「そのばしのぎ」さんのページ

総レビュー数: 194レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月04日

後の徳川家康こと、松平元信と服部半蔵正成の物語。
史実では槍の半蔵の異名のごとく、武功によって名をあげた侍ですが、
この物語では完全に忍者として、とび加藤と対決したり、武田信玄暗殺を企んだりします。

青年誌を意識してか無駄にお色気シーンがあるのはご愛嬌。
身内が信頼しあえなければ敵に立ち向かえないからハーレムプレイとか意味不明だし。

残念なのは、本能寺の変の後、伊賀越えにさしかかる時点で終わってしまう所。
簡単でもいいから小田原の役までやってタイトルの半蔵門の由来は欲しかった。

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[投稿:2010-09-05 10:19:36] [修正:2010-09-27 10:19:29] [このレビューのURL]

聖悠紀といえば、とにもかくにも超人ロックが取り上げられがちだが、ギャグマンガも描いていたりする。
どこにでもいそうな少年川口ないとの部屋に突然現れたのは、宇宙の果てからやってきたサリア姫とお供の宇宙ペンギンパックス。
ないとはひょんな事でサリア姫に惚れこまれ、川口家に居候されてしまう。

今考えると、なんとなく藤子不二雄テイストな作品で、トラブルメーカーであるパックスはおっちょこちょいな性格からしてオバケのQ太郎によく似てる。
カップ麺が好物なのも小池さんのラーメンのオマージュか。

聖悠紀の他作品でも時折コメディ色の強いマンガはあるが、こういったマンガもなかなか面白いのではないかと思う。

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[投稿:2010-09-26 00:00:50] [修正:2010-09-26 00:00:50] [このレビューのURL]

ゴシックロマンの名作ではあるが、自分的には萩尾望都は後の作品に好きな物がいくつもあるので作品の重要度は低目に感じられる。
一話一話が作品として完成していながら、他の時間軸とリンクしていく様は面白い。

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[投稿:2010-09-23 17:01:25] [修正:2010-09-23 17:01:25] [このレビューのURL]

左右非対称ないびつなデザインのロボット。
特撮番組の原作ではあるが、漫画は「ピノキオ」をモチーフに作られており、ストーリーは別物だと考えた方がいい。
「キカイダー」、特撮続編の主人公「キカイダー01」、映像化されなかった「キカイダー00」の3人が出演し、あくまでもキカイダーが主役である。
ラストがヒーロー特撮物ではありえない終わり方をしながら「ピノキオ」らしい結末を迎えているのが印象的だった。

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[投稿:2010-09-20 10:51:27] [修正:2010-09-20 10:51:27] [このレビューのURL]

原作がホラーや神道などをテーマに描いている漫画家の永久保貴一との事で読んでみた。

「夜這い」という言葉は聞くが、実際に農村などでの夜這いがどのような物であったかを知る人は少ないのではなかろうか。そんな農村での夜這いから江戸吉原の花魁、最後には平安の光源氏の世界にまで性風俗を舞台に漫画は時代を遡っていく。
ただのエロ描写に終わらず、赤松啓介的な民俗学的知識が垣間見えて深さを感じる。

現在の結婚制度などは主に明治以降の西洋化による影響も大きい。
しかし、西洋化というのは正しい事ばかりであったのだろうか。

松田優作の遺作となった映画「ブラック・レイン」では、マイケル・ダグラス演じるN.Y市警の刑事と高倉健が演じた、組織での行動を重んじる日本刑事の考え方の違いを非常にわかりやすく見せていた。
都会では下手すると隣近所にどんな人が住んでいるのかわからない位、家という単位を中心とした生活になっている。それでいながら、組織に属さないと何も行動できない、ムラ社会の一面を日本人はいまだに持ち続けている。

乱婚という形式も、誰が生もうが村で生まれた子は村の子ども、という考え方が普通であったから成り立つ。もちろん性病の心配といった問題もあるが、単純に現在のモラルに照らし合わせて良し悪しを決めるべきではないだろう。

話が飛躍するが、捕鯨問題についても同じ事だ。
クジラを食べる習慣がないから、クジラを食べるのは野蛮だ。
犬を食べる習慣がないから、犬を食べるのは野蛮だ。
こういった事を根拠に他の文化を批判するのは非常に愚かな事ではないか。

少し前にもアメリカで日本のアダルトゲームに対する抗議運動の記事があったが、
内容以前に、彼らは自国の犯罪発生率の高さを異常だとは思わないのだろうか。

モラルとは何か、という事を考えさせられる。

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[投稿:2010-09-04 22:53:32] [修正:2010-09-19 19:44:51] [このレビューのURL]

面白かったのは4部かな。1、2部はスルー。
絵柄も自分は好みだけど、好き嫌いは分かれるだろうね。
ただまぁバトル漫画で設定アイデアは面白いけど、中身はないわな。

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[投稿:2010-09-19 09:55:53] [修正:2010-09-19 09:55:53] [このレビューのURL]

7点 銭っ子

水島新司はこの他に野球漫画以外の物を描いた事があるのだろうか?
原作が花登筐である、貧乏からの成り上がりを書くと鬼だ。
何不自由なく過ごしていた兄妹が両親をなくし、親類に財産を奪われる。
まぁ、この辺の設定は漫画ではありがちだが、兄のケンはルンペンのくせに
大金持ちな銭神の指導を受けながら銭儲けの道を歩んでいく。
ホームレス最強です。騙し騙されひたすらゼニゼニゼニです。
なんというか、経済成長期を象徴するような漫画です。

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[投稿:2010-09-17 20:39:40] [修正:2010-09-17 20:40:50] [このレビューのURL]

サンスウ、カテイカ、シャカイ・・・という安直な名前の子供達だけが操れる、三日月を模した巨大ロボット。
糞虫という人間やめたような名前の忍者。
襲い掛かってくる老人たち。
で・・・古今東西、こんなエンディングの物語はないような気がするのだがどうだろう?

ラストのサンスウとカテイカのシーンが非常に印象に残っています。

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[投稿:2010-09-15 18:30:23] [修正:2010-09-15 18:30:23] [このレビューのURL]

7点 3×3EYES

連載につき合ってると40巻という期間はつらいと思うけど、通し読みだと読み応えある。

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[投稿:2010-09-15 17:43:24] [修正:2010-09-15 17:43:24] [このレビューのURL]

宇宙を舞台にしたSF漫画としてはもはや古典作品。
それゆえ、絵やキャラクター設定も今となっては古く見えるのも否めない。
タイトルからオチまでの一貫した流れは、シンプルだけど良い。

ただし、続編はスルーしたい。

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[投稿:2010-09-10 02:08:34] [修正:2010-09-10 02:08:34] [このレビューのURL]