「パンダマン」さんのページ
- ユーザ情報
- 1976年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://
- アクセス数
- 153525
- 自己紹介
-
最近になってやっと自分にあうかすぐに分かる漫画嗅覚みたいなのが出来た感じです
瞬時に見極めるので危険物管理も万全です
とっても便利です

8点 おおきく振りかぶって
ちょっと前に久々に週刊少年マガジンを読んでみたら、7割以上がスポーツ漫画という異常な状態。しかもどっかで見たことあるテイスト。そのテイストの大本と言っていいのがこの「おおきく振りかぶって」でしょう。この作品は、少なくとも講談社にとってはスポーツ漫画に革命をもたらした金字塔のようです。
スポーツ漫画の問題はスポーツにはルールがあって、これを読者が知らないと楽しめない事です。
この漫画以前は複雑なルールやシーンの解説はナレーションが入ったり、説明役の玄人記者なんかを登場させたり、練習試合でも現れる不自然なアナウンサーが定番でした。これらは折角盛り上げた流れを壊してしまう弱点がありました
この作品は、ルール、ゲーム展開を全部選手達の緻密な心理戦にもって来たことで読者は試合の流れを壊さず、むしろ加速して読んでいく事ができます。しかも野球の深い部分の魅力も感じ取れるというスポーツ漫画の理想型を作り上げました。作者の緻密な心理描写が面白いところにマッチした結果なんでしょう。
心理描写のうまさは選手をとりまく世界を描く所にも発揮。選手達の親や、友人を丁寧に描く事で、部活の空気感がうまく出ていて、ついつい学生の頃を思い出しました
ただ、この作者は男の心理は苦手なようです。男からみると乙女回路内蔵された純情選手はちょっと違和感がありますが、まぁそれもこの作品の魅力に比べたら微々たるもの。
これからもどんな野球の魅力を見せてくれるのか、元祖?だれでも楽しめるスポーツ漫画として楽しみです
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-02-21 00:37:52] [修正:2010-02-21 00:37:52] [このレビューのURL]
9点 Übel Blatt
面白い。「巌窟王」とか復讐劇が好きな自分にはたまらないものがありました
架空のファンタージー世界が舞台で、剣と魔法とドラゴンの定番も普通に出てきます。この3つが本格的に世界観に絡めてくるとファンタジー作品は血なまぐさいものになりますが、この血なまぐささが復讐劇とよくあっている。「ベルセルク」もそうだけどファンタジーと復讐劇は相性がいいのかな?
まぁ自分は剣や魔法なんかよりもファンタジーで一番好きなのは壮大で美しい景色や大げさな仕掛けとか背景部分のほうに目がいくんですが、この作品はそんなポイントも逃しません。美しい景色や大げさなからくりが出て来て楽しませてくれます。
物語も壮大でこっています。でも定番は外さないので話に安定感があります。例えば出てくる悪役が本当に下衆で憎たらしい。「よっ!待ってました!」と相づちを打ちたくなるくらい定番の悪役が出てきて本当に憎たらしく描かれている。それを主人公がバッサバッサと倒していくので単純だけど気持ちがいい。そうと思えば意外な展開に話が進んでいき話の先が気になります
主人公は最強剣士で最高の鍛冶屋で、正義感の強い男の子のロマンがつまったようなキャラクターですが、これが意外と大味にならず気にならないのは作者のうまさを感じます
久々によく練られた復讐劇を呼んで満足です
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-02-20 23:48:14] [修正:2010-02-20 23:48:14] [このレビューのURL]
0点 鉄のラインバレル
作者が「正義の味方」の欠点に気づいていないのがわかった時点で作品に入れなかった。この日本ではよくつかわれる「正義の味方」の意味を作者は少しでも考えたことがあるのかなぁ
「義」とは「人が進むべき道」を指す言葉で、それの正しい方向を「正義」というのです。だから、人の数だけ信じる道があり、似ているようだけどみんな違うわけです。
だけど、この主人公は正義、正義うるさいけど、この主人公の「正義」が全然見えてこないから気持ち悪い。それがはっきりしていないのに主人公を信じる人達も気持ち悪い。
しかも自分の正義を疑わず突っ走りまくる馬鹿な性格に、巨大ロボットという強すぎる暴力の力までゲットしちゃったこの恐怖。これでどうやってこの作品に入っていけばいいんだぁ
まぁ、こうなっちゃってるのも少しわけがあって、「ロボットモノ」には、昔の作品のオマージュ的な意味でわざと同じような話や設定にしたりします。他のロボットものの作品でも設定が似てたりするのはそのせいで、もちろんこれもそう。それもかなりのもの。だから、「正義の味方」という単語が出てきてもわかるんですが、それにしてももうちょっと考えて欲しかった。
絵はうまいし、ロボットのデザインもかっこいい。コマ割りも派手でいい。けど、いかんせんロボットは形がゴチャゴチャしてるから、色分けでもしないと敵か味方かもわからない。色変わるロボットまで出てくるともう混乱の極み。
あともう一個ダメだしすると、無痛覚症の人の苦しみもわからずに適当に出してること。これは無知とは罪と言っていいかもしれない程の問題。
がんばってはいるけど、読んでて色々虚しくなってしまった。アニメ化されたみたいだけど、こりゃ相当人物像にテコいれしないと見れないかも。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2009-04-28 00:16:43] [修正:2009-04-28 01:13:46] [このレビューのURL]
8点 とろける鉄工所
元々職人系の番組なんかが好きでよくみるんですが、元溶接工という異色の経歴を持つ作者。その作者が描く溶接工漫画。興味が出ないわけがない。
そしてそこには、地味ながらもびっくりな溶接工ワールドが待っていた!。・・・なんだか陳腐なキャッチコピーみたいになっちゃったけど、本当にそんな感じです。溶接を知ってる人にはなんでも無いことも知らない自分には、ヘェーと思う体験談が多数ありました。
でも一番のこの作品の魅力は、全部にわたって作者の愛情が詰まってること。作者の溶接工の仕事やキャラクターへの愛情が読んでいるだけで伝わってきます。特に女性キャラは愛らしいというか、出てくるだけでなんだか話がなごみます。絵柄も作品と非常に合ってて良い世界観をかもし出してます。
これを読んだ後、自分の変化に気づきました。日常にある溶接部分を見ると、その裏で戦っている溶接工の日々をなんだか想像している事を。地味だけど、なんだか世界が広がった気分です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-04-28 00:44:53] [修正:2009-04-28 00:44:53] [このレビューのURL]
6点 潔癖少年 完全装備
極度な潔癖症になってしまった少年。
その潔癖症が、周りの人と自分との間に大きな壁を作りだし、少年の世界を閉鎖的なものにするというアイデアが素晴らしい
暗くなりそうなのを愛と情熱と笑いで吹き飛ばしてて全体的に明るい話で読みやすい
こういう暗くならないように配慮してくれてるところが嬉しいね、なんだか
閉鎖的な空間にいる少年が、冷たそうにみえて実は熱く、他人の為に自分の世界を飛び出していくのが読んでて気持ち良かった
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-04-15 02:58:15] [修正:2009-04-15 02:58:15] [このレビューのURL]
6点 3月のライオン
3月のライオンってタイトルがいかにも少女漫画家っぽいなぁーっと思ったけど、読んでたらぴったりだった
暖かくなりそうで肌寒く、強くあろうとするほど孤独になる
プロ棋士の少年の目で見る世界は、どこか寂しく孤独で少し痛いが少し暖かい。
微妙な空気を表現するのは本当にうまい
まぁそれが面白いかどうかは別問題かもしれないが悪くないなぁ、こういうのも
毎回の話の表紙が秀逸で、風の強い川の側を散歩してる絵が、肌寒さが出てもどこか暖かい感じが非常によく出てて好きです
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-04-15 01:58:36] [修正:2009-04-15 01:58:36] [このレビューのURL]
5点 ソウルイーター
しょっぱなから既に99人も人殺していたり、課外授業で悪党殺しをしていたり、説明もなく人が武器に変身したりと、ツッコミ魂に火をつけてくれる漫画
年中ハロウィンのような世界観はなかなかいいし、話のテンポも悪くないが、全体的に底が浅い
「考えるな、感じるんだ」というブルース・リー先生の教えを忠実に実行するとこんな感じになるのかもしれない
うん、考えることも必要だな、やっぱり
漫画とは関係ないけど「マカチョーップッ」って叫びながらスローモーションでブロックぶっ壊すCMが一時期頭から離れなかったのはいい思い出
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-04-11 07:34:58] [修正:2009-04-11 07:34:58] [このレビューのURL]
7点 カノジョは官能小説家
面白さを追求する小説や漫画とは目的が違う官能小説。
その裏側というのはどうなっているのか、どういう想いで書いているのか、ちょっと興味があったので読んでみたら予想以上に面白かったです。
馬鹿がつくほど純粋な新米編集の主人公と、主人公が尊敬する女性官能小説家とが真のエロを追求していくのに、なぜか二人の関係はやたら純粋なものっていうギャップの面白さ。これにはやられた。どうしても先が気になってついつい読んでいた
突き詰めていくと、普通の面白さを追求するエンターテイメントも、官能小説とその方式や演出がなんら変わりがないというのが書いてあったシーンは衝撃だったし笑えました。
まぁ内容からお子様には紹介できないけど、エロの世界がコンピュータやらインターネットを発展させた原動力であるのは確かな事だ。その原動力をまともな視点で捉えている作品というのはあまりないんじゃないでしょうか。そういう意味でも結構貴重だし、作者は大真面目で書いていると思う。まじめでまともで面白い作品だと思いました
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-04-10 18:37:46] [修正:2009-04-10 18:37:46] [このレビューのURL]
色々平凡以下というかなんというか
読んでも、つまんないとも面白いともいえない話
面白い設定のキャラクターは出てくるけど魅力的でもないんだよなぁ
うーん これがこんなに続いてるのがよくわからないなぁ
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-04-10 02:30:18] [修正:2009-04-10 02:30:18] [このレビューのURL]
8点 けいおん!
もうなんにも考えなくてひたすら面白いことを追求したノリが良い漫画って疲れた心には結構必要だと思う
軽音部に入った少女達の日常を描いただけ、女の子度100%。系統としては「あずまんが大王」とか「らきすた」のような4コマ漫画。内容はあるようでないよう。でもそれが大事
疲れた心にはちょうどいいです
絵もかわいいし、キャラクターはイキイキしていて非常に愉快。
ただ4コマというより、普通の漫画に近い感じなので4コマ嫌いの自分でも読めたのが良かった
残念なことが1巻で一年という非常に速いペース。しかし連載ペースは遅いということ。3巻で終わっちゃうのかな、やっぱり。少し残念だ。
アニメ化されると全然知らなかった人気作品がブックオフに並んだりするので助かります
普段は興味ない分野なのでアニメ化されてなかったら出会っていなかったかも
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-04-10 02:06:36] [修正:2009-04-10 02:06:36] [このレビューのURL]