「勾玉」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月21日

この漫画の雰囲気と全体に漂う空気感はまさに絶品。
描き文字や効果線などの漫画的表現を用いず
瞬間、瞬間を切り取ったかのように描写する鶴田謙二のスタイルが、
原作の魅力を最大限に引き出しています。

写実性に優れた情景は、臨場感に溢れ
冬の夜空と、漆黒の海に
思わず肌寒さを覚えてしまうほど。

物語の内容もまとまりがあり、読後の後味も爽やか
悠久の存在との、うたかた程の一時が
切なさと、そしてそれ以上の浪漫を感じさせてくれます。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2012-06-22 15:30:47] [修正:2012-09-10 21:03:33] [このレビューのURL]

絶えず何かしらの騒動やイベント(レース)があり、26巻という長編ながら飽きさせない作りになっています。

ただ物語の締めくくりは「そう来たか」という感じで、期待を裏切られた思いです。
なんというか、駿平の成長の証のようなものを作中で見せてほしかったな、と。
ぶっちゃけ駿平って、結構色々いい加減で、けじめのつけ方が後手後手なところもあり
「行動力がある」というところ以外、最後まであまり良いところが無いんですよね。
その中で唯一、仕事に真摯に取り組むようにはなる、というところが成長として見てとれるんですが
それも、結果としてついてこなかったのが歯がゆい。

あの終わり方も有りだと思うけど、やはり「長期連載の割りにこのラストか」という感じです。
自分は、この漫画を青春ドラマとして捉えていたので
最後はもうちょっと爽やかな感動がほしかったんです。
でも、全体としてはとても完成度の高い漫画だと思いますよ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-27 18:10:25] [修正:2012-08-27 18:22:14] [このレビューのURL]

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-07-07 22:44:22] [修正:2012-07-07 22:44:22] [このレビューのURL]

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-07-01 18:17:51] [修正:2012-07-01 18:17:51] [このレビューのURL]

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-05-24 18:00:29] [修正:2012-05-24 18:00:29] [このレビューのURL]

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-05-24 17:50:57] [修正:2012-05-24 17:50:57] [このレビューのURL]

この作者の作品の中では一番好きな漫画。
繊細な画風と個性豊かなキャラクター
超人的な特技の数々に夢中になりました。

でも、終わり方というか最終巻が微妙。
ジャンプ掲載時の最終話である146話までなら良い
打ち切り終了だし、時間が飛ぶのも許せる。
でもコミックスで描き足された最終話が酷い。

作中のキャラ同士が結ばれるところまで描いているが
そこは読者に想像させる余地として、残しておいてほしかった。
それに、結ばれたキャラ同士はいいが、はぶられたキャラの方は不憫。

他にも女装した六条は気持ち悪いし
作中で早々にインフレから脱落したライザーが
プロになり努力云々語る姿は滑稽に見える。

ジャンプ連載時は、かなり好きな漫画だったが
最終巻の内容が合わなかったので1点減点して、この点数。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-24 15:53:50] [修正:2012-01-24 21:59:23] [このレビューのURL]

とにかく、観てて痛々しい描写が多いのがキツい
尻の穴に銃口突っ込んで発砲し、死体がマンションの上層から、血便垂れながら
回転して落っこちていくところなんか、漫画なのにガクガク震えてしまった。

こういうエログロだらけの漫画は正直好きじゃないんだけど
恐い物見たさな感覚で、どんどん読んでしまうw。

これだけの抗争を繰り広げながら、結末には何のメッセージ性も感じ無かったが
逆にそのおかげで、単純に暴力を楽しむための娯楽作に仕上がってると思った。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-17 16:02:21] [修正:2012-01-17 16:02:21] [このレビューのURL]

武蔵の強さだけでなく、精神的な弱さや脆さといった部分にも焦点を当て
他の井上作品のキャラクター同様、武蔵がとても人間的で魅力的な人物に描かれている。

反面、小次郎に関しては聾者という設定にしてしまったことが、とても残念だった。
聴こえない、喋れないキャラクターをどう描いていくかという、作者の挑戦には興味があるし
今の小次郎も決して酷いキャラクターとまでは思わない。
しかし、もし喋れていたら、もし聾唖者ではなかったら
他の井上作品や武蔵のようにもっと人間性に溢れ、
感情移入の出来るキャラクターになっていたのではないだろうかと、つい考えてしまう。

小次郎にも多くの巻数を割き、クローズアップして描いてはいるが
巌流島の決闘で、「武蔵、小次郎、どちらにも負けてほしくない」とは思えそうにない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-22 20:23:37] [修正:2012-01-15 22:26:38] [このレビューのURL]

4コマ風の縦読み形式になっただけで、内容は同作者の「僕の小規模な生活」とほぼ同じです。
タイトルこそ「うちの妻ってどうでしょう」というネーミングですが
特段、妻に焦点を当てて描いたものという感じでもないです。
「僕の小規模な生活」と同じで、妻に限らず作者の身の回りのことや、感じたことが描かれています。

描かれている事柄自体は、「僕の小規模な生活」とは被っていないので
両方の漫画を照らし合わせながら読むと、より楽しめると思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-29 14:52:46] [修正:2010-09-29 14:53:44] [このレビューのURL]