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7点 花のズボラ飯
主人公が料理について独り言を言いながらしみじみする短編漫画。
物語らしい物語はなく、今日も美味しくご飯が食べられて幸せ、というだけの漫画。
シンプルだが説得力のある漫画。
ズボラ飯は(健康に悪いだろうが)たしかに旨そうだし、
主人公がニコニコしながら料理したり食べたりしているのも愛らしい。
単行本1、2冊まではこれで十分OKだが、連載が長くなると、やや辛い。
言動が個性的で面白い主人公も、長く続けば新鮮味が薄れる。
いい年の主婦が、たかが食事でハシャギ過ぎて痛い。
脇役キャラが増えたり描きこみが豪華になっても、面白さには繋がっていない。
ほんわかした温もりが冷めないうちに手仕舞いするべきだと思う。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-11-30 11:19:30] [修正:2015-11-30 11:19:30] [このレビューのURL]
少年少女が世界の運命をかけて戦う話。
若者が「力」を手にして、内面の葛藤がドータラコーダラ。
非常に個性的な作風。
描きたいこと、伝えたいことが明確で、
それ以外は何もいらないという気迫で突っ込んでくる。
コマにより絵の出来栄えがばらついており、部分的にギクシャクしている。
だが全体の構成は巧みでスムーズだし、作者が何を描こうとしているのかは明確。
1話ごとにとても読み応えがある。
ただ、テーマや作風が原因で色々なユルさをそぎ落とした結果、
読者を選ぶマンガになってしまった。
同様のテーマを扱った類似作品に慣れていない人にとっては、
ヘタな上に意味不明かもしれない。
何度も読み返しはしないと思うが、構成力の非凡さで8点。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-11-14 15:32:49] [修正:2015-11-14 15:34:02] [このレビューのURL]
6点 姉ログ
姉孝行の弟と暴走する姉が巻き起こすギャグ。
ボケとツッコミがリズム良く展開されて何も考えずに読める。
女の子のデザインは記号的でほとんどエロゲー。
肌の露出も多くけっこうエッチな絵なのに、
全体的にコミカルで健全な雰囲気なのが独特。
賑やかで楽しいマンガ。
まったく同じテンション、形式でずっと連載が続いているのがすごい。
毎回の話は、ネタが違うだけでどれも大差はない。
どこから読んでも、どこを読み飛ばしても問題はないので
機会があれば読んでみて欲しい。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-11-14 15:07:28] [修正:2015-11-14 15:09:32] [このレビューのURL]
6点 ミル
人に変身できる化け猫の美少女と添い遂げる大学生男子の話。
ヒロインの設定が風変わりだが、骨格は単純なラブストーリー。
男と女が結ばれる、以上。
地味だが丁寧でセンスが良く、女の子はみな可愛い。
タイトルのミルがその化け猫ヒロインの名前。
冒頭から中盤は、主人公とミルの同居生活の話。
癒しの猫と、ときめく美少女、頼れるおばあちゃんが1人3役で、
張りと潤いのある生活や、秘密を隠す暮らしの緊張、
身近な人たちとの交流が描かれる。
終盤は、化け猫であるために人と長く一緒にいられないミルの寂しさや、
主人公がミルに人生を捧げる覚悟を固めて、2人が結ばれていく話になる。
ずっと一緒にいようね、で物語を終えても良かったはずだが、
この作品はその先を描いている。
ミルと主人公が友人や身内だけの結婚式を挙げたり、
老齢に達した主人公がいまだに美少女のミルと暮らすエピソードがある。
どうせまともでない人生を選んだなら結婚式もやらなくて良さそうなものだが、
身近な人間に秘密を打ち明け、祝福を受けなければいけないと考えるあたりが非常にマジメ。
化け猫との夫婦生活は不都合や気苦労が多い。
ミルは外見上、年をとらない。周囲に怪しまれる前に2人は数年ごとに引っ越している。
人間と結婚していれば得られたはずの様々なものを主人公は捨ててしまっている。
それでもなお、ミルがいれば良いと主人公は言う。
終盤あたりは読者が置いてきぼりで、いかに2人らしいかが主眼になっている。
話の展開も強引でなかなか共感しづらく、主人公とミルが結ばれるのが良い事と納得するのが難しい。
主人公とミルが一緒に暮らす困難さ、それを克服する強さに焦点をあてて、
安易なハッピーエンドとしなかったのは、作者の誠実なチャレンジだと思うが、
一抹のあやうさを感じさせる読後感になってしまった。
次回作での成長に期待。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-11-06 00:19:34] [修正:2015-11-06 00:42:29] [このレビューのURL]
著作権の切れた名作文学を、ドリヤス工房が10Pで漫画にまとめるシリーズ。
おおむね50年以上は前の作品のため、非現代的なドリヤス工房の作風(つまり水木しげる)にとてもよく合う。
これを読んで原作に興味が出たら、青空文庫で読めるので大変に良い企画。
当たり前だが、毎話が違う作品のため、好みに合う合わないがある。
すばらしいと思ったのが坂口安吾の「桜の森の満開の下」
たしかに水木しげるの飄々とした絵ヅラでありながら、
坂口安吾の美しく哀しい狂気をしっかりと表現している。
さすがドリヤス工房。よくぞここまで作りこむものと感心する。
2015年11月現在はこの漫画の単行本が刊行されており、
漫画作家へ利益を還元するために、過去作品の大部分が
トーチwebで読むことができなくなった。いたし方なし。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-11-01 02:39:22] [修正:2015-11-01 02:39:22] [このレビューのURL]
6点 ふたつのスピカ
厳しくて優しいおとぎ話のような漫画。
感情移入しやすく、続きが気になる。
だが、展開がトロい上に似たような事を繰り返す。
作者自身を主人公にした巻末のフラれ漫画も意味がわからない。
結局、星へ辿り着く人たちでなく地上から星へ手を伸ばす人たちの話なのだろう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-07-11 21:44:53] [修正:2015-11-01 02:24:44] [このレビューのURL]
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