「コムコップ(2も)」6点
ジャンプらしいです。といっても最近の新人さんに比べて構成がうまく作者らしさも滲み出てて良い。だけどやっぱり、個人的には無難どころに落ち着かない作者の(少し毒入りの)世界をもっともっと楽しみたかったな。


素晴らしい作品に出会えた喜びと、もうこれきり読めないのかという寂しさ。
良作を求めていると必ずぶち当たる壁なのでしょうか。この作品に限ったことではありませんが、残念なことです。

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[投稿:2011-11-05 02:13:14] [修正:2011-11-05 02:13:14]