「勾玉」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月21日

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-26 12:47:53] [修正:2012-10-26 12:47:53] [このレビューのURL]

まず前提として、自分はこの原作のアニメ映画が好きではありません。
映画版に点数を付けるとすれば、3点くらいでしょうか。
何が主題で、誰が主役なのか、と問いたくなる散漫な内容に、
全く熱中出来なかった覚えがあります。

一方で、漫画版は一人一人の感情の機微が明快で良く分かります。
映画では自己中にしか見えなったヒロインも、
周りに流されているだけで主体性を感じなかった主人公も
漫画版では、それぞれの想いと感情の変化がしっかり描けており
一転して、とても好感の持てるキャラクターになっていました。

ただ、現実世界と同様の権限が与えられるアカウントで
戦ったり、賭け事をしたりする、この世界の構造には相変わらず馴染めないですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-22 22:15:14] [修正:2012-10-23 08:43:36] [このレビューのURL]

どの話も、暗澹とした空気が漂っていて
短編集ながら異彩を放つ漫画。

1巻に収録されてる3編はどれも珠玉の出来栄えで
その中でも、「きっとかわいい女の子だから」は
些細なことで瓦解してしまう思春期の危うさを
見事に描き切った傑作だと思います。

一方、2巻の方は個人的にどれも佳作止まり
1巻は9点を付けたいくらいの衝撃だったけど
2巻の方は6点くらいかな、てことで総合点は8点にしときます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-31 14:24:57] [修正:2012-10-22 11:47:35] [このレビューのURL]

ストーリーは凄く面白いんだけど
この物語は、漫画よりも文章で読みたかったなというのが本音。
と言うのもこの漫画の性描写が、生々しすぎて苦手だから。
ガッツとキャスカのセックスシーンは毎回飛ばして読んでるし
蝕の場面も、「怖い」「恐ろしい」よりも「エロい」という感想の方が先に来る。

最近はそんな描写も鳴りを潜めているが、今度は物語の進行が遅い、遅い
ストーリーの先が気になるのは確かだけど、待ち遠しいと言うほどではないかな
完結してから一気読みしたいタイプの作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-21 09:39:28] [修正:2012-10-21 09:47:22] [このレビューのURL]

7点 神童

前半の野球部分がちょっと冗長。
うたの能力を間接的に描いていて、これはこれでつまらなくは無いんだけど
話の本筋からは少し外れるし、物語全体の3分の1くらいを占めてしまっているので
ストーリーの導入としては、ちょっと長いかな、と。

しかし、後半に差し掛かかり和音が音大に入学してからは、とても面白い。
2人をとりまく環境が徐々に変わっていき
流れる様にストーリーが進展していく。
思わぬ逆境もあり、クライマックスに至るまでの終盤の展開はとてもドラマチックだった。
ただ進展が早すぎるせいか、トントン拍子に物事が進み過ぎているようにも感じてしまう。
前半の野球シーンを削って、後半の和音の学園生活や、うたの心境の変化に
話の配分を割いてくれれば、もっと評価は上がっていたかな、と思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-06-29 17:16:32] [修正:2012-10-20 21:27:37] [このレビューのURL]

この漫画はアイディアの宝庫。

・強さを数値化する「スカウター」
・2人のキャラクターを合体させる「ポタラ」
・一時的に力を増幅させる「界王拳」
・他者の生命エネルギーを凝縮して放つ「元気玉」
などなど、魅力的な必殺技や設定がバンバン出てきます。

あとは言うまでも無いけど戦闘シーンが上手すぎる
超人バトルを描いてるのに「何がどうなっているのか分からない」
ということが一つとして無かった、流石。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-05-09 13:58:15] [修正:2012-09-21 10:59:06] [このレビューのURL]

6点 外天楼

気軽に中華料理を楽しんでいたら、いつの間にかフランス料理になっていた
っていうくらい、導入と締めではテイストが違う。
どっちの料理もそれぞれおいしいし、隠し味を仕込みながら
気付かせずに擦り替えていった手際は見事だけど
やはり統一感には欠けたのか、あの結末の割に心に残るものは少なかった。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2012-09-19 09:57:50] [修正:2012-09-19 09:59:25] [このレビューのURL]

すでに他のレビューでも言われていますが
漫画ではなく、絵に文章がついた絵本と言った形式の作品です。
そのため物語の展開は簡潔でテンポよく進展していくのですが
反面、漫画の強みであるキャラクター性には欠けています。
チベット民話が元になった話というだけに、
童話を読んでいる感覚に近いですね。

ナウシカが公開される前に描かれたこの作品は
映画監督、宮崎駿を形成するルーツの一つでしょう。
ジブリ映画が好きなら、読んでおいて損は無いと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-15 10:52:16] [修正:2012-09-15 10:52:16] [このレビューのURL]

この漫画の雰囲気と全体に漂う空気感はまさに絶品。
描き文字や効果線などの漫画的表現を用いず
瞬間、瞬間を切り取ったかのように描写する鶴田謙二のスタイルが、
原作の魅力を最大限に引き出しています。

写実性に優れた情景は、臨場感に溢れ
冬の夜空と、漆黒の海に
思わず肌寒さを覚えてしまうほど。

物語の内容もまとまりがあり、読後の後味も爽やか
悠久の存在との、うたかた程の一時が
切なさと、そしてそれ以上の浪漫を感じさせてくれます。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2012-06-22 15:30:47] [修正:2012-09-10 21:03:33] [このレビューのURL]

自分にはこの漫画のどこが面白いのかが、よく分からなかった。

ここのレビューでもギャグとして評価されてる向きが強いようなので
ギャグの合わないギャグ漫画を読んだ、と考えれば楽しめないのも当然か。

合間合間の小ネタや、
ノリの良すぎるキャラクターについていけるかどうかがポイントだと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-08-29 13:03:25] [修正:2012-08-30 23:53:22] [このレビューのURL]