「パンダマン」さんのページ

総レビュー数: 134レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年11月22日

8点 GANTZ

 もうひたすらに淡々としているのです
 普通の日常から始まって、突然の死。ありえない敵。なぜか戦闘。とありえない現状が続くんです。そこも淡々としてるんです

 淡々と進むからありえないバトルの連続がすごい現実として伝わってくるんです
 リアルな絵柄の戦いは、内臓でるは、潰されるはのグロいシーンの連続なんです。でも、そこも淡々としていてるんです。かえって現実なんだと思わせるんです

 それほどまでに淡々として見えるのはひたすらなまでに作者の主観を消しているからだと思います
 主観が入ってるのはタイトルのおっぱい姉ちゃん達だけだ…たぶん…

 スピードと迫力のある戦いが日常でひたすらに続けられる意欲作

 大分風呂敷を広げてきちゃったけど、うまくまとめてくれる事を期待

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-11-27 00:37:10] [修正:2006-11-27 00:37:10] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 高い次元の駆け引きという風に演出しているところがすごくうまい。
 おかげで、すっごく説明口調でテンポダウンしそうなところを、逆に話の巧みさでアップテンポに変えてしまい、やたらと緊張感がある場面が続くので、勘弁してってほど手に汗握ってしまった
 ゴンとキルアの関係も丁寧に作り込まれてて、ますます話に入ってしまう

 この話の練り込み具合とついでにアシスタントいないらしいので、週刊連載は無理なのは納得してしまう。とりあえず話のクオリティーを下げずに突き進んで欲しいです

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-26 06:51:35] [修正:2006-11-26 06:51:35] [このレビューのURL]

 のだめの変な奇声がくせになる
 のだめの本能的な行動が笑える
 そして、のだめにひっかき回されながら、なぜか前に進むきっかけとなる千秋を生暖かい目で見守る自分がいた

 テンポの良い会話にどんどんはまっていく自分に気付いたらもう変態の森に足をつっこんでしまった証拠
 抜けられないのだ
 変人ワールドを突き進むしかないのだ

 笑いつつ盛り上がる展開が、お堅いと思っていたクラシック音楽の世界を心地よい世界に変えてくた怪作

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-26 06:36:04] [修正:2006-11-26 06:36:04] [このレビューのURL]

 どんどん格闘界のダークサイドに足をつっこまされてるいくのに、妙に明るく、しかも折れずまっすぐに生きる主人公が結構好きです
 話も重くなってもおかしくない展開なのに、深刻になりすぎずにパラパラ読めて深みはないけど気楽に読めます
 あんまり知らないような武術の奥義がでてくるのも、武術マンガ好きにはおすすめ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-26 06:18:51] [修正:2006-11-26 06:18:51] [このレビューのURL]

4点 結界師

 絵もいいし設定もいいし少年マンガの王道で好きな設定なはずなんだ。…はずなんだけど、イマイチ話に入れない

 主人公が基本的にマイナス思考。でも、前向きなセリフを吐いたりでなんだかチグハグ。愛情表現が幼稚でストーカー気味なところなど、ある意味いままでない主人公だけど、それはちょっと違うだろ。主人公がどうにも好きになれなかったのがイマイチな理由だと思う。

 話自体はちゃんとしているので、日本妖怪の暗い雰囲気が好みなら面白いのかもしれないが、好きになれる妖怪もキャラクターもいなかったし自分には向かなかった。残念

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-26 06:04:51] [修正:2006-11-26 06:04:51] [このレビューのURL]

 主人公は自転車が大好きだ
坂ばっかりの街にきて、自転車で登るはめになる
そして、それすらも好きになる
 理屈じゃない
 自転車で坂を登りたいんだ
こんな気持ち、漫画で表現できないって思った

様々なチャリ馬鹿が出てくる
様々なプライドを持っている
すべてを賭けたライバル達との戦いに燃えないヤツがいるのか
熱いなぁ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-26 05:45:44] [修正:2006-11-26 05:45:44] [このレビューのURL]

 主人公のガッツは産まれた時から死に限りなく近い場所にいる存在。どんな時にでもそれを突っぱねる彼の生き方には限りなく強い生命力を感じる。
 しかし、それを切り開く力は、破壊と暴力によるもっとも原始的な力。すべてをなぎ倒そうとするばかりのガッツの未来は破滅の道なのか。その力でなにかを守ろうとする事はできるのか。その難題が常につきまとう死と生が煌めくファンタジー漫画

 圧倒的な世界観、壮大な運命、そして血塗られた行いこそファンタジーの王道。これ以上濃いファンタジーはそうそうお目にかかれるものじゃない

 未だにゴールの予想がつかないほど壮大になってきてるんだけど、作者生きてる内に終わるのかな?
 しかし長期連載にもかかわらず全然勢いは衰えない
 ガッツの生き方はますます輝くばかりだ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-26 05:38:29] [修正:2006-11-26 05:38:29] [このレビューのURL]

 「必死」って言葉がある。将棋では「必至」ともかかれ、次なんらかの手を行わないと必ず詰む状態を指す。だけど、この漫画には「必至」ではなく、「必死」のほうがふさわしい

 この漫画の主人公は、己の命を拳にかけざるおえない状態にあり、結果、必死にならないといけない状態だ
 命を賭けるっていうのが、どれくらいすごいパワーかちょっと想像しにくいけど、自分が知ってる例だと始皇帝の兵馬俑でそれを体験した。今でもわからないくらいの高い技術力で、すごい金属の彫刻やらデッカイ焼き物なんかが作られてたのだ。これは始皇帝の事だから職人の命かかってたよなぁーっと思わされる仕事でした

 始皇帝は中国だが、これはローマの話だ。ローマっていうと今でも参考にされるくらい進んだ政治や文化をもった国。
なんでそんな優れた所で、拳に命を賭けねばならないのか、そういう背景も丁寧に描かれてて非常に興味がわく
 試合(死合?)も非常に理論的でよく解説が入るがウンチク好きなので見ていてとても燃えるものがある

 命を賭けた修羅場を乗り越えて女の子っぽい主人公が段々とたくましくなっていく姿は、王道的な話だが、丁寧に作られていて安心して読める

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-26 05:22:30] [修正:2006-11-26 05:22:30] [このレビューのURL]

1点 D.Gray-man

 絵がうまいというところのみに1点
 設定自体が暗い上に、内容も暗い
 ガス抜きシーンも構成があまく失敗しているのは、キャラクターの作り込みが甘いせいだからだろう。感情移入が全然できないのです
 あれだけ重く暗い経験をしてる割に、主人公は成長らしい成長もみせず、見ている側をガッカリさせます

 元々悪魔は、宗教の世界の存在で、何かを乗り越える為の障害として存在し、その障害を乗り越えた時、人々は大きく成長させる為の導き手(だから元々は神であった堕天使という考えが後で生まれたけど、そのうちこの作品のようにただの悪の象徴になっちゃったわけですが・・・)なのですが、主人公達の成長をみてると全然その役目は果たしていないとも言えます。

 色々応用がきく設定だし、魅せる絵もあるだけにもったいないといえばもったいない作品

ナイスレビュー: 2

[投稿:2006-11-25 01:05:22] [修正:2006-11-25 01:05:22] [このレビューのURL]

 正直、これのレビューは難しい
 初めてこれを読んだときは、あまり面白くなかった
しばらくして読み返したら、すごく面白かった
レビュー書くにあたり、また読んでみたら、もっと面白く感じた
また、この先読み返したらもっともっと面白く感じるんだろう
 間違いなく自分の中では、このマンガは「本物」だからだろう

 しかし、うーん、どこが面白いというとちょっと説明しにくい
 4巻途中くらいまでは、規則正しい教授の生活をユーモアに描いている
 化け始めるのは、この後だ

 段々とヒューマンドラマとして色濃くなってくる
 柳沢教授が、人の心の中に発見したビューティーというのかな
 美だとちょっと堅いし、美しいだと詩的すぎる。まとめたビューティーがなんか一番近い気がする
 これを魅せられた時、ものすごい感動があるのだ

 でも、人によっては美しく感じないかもしれない
 最初読んだ時のオレのように
 美は難しく、感じとれればすごい熱狂できるが、ダメな人はダメなのだ
 バトル漫画のようにわかりやすい燃えるような展開があるわけでもない
 感じ取れた人だけ熱狂できるのだ
 たぶん、これが自分の感じた柳沢教授の面白さだと思う

 はっきりしてるのは、これを読んだとき、自分はものすごく幸せな気分になれたという事だ

ナイスレビュー: 2

[投稿:2006-11-22 22:57:52] [修正:2006-11-22 22:57:52] [このレビューのURL]