「torinokid」さんのページ

総レビュー数: 468レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年11月22日

ヒロシマを扱った作品。名作ですな。

変なイデオロギー色もなく、ひたすら淡々と
哀しいほどに淡々と戦後のヒロシマが綴られる。

先日お亡くなりになった田中好子さん主演の名作映画
「黒い雨」(ブラックレインではない)に相通ずるものがある。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-15 17:43:38] [修正:2011-05-29 11:05:45] [このレビューのURL]

本当の意味での「大人の恋愛」を描いた佳作。

老齢の元教師と30後半の元教え子との恋愛が主題だから
ともすれば下世話な話になってもおかしくないのに
見事なほどに清々しい。まさに純愛。

原作は現代純文学の名作ともいわれているらしいが
これを完璧に漫画化した谷口氏の力量には素直に脱帽。
さすがです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-14 22:35:31] [修正:2011-05-14 22:45:48] [このレビューのURL]

この作品はもっと評価されても良い気もするが。

端的にいえば殺人鬼の漫画。
色々と背景があるからそんなに単純ではないけど。

76年発表ってことを勘案すると先見の明ありすぎ。
名作でしょう、やっぱ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-10 23:05:06] [修正:2011-05-11 08:35:40] [このレビューのURL]

良質なSFマンガ。名作と言って良いでしょう。

設定もストーリーも緻密。
水樹氏の良い意味で無機質な感じの絵が世界観に良く合っている。
とくに終盤からラストは秀逸。泣かせます。

ただし当時の東西冷戦がストーリーの前提にあるため
新たに読む方には理解しにくい点があるかもしれない。
西暦2072年の設定だけどソ連は存続してます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-04-14 21:10:53] [修正:2011-04-18 22:50:42] [このレビューのURL]

8点 石の花

これは名作ですな。凄いとしか言いようがない。

舞台はナチス侵攻により蹂躙された戦時下のユーゴ。
私は「パルチザン」という言葉の本当の意味を本書で知った。

戦後、独特の社会主義体制で注目されたユーゴも今はない。

国家とは?民族とは?戦争とは?そして正義とは?
答えの出ない問いを繰り返してしまう。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-03-28 10:31:25] [修正:2011-04-14 21:57:04] [このレビューのURL]

この作品は面白い。

伊那ローメンとか行田ゼリーフライとか
まあ色んな地方食を取り扱ってること。
当時まだマイナーだった富士宮焼きそばも登場する。

「B-1グランプリ」のはるか前に発表されてるあたりも高評価。

ただねえ、食い物マンガを描くには森田氏の絵ってちょっとカタ過ぎ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-03-07 16:30:10] [修正:2011-03-15 18:59:44] [このレビューのURL]

名作ですな。のめり込んで読んでしまう。
新たな聖徳太子像の提示という点でも高評価。

聖徳太子が主人公な訳だから舞台は飛鳥時代。いわば古墳時代後期。
強烈な大昔なんだけど違和感なく仕上げている辺りはさすが。

若干ホモセクシュアル風な描写が気にはなるが
発表された時代を考えると已むなしか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-03-12 15:35:55] [修正:2011-03-12 15:49:22] [このレビューのURL]

現代歌舞伎を題材にした作品。
諸事情の多い業界だけに漫画にするのもかなり難しかっただろうに。

ちゃんとマンガとして面白い作品に仕上げてある辺りはさすが。
たなか氏の力量には素直に脱帽。

中盤から後半にかけては「鬼気迫る」という言葉がピッタリ。
それ故、ラストの尻切れトンボ感はやはり惜しまれる。

あまり知らない業界の話なので良い勉強にもなった。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-03-10 09:19:58] [修正:2011-03-10 10:18:34] [このレビューのURL]

8点 水素

所収されている「Ring the World」という作品が
鶴田作品の中でも大のお気に入りなので高評価。
氏の作品らしく当然未完ではあるが。

絵の美麗さはまったくもって素晴らしい。

しかしいくらなんでも高価すぎだわな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-03-02 19:29:45] [修正:2011-03-02 19:29:45] [このレビューのURL]

シーラカンスの生息域のブルーホールが
太古の世界とのタイムトンネルだったってのは
なかなか面白い着眼点ですな。

何はさておき恐竜好きにはたまらない作品。
星野氏の美麗な絵で描かれた恐竜たちの
まあリアルなこと。

星野版「ロストワールド」だわな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-25 20:00:52] [修正:2011-02-25 20:00:52] [このレビューのURL]