「souldriver」さんのページ

総レビュー数: 110レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年06月21日

これは評価が難しい。
最初読んだときは衝撃を受けたしどんどん読めたけど、なぜか今考えるとどういう内容だったのかよく思い出せないほど印象が薄い。
着眼点はすごいし、現代人の深層心理について興味深い考察?がなされていると思う。ただ描写がリアルすぎてイマイチ馴染めなかったのと、展開が飛躍しすぎるため状況がよく理解できない(主人公も僕も)のが原因なのだろうか。

おもしろいんだけど、印象には残らない。
「おもしろい」と「印象に残る」は今まで常にセットで感じてきたから、これはかなり珍しい。ある意味貴重な作品なのかもしれない。
しかしながらさほど先が気にならないのは痛い。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-29 18:52:02] [修正:2007-06-29 18:52:02] [このレビューのURL]

5点 ONE OUTS

ルールの穴を突いたかけひきや、中盤以降チーム改革に乗り出すところは面白かった。

しかし全体的に展開があまりにもインチキ臭く、セリフや説明が多すぎて読む気にならないし、読んだ後の満足感は薄い。作者が野球好きなのは分かるが試合描写はかなりお粗末で迫力に欠け、プロ野球を舐めてるとしか思えないような場面も目立つ。「試合中にグラウンドで喋ってることが相手ベンチや観客席どころか放送席にまで聞こえるはずないだろ…」と何度も思った。
一番盛り上がるべき終盤の展開がモロにダイジェストなのも疑問。
作者は「あらゆる野球漫画へのアンチテーゼ」として描たそうだが、それは言いすぎ。先人に失礼。

確かにエンターテイメントとしては良作。が、過大評価されすぎな気がする。
ここの高い評価を期待して読んだ分ガッカリ感の方が大きかった。
普段野球に興味がない人は楽しめると思うが、野球経験者やプロ野球好きには粗が見えすぎるのでお奨めできない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-06-25 18:16:56] [修正:2007-06-25 18:16:56] [このレビューのURL]

5点 BLEACH

少年漫画の王道と言える路線を突っ走っているがため、良い面と悪い面がくっきりと分かれているように見える。

「オサレ漫画」の烙印が押されている原因の一つに、独自の世界観に対する説明の不十分さが挙げられる。
死神や虚の存在、ソウルソサエティの設定自体は面白いアイデアだが、その世界が存在する必然性の説明や定義が十分になされないまま勢いだけで話が進行していくことが多いため、ふと現実世界とのリンクの曖昧さに気付いたときに一気に醒めてしまう自分がいる。
また再三言われている通り現状酷いインフレーションに突入しており、こうなってしまうと今の路線のままではもう盛り返しは難しいかも…と思ってしまう。

とはいえキャラクターはそれぞれ立っており、戦闘描写もそれなり。エンターテイメントとしては悪くない。
余談だがどこかで「一護とそれを取り巻く人間関係はうしおととらのオマージュだ」という指摘を見たことがあった。なるほど、納得。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-23 00:14:44] [修正:2007-06-23 00:14:44] [このレビューのURL]

得点は暫定。

今回の舞台は西部劇。主人公の得物はもちろん銃だけど、最近なにかとよく目にする弾丸乱射しまくりな銃撃戦とは違い、一瞬の抜き打ちが勝負を分ける渋い戦闘シーンが良い。
キャラクターや設定などは良くも悪くも皆川先生の十八番という感じで、さて、ここからどう料理していくのか楽しみ。アクションシーンに派手さこそ少ないものの、スピード感溢れる描写はさすがの一言。
カイルが良いキャラしてます。期待。

08.08.20追記
2巻が出てたので感想。
「・・・あれ? これってこんなノリだったっけ?」

フツーに旅をして、フツーに敵が襲ってきて、フツーに切り抜けて、フツーに新キャラが出てきて、新たなフツーっぽい謎が・・・。
なんとも締まりのない展開。
とりあえず死ぬかもしれない危険な場面でみんな冷静すぎて、逆にこっちが不安になってきた。

なんだか雲行きが怪しくなってきた気がするけど、期待してます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-01 00:43:42] [修正:2008-08-20 09:20:23] [このレビューのURL]

特におもしろい訳でもなく、かといって酷評するほどおもしろくない訳でもなく。
なんでこれが10巻も出るまで続いちゃったんだろう。内容がほとんど記憶にない。

マインドアサシンの出来が良かっただけに、かず先生には期待してたんだけど…。
この作品以降の転落ぶりがあまりにもひどいため、これを早めに打ち切ってあげてた方が作者のためには良かったんじゃないかとさえ、ときどき思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-10 12:29:04] [修正:2007-09-10 12:29:04] [このレビューのURL]

初めて読んだときはモロにグロい描写や細かい絵柄が新鮮に映ったけど、それだけ。どうにも後味のない薄っぺらな印象しか残らない。

謎が謎を呼び…まではいいんだけど、その謎がさらに謎を呼び、さらにさらにその謎がまた謎を呼び…と無限ループが続き、読んでるうちに何が最初の謎だったのかなど軽く忘れてしまう。
登場人物もただひたすら猟奇的なだけで、魅力は一切感じられなかった。
「サイコさん」とはよく言ったものだ…。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-30 23:09:42] [修正:2007-08-30 23:09:42] [このレビューのURL]

土田世紀史上稀に見る駄作。
熱いノリとかただのスポ根ものに終わってないあたりに「らしさ」はあるものの、ネタがネタだけにとんでもなく時代錯誤の古臭い雰囲気が充満しており、持ち前の泥臭い作風がそれを加速させている。
さらに掲載誌の事情により突然打ち切られ、例の終盤の超展開に加えなんとも後味の薄い終わり方。

ボウリングそのものの描写やギャグは気合入ってて良かったんだけど…。

これとは直接関係ないんだけど、なぜこの作者の漫画には「ライバルが海外に渡り、空港で飛行機が飛び立つ場面で完」っていうパターンが異常に多いんだろうか。謎だ…。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-22 12:34:28] [修正:2007-08-22 12:34:28] [このレビューのURL]

「なるたる」ほどの不快感はなかったけど、相変わらず何が言いたいのか理解できない。
今の子供の心理ってこんなもんなんだろうか…。子供らしくないという以前に、なんかできすぎてて嘘くさい。作られた戦争ゲームの登場人物を見せられてるだけな気分だった。

今のマンガに(特に少年誌)「死」の描写を避ける風潮が強いのは良くないと思うけど、逆にここまで死を全面に押し出すのはやりすぎ。ひたすら非現実感が残る。

この作者とは絶対に分かり合えないような気がする。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-11 23:53:21] [修正:2007-07-11 23:53:21] [このレビューのURL]

何となく興味本位で手にとってみたけど、正直この作風は僕には合わないらしい。
絵柄やキャラクターに魅力を感じられないのをはじめ、唐突にマニアックな近代兵器がわらわら出てくる違和感、重いんだか軽いんだか話の筋がよく分からない展開、すべてが…うーん。
痛々しい描写もかなりあるのになぜか現実感が湧いてこない。余白の多い絵が必ずしも悪いという訳ではないけど、絵からあまり力感が伝わってこないのがどうにも。
残念ながら作者のコメントにもほとんど共感できるものはなかった。

序盤こそ他のマンガにない独特のドライな空気と先行きの不透明さが新鮮に映ったものの、5巻あたりから退屈さの方が先に立つようになってしまった。

最初に表紙を見た時点で自分には合わなさそうな雰囲気を察したけど、改めて「直感ってけっこう大事なんだな」と思わせられた。
かなり人を選ぶ作品だと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-03 14:02:00] [修正:2007-07-03 14:02:00] [このレビューのURL]

薦めてくれた知人には悪いけど、これは…全く肌に合わなかった。

なるほど、確かに敵にも主人公たちにもそれなりの主義や主張はあるらしい。ただそれが総じて薄っぺらい。
主人公たちの向かう方向性があまりにもぼやけてはっきりとしておらず、それなのに当の本人たちは出どころ不明の信念と腕力だけで問題を解決していってしまう。そしてそれをやんわり肯定してしまう周囲の空気。
そんな戦後の混乱期というシビアな情勢には場違いすぎる、ある意味「天然」な世界に完全に置いてけぼりをくらってしまったという感じ。このノリがどうも理解できない。

まあこれはこれで、絵柄が好みに合いさえすれば意外と楽しめるのかも…。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-01-16 23:24:13] [修正:2008-01-16 23:24:13] [このレビューのURL]

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