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6点 COPPELION
放射能で汚染された未来社会で、遺伝子改造を受けた女子高生の超能力場とルマンガ。
上手い作家ではない。
あちこちデッサンもおかしいし、仕上げはゴチャゴチャしている。
お話も漫画としてはまぁまぁ及第点という程度。
ただし、女の子は魅力的に描けている。
ノリツッコミや泣き笑い、走る飛ぶ叫ぶと感情豊かでイキイキしている。
そこには手抜きがない。
続きは気にならないが、絵柄とアクションが好きなら楽しい。
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[投稿:2012-06-21 20:28:40] [修正:2012-06-21 20:28:40] [このレビューのURL]
殺された少女娼婦バロットがサイボーグの体と変幻自在の相棒を得て復讐するという話。
舞台はゴッサムシティの未来形。サイバーシティです。
主人公は攻殻機動隊の草薙素子の美少女形。ロリロリで電子的に無敵です。
相棒はバビル2世のロデムの小動物系。何でもありでおしゃべりの相手もできます。
漫画としての面白さは主に暴力描写にあって、
殺されたために暴力を振るう正当性を手に入れた主人公が、
殺人と性的快楽を直結した凶悪な変態どもを、もっと凶悪残酷にお仕置きするところ。
わかりやすい復讐の快楽と、さらなる敵のチラ見せで話をまわす。
変態バイオレンス路線がしばらく続いた後、主人公と相棒が殺しは嫌と言い出す。
互いにゴネてから、黒幕を逮捕し裁判にかけるというヌルい目的で同意して再び走り出す。
しょっぱなから倫理的に酷いシーンしかないので、社会全体がそういう価値観なのかと思っていたが、突然に良識が登場して相当に違和感がある。
さらに主人公の美少女が相棒の小動物を異性として愛していると言い出して、秩序を諦める。
路線変更からバトル一転、カジノを舞台にギャンブル勝負と人情話になった。
頭脳戦の内容はよく考えられていると思うが、絵ヅラが地味な上、
人情話は押し付けがましくてどうでも良い。
最後は、結局バトル。
小動物の昔の相棒が発狂して襲い掛かってくるのを撃退し、黒幕は起訴された。
原作は未読なので、作品の欠点を誰に帰責すべきかわからないが、
印象としては、漫画家のせい。
才能は素晴らしいが、漫画を作る地力が足りていない。
経験不足のまま大げさな原作に挑戦し、絵の才能で押し切った、という評価。
面白い面白くない以前に、何を描こうとしたのかがよく判らない。
漫画の文法をマスターすると大化けしそうだが、さて、そっちへ行きたがるのかどうか。
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[投稿:2012-06-14 16:57:14] [修正:2012-06-14 16:57:14] [このレビューのURL]
4点 スティール・ボール・ラン
まず、これはアメリカ大陸横断のホースレースなのだけど、
途中からレースの順位よりもバトルに勝つことが主眼になってしまった。
当たり前のことだが、暴力による対決で勝負を決めるのなら、
レースという形式が無意味になりはしないだろうか?
俺は俺の目的のために勝ちたい。お前もお前の目的のために勝ちたい。
その2つが相容れないから、勝負するしかない。
暴力で対決すると俺もお前も傷ついて、誰の目的も果たせない。
それは野蛮すぎるからレースで勝負しよう、というのが人類がレースを発明した理由だと思う。
(本当かよと言われると確証はないが)
SBRでも冒頭は、レースに勝つことが目的で順位を上げるために駆け引きをしている。
バトルは行われるが、選手同士は原則的に戦わない。
つまり日中はレースで他の選手と戦い、夜はバトルで敵と戦うマンガだ。
中盤で、そのようなスポーツによる勝敗の決定を断念するエピソードが挿入される。
相手の息の根を止めるのが男の戦いであるという話で、それを境に開き直るかのようにバトルが増えた印象。
で、これを、スポーツの勝負→殺し合いの勝負という意味の転向と読むと誉めすぎであろう。
レースとバトルを両立するマンガが作れなくなり、馴染みのバトル路線に戻したが、
スタート時の設定と整合を取るのに失敗し、適当な価値観を並べて読者を煙に巻いてどうにか最後までいった、というのがおそらくは正しい。
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[投稿:2009-08-04 14:01:35] [修正:2012-06-01 20:40:27] [このレビューのURL]
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