「DEIMOS」さんのページ
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評価してるのは、最近読んだものだけ。
昔の感性で評価するのは無意味なので。
単行本を読破した漫画のみレビュー。
連載の斜め読みで評価することは無意味なので。
全巻or既刊読破が大前提。
ただし、続刊の場合、3巻以上出てるものが評価対象。
点数は、
10点 「墓まで連れて行く」
9点 「人生のバイブル」
8点 「良く出来ている。否定の仕様が無い。」
7点 「安心して他人に薦められる」
6点 「個人的には好き」
5点 「暇つぶしにちょうど良い」
4点 「お金を出さなければ読みたい」
3点 「資料として割り切る」
2点 「読む価値すら疑問」
1点 「悪評を言いふらしたい」
0点 「焚書決定」
↓非日記のブログやってます。

7点 ラーメン発見伝
自分オリジナルのラーメンを追い求め、ラーメンマニアの主人公が脱サラ・ラーメン開業を目指す、王道系ラーメン漫画。
ラーメンブームに乗って、長期連載を遂げたラーメン漫画の王道といえば本作だろう。監修はあの石神が担当。ラーメン薀蓄を学ぶにはこれ以上の良書はない。
一話完結型のストーリーは料理漫画の古典的ひな形(cf 美味しんぼ)を使用しており、人助けや勝負を織り交ぜながら、読者を飽きさせない。次々に登場する個性的なキャラクター(cf 芹沢達也)も魅力的で、構成が秀逸。
主人公達のラーメンに対する熱い情熱に共感できれば楽しめるだろうが、ラーメンに思い入れのない読者からしたら興冷めする可能性はあるので、7点止まりとさせてもらった。
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[投稿:2013-02-12 00:57:25] [修正:2013-02-12 00:57:25] [このレビューのURL]
7点 テラフォーマーズ
圧倒的画力とはっちゃけた設定によって強烈なインパクトを放つSFバトル漫画。
この漫画がすごい2013男編にて1位を獲得したとのことで、インパクトはさすがの一言。
「火星にて進化したゴキブリと改造人間が闘う」
その一行だけで本作のすべてが説明できてしまうのだが、そのおバカな設定をさもありなんと思わせるだけの「画力」で描いていることが秀逸。そして、ゴキブリにばっさばっさ人類が殺されていくストーリーは、経済力が地に堕ちた日本人にとって、自虐SMプレイとしての快感すら抱かせる。
また、ややもするとこの設定ならば映画・「エイリアン」のようなホラーにもなりえるのだが、そうではなく、真正面の「バトル漫画」調に描いていて、そのあたりは、ヤンジャンらしいなという感想。ゴキブリの造形が完全に「黒人」なわけですが、そんな人種差別的描写をしてしまう「悪ふざけ」も本作に良い意味での勢いを与えているようだ。
陳腐な愛やら友情やらがほどよいスパイスになっていて、無難な構成力が物語の破綻を防いでいるが、トンデモ設定によるデオチ感は否めないので、そう長続きする作品ではないだろう。
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[投稿:2013-02-10 20:57:39] [修正:2013-02-10 20:59:26] [このレビューのURL]
7点 宇宙兄弟
宇宙飛行士を目指していく過程を丁寧に描く、夢追い実現系マンガ。
2020年代というほど近い時代設定。日本人の宇宙飛行士の門戸が開かれている時代。しかし、まだまだ宇宙飛行士はエリート中のエリートのみに許された限られたゴールデンチケット。
そんな中で様々な課題をこなしながらムラがある主人公がなんとか勝ち残っていくサクセスストーリー。
そして、本作のもうひとつの側面は、出来すぎる弟が兄を舞台に引きずり上げる、という兄弟物語。そして、脇役達も、兄弟など家族を中心にそれぞれのバックボーンが丁寧に描かれる。
上記2つの設定を基軸として、各所にちりばめられた伏線が効果的に機能する。数巻前に登場した設定が、後々になってチョロっと出てくるし。(ヒビット人形の登場はワロタ。)はっきりいって、作者はノリノリで描いているだろう。
近年、職業もの、理系もの、の漫画はいろいろと描かれてきたが、ここまで面白くかけたものは稀有だろう。
(プラネテスは宇宙飛行士もの、という共通項はあるが、あれはSFなので別系列。)
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[投稿:2011-05-04 22:17:31] [修正:2011-05-04 22:17:31] [このレビューのURL]
7点 アカギ
言わずと知れた、賭博の天才・アカギを描いた麻雀漫画。
この漫画の魅力は、「天才の描き方」にある。死を恐れない。攻守の時流を把握する。相手の意図を先読みする。保身を考えない。欲望を持たない。リビドーに惑わされない。そういった天才の資質をことごとく描き、アカギは名言を放ち続ける。
新井秀樹のシュガー・リンが「動」の天才を描いているとすれば、この漫画で描かれるのは、「静」の鬼才。
「アカギのようにありたい」ただひたすらにそう思えるだけで、この漫画は殿堂入りだ。ただし、「天」における「アカギの死」というクライマックスが既に明らかになっている以上、鷲津戦の今後にあまり期待はしていない。
鷲津戦の冗長さには確かにうんざりするが、未だイカサマを描かずに正当麻雀ルールの範囲内で描いている点は評価できる。(「天」のようにイカサマを描いてしまえば、何でもあり感が出て白けてしまうため。)
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-04-17 00:29:33] [修正:2011-04-17 00:29:33] [このレビューのURL]
7点 愛しのアイリーン
愛という言葉を借りて、人間のダークサイドを描き出した欲望丸出し漫画。
もうなんかね、とりあえず汚い。えげつない。勢いだけ。
読んでいてとにかく疲れる。心地悪い。
しかし、読み続けてしまう。のめり込んでしまう。
これが、新井英樹の力。もはや麻薬。計算というよりは暴走で描かれた故の愛おしさ。
不必要な性描写は、同人誌か、と思えるほど。
しかも、キャラクターがみんな不細工なのは新井作品の共通点。
かわいい萌えキャラなんて描いているけど、鏡を見てみなよ、現実のお前の顔なんて所詮こんなもんだよ、と言わんがばかり。
汚さを描き続けることで、かえって、その中に光る「愛」の美しさが強調されるというコントラストの妙。
岩男の人生を誰が否定できるというのだろう?
20年後、自分が岩男になっていないという保証がどこにあるのだろう?
本当は決して笑えない内容なのだ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-03-21 20:30:02] [修正:2011-03-21 20:30:02] [このレビューのURL]
7点 RIN
世界チャンピオンになってからの天才ボクサーの行動原理を描いた「Sugar」の続編。
天才が軌道に乗るまでの軌跡を描いたのがシュガーであるならば、その続編の本作では、余裕で世界をとった天才ボクサーが、人並みの恋愛もできないことの葛藤を描いている。
天才は孤高である。
一人ぼっちの神聖なる存在。
そこにマスゴミと愚民が支持する立石というボクサーを対峙させる。女性に振られてボロボロの精神状態になっても、宗教じみたマスゴミの洗脳を軽々と砕く天才。天才はやはり天才。
ひねた爽快感。
この漫画の面白さはそこに集約される。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-12-26 22:29:33] [修正:2009-12-26 22:29:33] [このレビューのURL]
7点 夏子の酒
酒造り、を題材にしたクリエイター漫画。
作り酒屋の娘、夏子が、亡き兄の思いを受け継いで、日本一の吟醸酒造りに挑む作品。
全巻とおして描かれるのは、ただ、それだけである。プロットとしてはそれ以上でもそれ以下でもない。
ただ、その過程で紡がれる困難と解決、人間同士のぶつかり合いを丁寧に描く姿勢にはただ感服するばかりである。
また、この話における酒造りとは、畢竟、エンターテイメントのプロデュースである。コンテンツ製作とのアナロジーでは、蔵元=プロデューサーだし、杜氏=ディレクター、醸造職人=スタッフ、農家=原作者であるといえよう。酒という娯楽作品にかける情熱は、往々にして、利潤追求とは反した行動原理を導く。現実的農薬農法と理想的有機農法の対立は、ポスト資本主義社会の環境調和指向型社会の到来を彷彿とさせる。もはや、夏子の酒は、ものづくりに携わる全ての人間に通じる普遍性をもっているのである。
そして、その熱い魂に共感した読者は、
自然と酒屋で酒選びをしてしまうことだろう。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-11-01 19:44:49] [修正:2009-12-24 02:05:44] [このレビューのURL]
7点 新吼えろペン
「燃えペン」⇒「吼えペン」⇒「新吼えペン」へと至る作風の変容を進化ととるか、退化ととるかを考えるのは不毛だ。
初期の作風は、あくまでメタ漫画であった。その面白さは、漫画家の生き様を自虐的にパロディにする新鮮さだった。
一方、新吼えペンに突入すると、容易に推察されたネタ切れに伴い(これは作者のあとがき漫画でしばしば訴えられている)、「if」の儲け話と新キャラ乱発が話作りの主軸に変化。
実は、これは「こち亀」のネーム構成と同じである。
ただ、本作品がこち亀のように長期化できなかったのは、「漫画家縛り」という条件から抜け出せなかったからか。(こち亀はもはや警官漫画ではない。)
それとも、漫画というものを哲学することに本人が耐えられなくなったのか。(漫画は売れたものが勝ち、ということに島本本人が劣等感由来の葛藤を持っていたことは容易に読み取れる。)
島本の真の力が発揮できるのは、私メタ漫画のような気もするので、売れるかどうかなど気にせず、「アオイホノオ」で「地道に」熱い魂を訴え続けて欲しい。
我々島本信者は、それを追いかけるだけだ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-09-14 00:13:28] [修正:2009-09-14 00:13:28] [このレビューのURL]
7点 竹光侍
この雰囲気、なんとも言えぬリズムの良さ。
松本大洋の新境地。
プロットなぞに文句を言うな。
ただ淡々と、ページをめくる。
そおら、心地よい音がする。
「ちょん!」
ホントの評価は、また完結した後の話。。。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-07-04 22:33:58] [修正:2009-07-04 22:33:58] [このレビューのURL]
7点 海獣の子供
この神秘的な世界観を描き出せるのはこの作者だけだろう。
海の描き方を何パターンも持っているのは凄い。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-06-07 22:28:52] [修正:2009-06-07 22:28:52] [このレビューのURL]
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