「パンダマン」さんのページ

総レビュー数: 134レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年11月22日

6点 CLAYMORE

化け物と戦う為に自分も化け物になり大剣を持って戦う。と書けばベルセルクと似ているが、似ているのは最初の設定だけ。こっちは女で本当に化け物になる。見せ場も大分違う
 クレイモアという女しかなれない傭兵軍団。女の子がいーっぱいな邪な漫画かといえば内容は硬派。
 典型的なバトル漫画で、変身すると強くなり、それなりのリスクを負わないといけないのも定番中の定番。リスクの条件付けが非常にうまく そのおかげでバトルに緊張感がうまれるようになった。変身の仕方もそれぞれで、飽きさせない工夫がされている。
 ただ、変身を使うバトル漫画としては迫力はあるが気迫が足りないといった感じ。ちょっと物足りない。
うまくいえないが頭でシミューレートした通りのバトルといったかんじで、魂のぶつかり合いといった感じではない。計算された迫力のあるバトルが続く。頭で思い描いたとおり描いてるようなバトルは素直にすごい

 見せ場は迫力のバトルなので、コミックで一気に読んだ方が面白い漫画

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-23 20:41:26] [修正:2007-09-23 20:41:26] [このレビューのURL]

 死臭がする。これは漫画なのに死臭がしてくる

 少年少女が世界を守るために使うのは命。命をつかって動かすロボットを使ったゲーム。負けは即世界の死を意味する。
 主人公達は行けども戻れども逃れられない絶対的な死がすぐそこまで待ち受けてる

 生は死が近いほど輝くが、人間が生を感じるのは死から遠ざかろうとする力。死を感じさせないほどのエネルギーにこそ生を感じる。
 だけど、これは死に向かって生きていく、生きなければならない状況に追い込まれる絶望的な話。感じられるのは生ではなくやっぱり死だった。

 この状況が受け入れるかどうかでこの漫画は変わってくると思う。正直死臭の濃さはかなりのもの。普通に読むと気持ち悪くなる人も多いかもしれない

 命を考えるにはいい作品。でも読んでも気は晴れない。そこが逆に先を読ませる原動力なのかもしれない

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-09-23 18:44:40] [修正:2007-09-23 18:44:40] [このレビューのURL]

 いやーこれは色物が最初から出すぎて、最初の印象は正直よくなかった
 主人公が「ヴァンパイアで愛称が赤バラかよ!?」に始まり、半吸血鬼や、ブラックスワンという憑依兵器にも追われてたりと、ドギツイ位大味な設定が第一話からいーっぱい出てくる。ついでに後から○○○とか追加された時はオイオイオイとツッコミいれたくなった。だけど、これをうまーく調理して面白くしてくるんだよねぇ、この原作者。

 すごいねー、推理小説書ける人は。話の展開すごいうまいよ。
こんだけ色物だしてギャグマンガにならないだけじゃなく、逆に利用してうまーく話を繋いでいくんだよね
 現実の足かせがなくなってファンタジー要素取り入れちゃった推理小説家の底力って素直にすごいね

 内容は至ってシリアス。強引にジャンルわけするとミステリーファンタジーなのかな。ヴァンパイアってついてるけど、ホラー色は全然ない。
 謎が謎を呼び、話が何度も転がる転がる。いやー面白いね。
終わりまで一気に読んじゃったよ。
 全然注目してなかったぶん、正直やられた感がすごい強い。
読んでよかった。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-23 03:38:58] [修正:2007-09-23 03:38:58] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 サッカーってプレイする側だけじゃなくって、観る側にも結構高いスキルが要求されたりする
 ただボールだけ追ってると、ゴール前にパスをしてFWが受けてシュートというプレイがみえるだけだ。だけど、その前にはディフェンスラインを引きつけて空いたスペースを他の選手が飛び込んで、初めてゴール前のパスにチャンスが生まれてたりと、何段階にも重ねられてきたプレイの結果がそこにはある
 ボールだけじゃなく全体の流れを見てないと一つ一つのプレイの凄さがわからない結構難しい事を要求される。だから、慣れないとスーパープレイヤーのドリブルとかの個人技にしか目がいかなくなってしまう

 この漫画は、タイトルが「ファンタジスタ」というにも関わらず、そういうスーパプレイヤーの個人技や必殺技をなるべく排除して、サッカーのプレイの面白さを伝えていた漫画
 パスの意味、ポストプレイヤーの役割、スペースの作り方、そういうのを漫画の中にうまく取り込んで、だれでもわかるように教えてくれた。読んでて感心するところは多数あった

 ただ、イタリア留学して、「おお、次はディフェンスの面白さを伝えてくれるんだな(イタリアといえば非常にディフェンスを重視する玄人なプレイを喜ぶところ)」という期待は全て裏切られた
 観る側のポイントではなく、選手の苦悩や一流チームの誇りとかのヒューマンドラマな漫画になってしまった。いや、それはそれで漫画としては、間違ってないんだ。だけど、これに求めるものはもっと違うところにあったんだよ・・・と失望したのもんです

 でも一番読むサッカー漫画。見せ場が必殺技じゃなくってサッカー自体を見せているものとしては結構貴重だと思う

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-09-23 00:47:54] [修正:2007-09-23 00:47:54] [このレビューのURL]

 ダイの大冒険と比べられがちだけど、借り物の世界じゃなくオリジナルの世界なので、作品としてはこっちのほうがのびのびと描いていて読み応えがある

 必殺技、必殺武器を身につけていき、悪い敵を仲間と力を合わせて倒していくベタもベタ、少年漫画の王道すぎる漫画。だけど、ベタな話は、ちゃんと作り込んでいけばこれだけ読めるようになる見本のような作品。王道はハマりやすくハマルと面白い

 敵が人間じゃなくモンスターなので罪悪感は感じず、バンバンと必殺技を繰り出せる所も健在。面倒くさいシーンはいらない。
悪いやつを倒して世直しの旅だよなぁ やっぱり

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-22 20:51:17] [修正:2007-09-22 20:51:17] [このレビューのURL]

 ガンプラが大好きな宇宙人ってどんなのだよっていう設定で引き込まれた
 設定どおりガンダムパロネタが多くて、知っていると笑えるところも多い

 でも、残念ながらというか、ガンダムをうみ出したサンライズというアニメ会社が、これのアニメを制作したという悲劇なのか、アニメのほうがパワーもあって面白い
 ガンダムうみ出しただけあって作者よりもガンダムに詳しく、ガンダムにかける情熱も上なのは当たり前といっちゃー当たり前。結果ガンダムパロネタの多いケロロ軍曹では、アニメのほうが面白いっていう結果は当然なのかもしれない

 まぁ、ケロロ軍曹を生み出したのは作者で、ケロロ軍曹他 ケロロ小隊のキャラクターはかわいくてよく動き面白い。
「〜でありますっ」っていう語尾は、ついつい使やすくてクセになっちゃいそう

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-22 19:20:31] [修正:2007-09-22 19:20:31] [このレビューのURL]

 ジョジョを知らなくても大丈夫なように作られた奇妙な冒険もの
 「今起きてる出来事はなんだ?」な事件が馬レース中に色々起きる話です
 ただ、このスティール・ボール・ランは最初のほうの「何だ?」が地味であまりインパクトがない
 トリックのネタがもうつきちゃってるのかぁっと思いきや、4巻くらいからジョジョシリーズでおなじみの例のアレがトリックのネタになってから面白くなってきます
 
 ただ、昔ほどの迫力はなんか感じなくて物足りなかった感じはしたが、今のところは面白いです
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-06 22:44:58] [修正:2006-12-06 22:44:58] [このレビューのURL]

 魂を削るような漫画の書き方をする人達が一杯出てきた漫画

これを読んだ時、「えーっ、漫画家ってこんなに追い込まれてるのかよっ」って知り合いの漫画家を尊敬しそうになった
 後日その知り合い漫画家ににこれの漫画の事話したら、首をブルブル振って「普通の漫画家は吠えろペンですよ」って言われた
 えーっそれもどうなのよーっ

 いや、まぁ真実はおいといて、破天荒に登場したヒロインは、バットで横殴りされたようなインパクトあった
 あんなの出しても女と感じるのは、作者が女の人だからだよなぁ
 男漫画家じゃネタで終わってるよ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-04 22:33:09] [修正:2006-12-04 22:33:09] [このレビューのURL]

 しゃべれない動物たちにアテレコをつけたのが、とってもかわいくて面白かった
 これ以降、他のマンガでもこれをマネるようになったくらい影響を与えていると思う
 動物にアテレコって実生活でやっても面白いけど、マンガでみると一段と面白い
 
 医者って人間だけだけど、獣医って全動物なんだよね。これを読んでそれに気付いた
 獣医って何を学んだりするのかって、想像できなかったけど、これはちゃんと取材されてるので、そんな獣医学生の学生生活がとても面白い。これを参考にしていいかは別としてね。
 まぁ、これくらい滑稽な学生生活のほうが実は現実にあったりするもんで、ある意味リアルなのかもしれない

 のだめカンタービレを初めて読んだ時、この空気どっかで感じた事あるっと思ったけど、これだった
 変人ばっかり漫画です

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-04 20:08:47] [修正:2006-12-04 20:08:47] [このレビューのURL]

7点 座敷女

唯一ホラー漫画で怖えーって感じた漫画

オレは幽霊とか化け物って全然平気だ
子供の時に、
「幽霊は人を殺してないけど、人間は毎日人を殺してるのよ」
って母親に教えられたからだ
超リアリズムを知らされた少年の苦い1ページがあったのだ
その時、怖いのは結局人間なのかぁーって子供ながらに思った

だから、これは怖い
狂気入ってる謎の女って、オイ 勘弁してくれよ、イヤ、だめだって、オイオイオイオイ、お、おっかないよ、うわ〜ん、おっかちゃーん

 都心は近所の人の繋がりが薄い
30メートル先の家の人の生活を知っていますか?
20メートル先の家の人では?
隣の家の住人が何をしているか知っていますか?
あなたの目の前の人間がどんな人なのか知っていますか?

そういうイヤーな盲点をついていくる都市伝説のような漫画

ナイスレビュー: 2

[投稿:2006-12-04 18:58:53] [修正:2006-12-04 18:58:53] [このレビューのURL]