「ジブリ好き!」さんのページ

総レビュー数: 343レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月10日

人の悪夢を食糧とする獏の擬人が、悩める若人達の心の闇を食べてゆく
…といえば9割方話がわかったと思います。

画はスクエ二やブレイドのテンプレって言えば伝わるでしょう。

いわゆるちょっと良い話のオムニバスです。
一見無個性でキャラに媚びた感じがしますが、若人の悩みが共感しやすく、画やキャラの割りに幼い内容ではないです。
人助け目的ではなく、自分の食事目的なことも、そこらに転がっている安っぽい話と違って良い。

それでも全体通して画も話もスクエ二やブレイドのテンプレ感が否めませんが、新人作家のお試し作品としては良いと思います。応援したい。

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[投稿:2010-08-09 22:58:35] [修正:2010-08-09 22:58:35] [このレビューのURL]

4点 MAJOR

とうとう完結しましたね。
七夕をかけた終わらせ方自体は悪くなかったのですが、作品としてはいかんせん長すぎる。
ワンパターン、後半の蛇足、初期は勢いで読ませても、次第にグダグダ、こっちもへろへろ…
メジャーリーグまでいかなきゃタイトル成り立たないのかもしれないけど、メジャー編は面白くなかったです。

それでもこれ終了した今のサンデーはやばい気がする…

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[投稿:2010-07-15 00:56:59] [修正:2010-07-19 21:18:58] [このレビューのURL]

そうすけさんのおっしゃるように、本当に作者の成長を感じさせる作品です。よく今、さみだれや戦国妖狐を描いてるなぁって。

まぁ要するに、これ自体は面白くはないんですね。

読んでられないなんてことはありませんが、作品のテーマが微妙だったりわかりにくいものが多い。おっさん勇者の話とか、ほんと一発ネタ過ぎw

でも多種多様な話が詰まっているので、どれか一つは心に染みると思います。
自分の中では、戦う旅人の小説を読んでいる女性とそれを覗き見てる男性の物語が好きでした。女性と男性のふれあいも面白いけど、やっぱり心に響いたのは小説の中の旅人の言葉。
護衛した女性が生贄にされるとき、妖怪からの要求に対して…

「怖い」

ああ、これがさみだれや戦国妖狐に繋がってるんだなって。
ここに、少年バトル漫画界を引っ張っていくであろう水上氏のポテンシャルを感じてしまった。それを知れただけでも読む価値はありました。

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[投稿:2010-05-31 23:57:03] [修正:2010-05-31 23:57:03] [このレビューのURL]

作者は涼風の人の元アシですが、涼風の人が描いたこの手のジャンルの漫画よりずっと良い。
非常に設定勝ちした漫画なので、何が起きても納得してしまえます。

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[投稿:2010-05-23 22:38:58] [修正:2010-05-24 18:29:54] [このレビューのURL]

彼のコミカルな画でディエンビエンフーのような作品を描くから、インパクトや魅力を感じる気がする。

この内容でこの画だと、むしろ迫力がない絵本(悪く言えばらくがき)って感じのデメリットだけが残ってしまってる気が…

けどつまらなくはなかった。ほっとする終わり方でいい感じ。
「プー」ってセリフも好き。
独特のノリのキャラは愛せる。

ファンなら買ってもいいけど、見かける機会が少ないかもしれません。
西島先生を初めて読む人は、これ読んでからディエンビエンフー読むとショックを受けると思う。、

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[投稿:2009-12-31 00:03:26] [修正:2010-04-07 13:50:57] [このレビューのURL]

1巻のみの感想。

物語の内容自体は子供向けの、RPGゲームのような感じ。
ただ、キャラの心理変化は結構魅せるものがある。

相変わらず、グロシーンもグロにならないよう配慮した画。特に戦闘シーンはそう感じました。

バトルシーンは全く期待できませんが、ベタながらもストーリー自体はつまらなくはない。猫との他愛ないやり取りが面白いです。

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[投稿:2010-04-02 23:48:11] [修正:2010-04-07 13:48:18] [このレビューのURL]

4点 マギ

見せ方や構成が上手です。主人公だけを追うわけではなく、他のキャラごとに視点が変わり、物語が進んでいく。

舞台は西アジアから東アジアって感じで、ジャンルは冒険ものなんだけど、それ自体が見どころなわけではない。バトルもオマケ程度。
見どころはストーリー自体、つまりは視点となってる人物が置かれた状況や苦難を解決していく様や、ちょっとした伏線付きの謎多いキャラを探っていく様だと思う。

ただ個人的には、笛の巨人ウーゴ君をはじめあまりにキャラに魅力を感じないため、読んでくのが辛い。どう化けるかに期待!

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[投稿:2010-01-20 15:23:52] [修正:2010-04-02 23:35:06] [このレビューのURL]

独特なバトル法だけど、雰囲気や展開は既出でよくある感じ。

画はきれいで、キャラはかわいらしい。少しバトルには向いていない気も…

連載開始からWebまで追っかけて、つい最近終了。
ところどころ良い部分があったけど、最後クラウンが助けてくれた理由や、バトルのご都合さが、やっぱり未熟だなぁと思ってしまう。正直、バトルにはオリジナリティがなかったなぁ…

もう少しバトルじゃなくて人情ものに話が進めば、設定的に楽しめた気がする。可もなく不可もない作品でした。

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[投稿:2010-01-13 18:08:07] [修正:2010-04-02 23:31:37] [このレビューのURL]

ポイントは、カオスで勢い任せのノリを楽しめるか否か。
とにかくこの作品は初見でのカオスすぎるノリを楽しむ漫画なので、はまりやすく飽きっぽいです。
ただ、あまりに長く、しかもその伸ばし方が完全に蛇足なのもあって、途中でこのノリに嫌気がさしてきます。飽きるじゃなくて、うざくなるんです。
そう感じ始めたら、潔くそこで読むのをやめてしまった方がよいでしょう。

小学生のときはやり、ずっと「ピロピロピロピロ…ピロッチ!」とか言って遊んでいました。友達がこの漫画のゲームのラスボスのキャラデザに当選するなど、自分的には思い出深い作品です。
それでも結局、初見のインパクトは意外と早く薄れていってしましましたが…

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[投稿:2009-12-11 00:56:47] [修正:2010-03-30 15:00:46] [このレビューのURL]

ガンガンや、特にGファンタジーやブレイドの作品では、きれいな絵で、難解そうな内容のストーリーが多い気がする。「難解」ではなく「難解そうな」としたのは、おそらくそういった作品がやけに複雑な設定や関係であること以上に、世界観を明かしていない場合が多いからだ。
こうした作品群の魅力は、やはりきれいな画と読み応えのあるストーリーと言えるのかもしれないが、私にとってはそういった設定で始まる話には「不安」しか感じられない。
そういった作品のほとんどはファンタジー系なのだが、ファンタジー系とはどんな無理やりなことでも許容してしまうものだから、設定破綻してもパワーインフレが起こってもどうにか完結させられるのもの。だからこそ、途中でうまくいかなくなったり、色々細かくし過ぎて続きが描けなくなった時、こうした漫画はキャラで媚びる漫画に成り果て、ストーリーを置き去りにしてしまうことが多い。こうした作品が画のうまい新人漫画家に多いのは、ファンタジーだからどんな設定にしても収拾できるので、試しやすいからなのかもしれない。そんなわけで、私はこうした作品に出会うとき、何よりもまず残念なことにならないか不安になってしまうのだ。

この漫画は上記のような作品の典型例と言えるだろう。巻が浅いので結論は出したくないが、現段階では全くもって面白いとは言えないです。暇つぶしに読むにはやや堅すぎる。登場キャラがほとんどクールで、唯一敵の使い魔の猫女だけがチャラけた感じ。なので雰囲気は一貫してるけど、どうにも盛り上がってこない。ただ、読めなくはない漫画だと思います。

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[投稿:2010-03-14 15:26:20] [修正:2010-03-14 15:26:20] [このレビューのURL]