「勾玉」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月21日

ファンタジー要素は世界観を構築するための味付け程度で
戦争自体はとても血なまぐさく、且つ戦略的に描かれており
史実の戦争を題材にした漫画に負けないくらいの迫力と緊迫感があります。
ストーリーのテンポも非常にスピーディで、
前置きもほどほどに、初っ端から展開される山場の数々
しかし、それでいて世界観やキャラクターの掘り下げもおざなりにはなっておらず
読み進めていくうちに、自然とこの世界の成り立ちが把握出来る明瞭さも兼ね備えています。

以上、とても読み易く面白い漫画なのですが
それだけに漫画版は原作小説の途中で終わってしまってるのが残念ですね。
一応、一区切りはついていますが、大戦の中の一つの戦局が描かれたにすぎず
この世界の要である天龍も、本筋にほとんど絡んでこないので
やはり最後には物足りなさが残ってしまいます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-31 09:49:44] [修正:2012-11-10 16:58:23] [このレビューのURL]

良く言えば奇想天外、悪く言えば荒唐無稽な展開の連続。
降下を始めたジェットコースターのように
途切れることなく起こる奇怪な出来ごとの数々は、
気の休まる暇が無く、少々読み疲れてしまいます。
もっと言えばパニック映画やホラー映画の山場となるシーンが
絶え間なく続いていく‥‥、そんな感じです。

しかしその分、絶望の中に希望の芽を見出す
少年達の行動と結末は胸を打つものがありますね。

でもやっぱりちょっと長いかなあ‥、
立て続けに起きる怪奇の連続に、終盤は食傷気味になってしまいました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-30 16:59:32] [修正:2012-10-30 20:54:24] [このレビューのURL]

まず前提として、自分はこの原作のアニメ映画が好きではありません。
映画版に点数を付けるとすれば、3点くらいでしょうか。
何が主題で、誰が主役なのか、と問いたくなる散漫な内容に、
全く熱中出来なかった覚えがあります。

一方で、漫画版は一人一人の感情の機微が明快で良く分かります。
映画では自己中にしか見えなったヒロインも、
周りに流されているだけで主体性を感じなかった主人公も
漫画版では、それぞれの想いと感情の変化がしっかり描けており
一転して、とても好感の持てるキャラクターになっていました。

ただ、現実世界と同様の権限が与えられるアカウントで
戦ったり、賭け事をしたりする、この世界の構造には相変わらず馴染めないですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-22 22:15:14] [修正:2012-10-23 08:43:36] [このレビューのURL]

6点 外天楼

気軽に中華料理を楽しんでいたら、いつの間にかフランス料理になっていた
っていうくらい、導入と締めではテイストが違う。
どっちの料理もそれぞれおいしいし、隠し味を仕込みながら
気付かせずに擦り替えていった手際は見事だけど
やはり統一感には欠けたのか、あの結末の割に心に残るものは少なかった。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2012-09-19 09:57:50] [修正:2012-09-19 09:59:25] [このレビューのURL]

すでに他のレビューでも言われていますが
漫画ではなく、絵に文章がついた絵本と言った形式の作品です。
そのため物語の展開は簡潔でテンポよく進展していくのですが
反面、漫画の強みであるキャラクター性には欠けています。
チベット民話が元になった話というだけに、
童話を読んでいる感覚に近いですね。

ナウシカが公開される前に描かれたこの作品は
映画監督、宮崎駿を形成するルーツの一つでしょう。
ジブリ映画が好きなら、読んでおいて損は無いと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-15 10:52:16] [修正:2012-09-15 10:52:16] [このレビューのURL]

乱暴な言い方をすれば、
色んなキャラを登場させてバトルロイヤルさせました、っていう漫画。

大ゴマの多さや印象的なセリフ回しによって、
勢いのある漫画に仕上がってるけど
どのキャラも、闘いに身を投じてる動機付けが薄く
闘いの中に、因縁や信念といったものがほとんど無いので、
個人的にはそこまで熱さは感じなかったかな。

まあ、やっぱキャラ漫画ですね
実力の劣ったキャラにも色々見せ場が用意されてるので
登場人物一人一人の活躍が存分に味わえます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-09 12:51:05] [修正:2012-08-11 15:34:32] [このレビューのURL]

ヒロインの影が薄いなあ、とか
ママさんバレーの話長すぎない?とか
神成称の腕の怪我、結局試合に影響してないやん、とか

個人的に色々つっこみたいところはあったけど
試合の中で思考錯誤しながら勝ち進んでいくところは面白いし
主人公がリベロの重要性を認識していく過程なんかは
丁寧に描けてて好印象でした。

しかし、ラストは打ち切りにあったらしく
物凄い駆け足でストーリーが進み
藤原学園との決着もほどほどに、
足早に幕を閉じてしまったのが残念。
でもまあ、それなりに楽しめる漫画だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-07-19 16:39:01] [修正:2012-07-24 15:53:46] [このレビューのURL]

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-05-24 17:39:39] [修正:2012-07-03 13:36:54] [このレビューのURL]

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-07-01 18:16:05] [修正:2012-07-01 18:16:05] [このレビューのURL]

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-05-24 17:50:37] [修正:2012-06-05 15:03:30] [このレビューのURL]