「頭突き串の寿司」さんのページ
- ユーザ情報
- 1994年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://book.akahoshitakuya.com/u/342647
- アクセス数
- 158745
- 自己紹介
-
基本的には単行本を購入して読んだものを記録。
【雑談的なモノ】
◆最近マンガ雑誌が相次いで休刊に追い込まれてますね。
ライバル、エロティクスf、ジャンプ改にIKKIまで・・・
とくにIKKI休刊の報せに驚いた方は多いんじゃないでしょうか。
エロfもそうだけど、ああいった商業主義からは一線を画する雑誌がなくなるっていうのは残念でならないですね。
そう考えると、休刊からの復刊を果たしたリュウってやっぱり凄くね!?
◆レビューが滞っている・・・
せめてものアレで上半期ベスト置いときます。
【2014年上半期ベスト的なモノ】
「累」/ 松浦だるま
「レストー夫人」/三島芳治
「あれよ星屑」/山田参助
「彼女のカーブ」/ウラモトユウコ
「夜よる傍に」/森泉岳土
「白い街の夜たち」/市川ラク
「幻想ギネコクラシー」/沙村広明
「アナーキー・イン・ザ・JK」/位置原光Z
「昔話のできるまで」/山田穣
【点数について】
すごい曖昧だけど一応基準みたいなのをメモっとこうかなと思います。
3...なんとか読み終えた
4...楽しめなかった。続巻を読むかは検討
5...「面白いか」と訊かれたら、うーん…どうだろうか… とりあえず続巻は買ってみる
6...可もなく不可もなく。 ハマっても一過性
[↓多くのひとにおすすめできる]
7...ある程度気に入った作品。連載中の作品でまだまだ高評価を与えるには足りない作品
8...全体的に好きな作品。作品の世界にどっぷりハマった
[↓個人的な嗜好が多分に含まれる]
9...大好きだがもうワンポイント足りないところが気になってしまう
10...相当な頻度で何度も読み返す。一生大好きだと言える

7点 ねじ式
この作品を初めて読んだのは或る大型中古本販売店で
何とは無しにつげ義春全集を手に取ったときだった
内容はとにかく不可解だがインパクトは絶大
それから少しして文庫版があるのを見つけたので思わず購入したのです
エンターテイメント性、メッセージ性 肩の力を抜いて読めるモノ続きが気になってつい何度も読み返すモノ
読んで感動したり自分も頑張ろうって思えたり
マンガというものには様々な面がある じゃあこれは?分類不能の理解不能どの面にも当てはまりそうにない
夢で見たことが元になっているという点では「夢十夜」のようであるし鉄路や機関車、狐のお面などからは「銀河鉄道の夜」が連想される
文学的といわれるのかもしれない
清水正氏の『つげ義春を読む』という本を一読したことがある
「ねじ式」についてのレビューはなんとも書くのが難しく以下氏の本からの受け売りになってしまいますがあしからず。
その本は「ねじ式」を1コマずつ考察していくもので主人公はオイディプス的野望の実現を図ろうとしているという論を中心として書かれていた(オイディプス的野望とは父を自らの手で殺し、実の母と交わろうとすることらしい)
つげに言わせればデタラメな思い付きの創作がほとんどらしいのだが清水氏の文には明らかに考えすぎな解釈だと思われるものも含まれていた
しかしひとつだけ面白いと思ったのはメメクラゲについての話だった
生原稿の段階では「××クラゲ」だったものを「メメクラゲ」に誤植したことで「女々」つまり女性的であることを象徴するものに変わったというのだ
ここで真相を明かしておくと実はつげは校正の段階でこのミスに気付いていたらしいのだ
編集者が××をメメだとした勘違いを「そっちの方が作品に合っている」と校正ミスを新しく作品の力にしてしまったという話だ
つげが心理的な分析を嫌うように
たしかにこの作品の前では「難解である」とか「これはこういうことを暗示していて」みたいなことを語るのはナンセンスなのだろう
このテの漫画はやったもん勝ちみたいなとこがあるのかもしれないがとにかく「ねじ式」が自分に与えた漫画としての印象は大きいと思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-03-29 16:46:46] [修正:2012-03-29 16:51:24] [このレビューのURL]
7点 やまちち
東京で働く母と離れ田舎の祖母と二人で暮らすことになった小学生・のどかは
可愛くて勉強もできるけれど実はいじめられていた過去を持ち、
新しい学校でも友達ができない残念な子。
そこへ彼女にしか見えない妖怪"やまちち"が現れ友達つくりに協力するかわりに
自分の名前の「検索数」を上げろと要求してくる。
こうしてお互いの目的達成のためネガティブ少女とマイナー妖怪という奇妙なコンビ生活が始まる。
一話完結でサクッと進む
話は基本的に残念なのどかのクラスの子たちとの交流を中心に
やまちちの下ネタ、パロディ満載で進む
途中のコマで絵柄が変わったり細かいボケを挟むなど読んでいて飽きさせない。
どこまでも純粋なのどかによってやまちちの下ネタが変に作用したり、と
設定共々いろいろと斬新。
クラスに馴染めないのどかがやまちちの前でだけ見せる素顔がかわいい。
とにかく一巻でハマって、二巻を楽しみにしていたのだが
買ってびっくり連載が終わっていたとは。
打ち切りだったみたいでラストも微妙なのが何より'残念'。
ギャグも一巻のほうが笑えたかなー
一番好きなのは「ルパ●はとんでもナイものを盗んでいきました!!」のネタ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-12-27 23:02:44] [修正:2011-12-27 23:02:44] [このレビューのURL]
9点 SLAM DUNK
残念。至極残念に思うのは
リアルタイムでこのマンガを追えなかったこと。
こんなマンガが載っているジャンプを
毎週どれだけ楽しみに読めたことだろう。(くどい言い方だけど)
本当に爽快で感動する内容
桜木の成長っぷりには心躍るし山王戦のラストは涙なしには読めない
三井の「静かにしろい…」なんてもう…カッコ良すぎる!
画力
申し分ない。特に体、フォームが非常にきれい。
他にもキャラ、見せ場、どこをとっても魅力ある作品
ただこれだけの作品を…って最初に述べたような理由からマイナス1点かなあ
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-09-30 17:15:25] [修正:2011-11-26 01:24:48] [このレビューのURL]
7点 まほう少女トメ
ちょっとした(時には深刻な)悩みをもった主人公の前に
まほう少女のトメが現れ願いを叶える
それが引き金となって起こる事件を描いたオムニバス形式のホラー。
トメというキャラはなんとも奇矯でありつつ、
それでいてそこいらの魔法少女にも負けないヒロイン性をもつ。
ラフレシアをあしらった髪飾り型探知機や空飛ぶ毛筆を使いこなし
「とぐろめ からもい」と呪文を唱える姿は
一見本編のホラーとずれていてシュールである。
おぞましいエピソードのなかでこのトメの存在が間違いなくアクセントになっている。
肝心のホラーネタだがどの話も怖い
特に『脳内声優』というストーリーは全く新しく、
不思議でいて恐怖も感じる内容だった
他のストーリーも既存でありそうな話にひとひねり加わった内容になっている
少し変わったホラーが読みたければおすすめ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-11-19 19:15:30] [修正:2011-11-19 20:37:53] [このレビューのURL]
4点 神様ドォルズ
物語の途中までは展開がめちゃくちゃでついていけなかった
登場人物の動く目的、特に日々乃はなぜすぐ協力体勢になったかが分からない
主人公との関係を築くストーリーがあって
物語のヒロインとなるんじゃないかなあ
村についても仮にも閉鎖的なはずなのに
どうしてこうも外の社会とつながりがあるのか。
と疑問が山積
そして次々と出てくる幼稚なキャラ
感情に任せて暴れてばかりでどうにも…
これいつ面白くなるの?ってテンションで9巻まで読み
でもなんだかんだ言っといて
ここからの総力戦になりそうな展開は嫌いじゃなかったり。
若干の期待を込めて。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-11-13 23:53:01] [修正:2011-11-13 23:53:01] [このレビューのURL]
10点 鋼の錬金術師
私のなかでは神格化された作品。
特筆すべきはおよそ少年マンガとは思えないダークなテーマを根幹に据えながら
あくまで「少年マンガ」を描ききったこと
これは兄弟二人の力強さ、ある面では無力さをかんじながらも
ちゃんと成長があったからかな
錬金術というファンタジーな要素を盛り込み
骨太なストーリーを構築していてムダがない
多様な生きざまを描く人間賛歌でもある
ムダのなさはキャラ作りにも通じていて
敵味方とも魅力的(作者本人もモブを描くのが好きらしい)
またひとりひとりの背景、土台がしっかりとしていて
それぞれが相互に作用しあっているのも素晴らしい。
特にマイルズというキャラには
混血の意味、スカーに影響を与える人物としてよくできていると感じた。
最後は少年マンガらしくハッピーエンドで良いんだと思うが…
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-11-07 01:00:09] [修正:2011-11-07 01:00:09] [このレビューのURL]
7点 刻刻―KOKKOKU
水木しげる、伊坂幸太郎両氏からの推薦文が帯に。
新人で注目されているみたいだったので手に取ってみたらこれは面白い!
神ノ離忍という異形の怪物の造形であったりと絵がうまい。
そして止界という設定。
これは徐徐に明らかになっていくのだが相当練り込まれている。
緊張感がビシビシ伝わってくる今ノッてきてるサスペンスマンガ。
最後に書店員の推薦文を引用
「時が止まり、森羅万象が静止する。……しかし、ページをめくる手は止まらない!!」
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-11-05 01:20:21] [修正:2011-11-05 01:20:21] [このレビューのURL]
7点 ぼくらの
なんだかよく分からないが
子供たちが死んでいき悲しみが湧いてくる そんなマンガだったように思う
話の展開はおもしろかったが
どうにも鬱的な、重い、救いようのない話だったので…
うーんレビューが難しいですね。
気になったのは子どもたちが中学生にしては大人すぎるというか
物事を達観している印象
こいつらが特別なのか?
カコのように死というものに恐怖を抱くのが普通ではないのかと思った。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-09-30 13:58:19] [修正:2011-09-30 13:58:19] [このレビューのURL]
7点 コジコジ
コジコジの言動に笑わされっぱなし。
「ガーン」と顔に斜線が入ったかと思うと
笑って毒を吐いたり。
コジコジはいつだって自由。
そして「コジコジはコジコジだよ」というセリフ
…そうかこれは哲学マンガだったのかw
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-09-21 18:22:06] [修正:2011-09-21 18:22:06] [このレビューのURL]
7点 屍鬼
閉塞的な環境でジワジワ迫りくる怖さ
おどろおどろしい雰囲気にマッチした絵
それぞれのキャラにしてもしっかりつくられている
前半は村が正体不明のなにかに侵食される恐怖が描かれる。
しかし物語は狩る側と狩られる側が逆転することで大きく動く。
屍鬼を狩る人間
次第に描かれるようになる‘人間側’の怖さ
でもなによりもゾッとしたのは奇行を演じる郁美さんだったり…
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-09-21 16:50:22] [修正:2011-09-21 16:50:22] [このレビューのURL]