「bugbug」さんのページ

総レビュー数: 518レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年01月22日

同じ漫画を描いても、漫画に対する真摯な姿勢が伝わってくるかどうかで
その評価は分かれてしまうような気もします。
この作品は芸術ではなくあくまで娯楽作品としての漫画を
真面目な姿勢で追及しており、それだけで好感度高し

主人公の振りまわされっぷりと、傍若無人なナイスキャラ
脇を彩るキャラクターも個性が立っていて
ひねくれた私でも、特に文句を付けることなく、すんなりと楽しめる。

巻数が6巻ともうちょっと短く、絶妙の余韻が読後に残る。
終わらせるタイミングを誤るマンガが大多数を占める中、この点は特に評価できる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-10 14:01:42] [修正:2011-01-10 14:01:42] [このレビューのURL]

興味をそそられる様な見事なレビューばかり目についてしまい
とうとう手を出してしまった。

青木さんは、「批評ってのは感想文じゃねーんだよ」っておっしゃっていましたが、とりあえず感想から。
青木さんいくらなんでも巨乳すぎr・・・ではなくて
触れてはいけないものに触れてしまった感覚。
普通の大人なら薄々感ずいてはいても見て見ぬふりをせざるを得ないような傷をえぐるエグさがある。
怖いもの見たさの覚悟できるなら是非お勧めしたい。

リアリティを追求するのであれば、キャラクターの味付けを多少薄くすることで実現できたであろうが、
あえて極端な性格を追求し、作者のメッセージをやりたい放題言いっぱなし。
あまたの作者の主張に一つでも共感できれば、本作を楽しめると思います。
何が凄いってこれだけ多くのキャラが出てきて、ウザくないキャラが一人もいない。
(ヒロイン?の青木さんがもっとロリ体系ならあるいは・・・)
強烈なメッセージが、自分にとっても当てはまっているようでもあり、的外れなようでもあり、悩ましいが、
考えさせられることだけは間違いない。

他の方もおっしゃっている通り、
このサイトで漫画読みを自称する方は一読すべき作品。
面白いor面白くない。楽しいor楽しくないではない。必修科目と言って差し支えは恐らくない。

ちなみにエンターテイメントとして読むのならばもっと最適な作品が世の中にはいっぱいあるので、
あくまで参考書としてどうぞ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-05-21 00:18:03] [修正:2010-05-21 00:23:09] [このレビューのURL]

作品の解説と1巻のジャケットを見て思ったこと
「また、オタク向けの内容のない業界解説漫画か」

ごめんなさい。心からごめんなさい
熱い、感動、先の読めないストーリー、憎めないキャラクターたち
これは名作と読んで差し支えないでしょう

どんな作品かわからない人たちのために解説すると
天才だけど周りを見ることができない主人公の仕事と仲間と恋人と親友の話
つまらなそうに聞こえるでしょ?読みなさい。面白いから

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-03 19:27:23] [修正:2010-05-10 00:24:32] [このレビューのURL]

いわゆる「ちょっと良い話」
本来自分はこういう作品は嫌いなんだけど、素直に楽しめた

「こういう作品」が嫌いな理由としてはまぁいろいろあるんだが
ひねくれ者だからってのが一番の理由

そしてこの作品もひねくれている。良くいえば型破り
主人公の悪たれ坊主もなかなかひねくれていたし、作品全体が狙いまくりで逆に少しも気取りがない。
変に気取る作品だと鼻につくが、こういう作品は少ないように思う

こういう少数派の作品はマイノリティを気取りたい自分の感性と一致した

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-04 00:12:27] [修正:2010-05-04 00:12:27] [このレビューのURL]

7点 自殺島

離島モノというジャンルは文句なしに好物なので点数は甘いです。

普通の離島モノなら安心して読めるんですが
自殺とかいうトリッキーな設定がこの後どう転ぶかで点数は上下しそう
とりあえず今のところ自殺島である意味はあまり感じません

まだ2巻なので今後に期待しておきます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-03 19:10:30] [修正:2010-05-03 19:10:30] [このレビューのURL]

作品を読んだ後に、
思わずベートーベンとモーツァルトをwikiってしまわせるパワーがある
未完の作品だからこそなのか、ものすごく続きが読みたい

この作者は本当にストーリーを作るのが本当に上手い
(わざわざ私が主張しなくても皆さんご存じだとは思いますが、あえて言いたい)
表題でもあるキャラクターベートーベンと
架空?のキャラクターであるフランツとの対比というアイディア自体天才の所業

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-05-03 18:38:07] [修正:2010-05-03 18:38:07] [このレビューのURL]

7点 MW

数ある手塚漫画の中でも
もっともオタク・・・もとい大人向けな作品じゃないでしょうか
読後感もさっぱりせず、ビター

この設定、このストーリー、このキャラクターを
1976年に漫画として発表するってんだから、漫画の神様なんだなぁ
っと若年世代でリアルタイムで手塚治虫なんか知るわけない世代の自分はそう思う
まぁとにかく、主人公がダークでかっこよすぎるのと、
女みたいな性格のガチムチホモ神父様の対比がどことなく笑いを誘う
キャラクター立ちすぎ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-03 18:17:39] [修正:2010-05-03 18:17:39] [このレビューのURL]

以前は5点を付けていたのですが、完結まで読んで高評価に変わりました。
低評価だった理由は「6」が登場し、ただのバトル漫画になってしまったから

誤解を招かないように一言含んでおきますが、
一概にバトル漫画を否定するものではありません。
しかし、この漫画の魅力は別のところにありました。
突き抜けた画風、遠慮のないコマ割り、ハチャメチャな人物描写、細かいギャグの台詞回し
そして、魔人という設定と脇を彩る魅力的なキャラクター

完結まで読むと
魔人という存在と矮小であるはずの人間の関係というテーマが見事に描かれていて、読み応えがあります。
やはり筋として絶対に必要ではないバトル展開が長く続いてしまったことが残念です。
HAL編の次くらいでXIをラスボスにして完結していれば、もっと名作になりえた。
端的にいって、23巻も続ける必要はなかった。

まぁバトルも妙な引き延ばしはなかったりするのが
ジャンプ漫画としては及第点以上の点数が付いている理由の一つ

寄生獣と若干かぶるが、アフタヌーンとかだったらすごい評価を得られただろうな思わずにはいられない作品

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-01-23 03:43:45] [修正:2010-02-07 13:17:20] [このレビューのURL]

少女マンガが取り立て好きなわけではないし、ファッションなんて門外漢
なぜ読もうと思い立ったのかいまだによく分かりませんが、正解だった。

もちろん、全てが全て好きなわけではありません
主人公が百貨店の花形部署でチヤホヤされるとか
少女趣味な登場人物が多かったりとか
好きになれない面もあるんですが、作品として読ませる

これが青年誌だったら、
よくあるようなファッションと人情エピソードを交えてダラダラ続きそうだが
本作は、主人公の人間関係と百貨店で働くことの困難を主題に描かれているため
普段少女マンガに免疫のない私は新鮮で非常に楽しめた

周りを幸せを願い行動する主人公に好感が持て、
善人でも悪人でもないトゲのあるキャラクターはなにより魅力的

経営不振による百貨店の経営統合など社会派な面を見せたかと思うと
経営陣がメリット・デメリットをまったく把握していないなど、
浅いなぁとは感じますが、まぁそういうタイプの漫画ではないので許容範囲

いろいろツッコミたいことはあるけど、それを補う魅力がある
端的にいって好みの漫画

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-24 06:40:13] [修正:2010-01-24 06:41:06] [このレビューのURL]

計算されつくされた台詞回しが小気味よいギャグコメディ
ひとみ先生というキャラクターは作者の発明だといっても過言ではない

画力が高いわけでは決してないんですが、
自身の絵柄の特徴を上手く利用し、読みやすく内容にマッチする画面構成
他の方がおっしゃる様にひとみ先生がやたら美人に見えてきます

売れることはないだろうけど、一部の漫画読みの心をくすぐる漫画
要するに「いかにもチャンピオン」

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-23 15:35:18] [修正:2010-01-23 15:41:19] [このレビューのURL]