「勾玉」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月21日

現代の田舎を舞台にした妖怪譚。
妖怪を忌むべき存在として排除していくのではなく
畏敬の念を持って、対処方法を学び考えていくという
素朴で奥深い漫画となっています。

ほのぼのとした作りである一方、
厳しくも頼りになる祖父の存在は物語をグっと引き締め
また、霊媒体質という同じ悩みを共有した姉妹の絆には胸が温まります。
大袈裟な感動は無いけれど、
読んでいてじんわりと心に残る、お気に入りの作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-26 19:27:26] [修正:2013-03-27 02:18:34] [このレビューのURL]

8点 ラフ

[ネタバレあり]

ヒロインとの関係が少し予定調和に進みすぎるきらいはあるけど
終盤の波乱の展開を皮きりに、
徐々にヒートアップしていく物語には引きつけられるものがあります。
そして競泳の結果では無く、ヒロインの告白で締めるラスト
これが何とも爽やかなんですよね。

あだち充の漫画は、スポーツ漫画では無く、
青春漫画だな、と改めて認識させられました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-11-14 17:45:12] [修正:2013-03-26 22:39:57] [このレビューのURL]

史実をベースにしているけど堅苦しさは微塵も無い。
強くなろうとする主人公と、その前に立ちはだかる強敵達、
志しを共にする仲間や、戦いに華を添える女性キャラの存在、など
青年漫画でありながら、少年漫画のツボを押さえまくってますw

話の魅せ方も幅広く、権力闘争や外交での謀略なども挟み
飽きさせない面白さ、このまま最後まで突っ走ってほしいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-01-14 21:25:05] [修正:2013-03-26 03:46:25] [このレビューのURL]

7点 H2

長編ながら常に安定した面白さ、
しかしそれだけに三角関係に帰結するラストが残念でもある。
春華は完全に蚊帳の外だし、
佐川、大竹、島といった脇役達の影も薄くなる。
決勝をカットせずに、そこらへんを補完することが出来ていれば
文句無しの名作になったんじゃないだろうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-03-26 03:32:41] [修正:2013-03-26 03:37:29] [このレビューのURL]

ジャンルとしては「日常漫画」と言うよりは
「ユル〜いギャグ漫画」と言った方が、個人的にはシックリ来るかな。
大笑いしたり、のめり込んだりって程ではないけれど
ちょっとした暇つぶしに読むには最適な一作かも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-01-26 15:58:50] [修正:2013-03-25 13:55:26] [このレビューのURL]

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-05-24 17:51:21] [修正:2013-01-30 00:59:55] [このレビューのURL]

6点 BLACK CAT

雑誌で読んでいた時は、ほとんど流し読み状態
というのも、クロノスや星の使徒などが絡み、場面転換が多めの漫画なので、
週刊で読んでると前後の内容がちと掴みづらいんですよ。
そのせいか当時はパクリ部分だけがやたら目についてしまって
ネットの検証サイトを眺めてる方が楽しかったくらいでした。

んで、最近になってコミックスで読み返してみたところ
ありゃりゃ、こりゃ意外に楽しめるな、─と。
星の使徒とクロノスを交えた、ちょっとした三つ巴のような関係であるとか
あるいは、星の使徒の内部不和であったりなど、
単純に敵の一味を一人づつ倒していくような
ベタな少年漫画にはなっておらず、思いのほか感心して読んでしまいました。

まあ、それでも既視感だけは拭えないんですけどね、
自分もパクリ元になっているハンタやカウボーイビバップが大好きなんで
見ていない人には、そっちをお薦めします、
でもこれもそんなに悪くない漫画かな、とも思うようになりました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-01-27 18:23:05] [修正:2013-01-27 18:23:05] [このレビューのURL]

9点 度胸星

[ネタバレあり]

宇宙飛行士になるための過酷な試験と、曲者揃いの候補生、
そして不撓不屈の精神でいくつもの難局を切り開いていく主人公、
いやあ、もう文句なしに面白いです。

物語の佳境でバッサリ終わってしまうラストも、個人的には全然有り。
友を助けるため、そして夢を叶えるため、
危険を顧みず全てを投げうって火星を目指すラストは高揚感があって
一人の人間の生き様を垣間見た心地になりました。
でも、記者会見の場で「死ぬ度胸は無い」と言いきっちゃう度胸(主人公の名前)なら
何だかんだで生きて帰って来るんだろうなあw
続きがあれば勿論読んでみたいけど、これはこれで良いラストなんじゃないでしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-11-27 20:08:55] [修正:2013-01-24 13:12:33] [このレビューのURL]

7点 PLUTO

浦沢直樹の描くサスペンスって、長編のわりに結末がやけにアッサリしてる。
読み進めてるときは物凄く面白いのに、読後の満足感がいまいち伸びないのは、
この幕引きの味気なさが起因してるんじゃないかなあ。

この漫画の場合、原作の「地上最大のロボット」を踏襲した終わり方をしてるから
ある程度仕方ない面はあるけど、あれだけ物語を膨らませたんだから、
もう少しエピローグがあってもいいと思うんだよねえ‥。

でも、戦いがメインだった鉄腕アトムの物語を
主人公を変えてサスペンスに仕立て上げる発想と手腕は
やっぱり見事としか言いようがないです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-01-22 22:42:42] [修正:2013-01-23 19:05:02] [このレビューのURL]

常にタイムリミットを意識させられるスピーディーなストーリー展開が好印象。
ただ当時は、前作ガンブレイズウエストが打ち切りだったこともあり
「この急ピッチな展開の連続は、もうすぐ打ち切りなんじゃないか?」と
別の意味でもハラハラドキドキして読んでましたw
まあ結局、打ち切り終了にはなってしまったんですが
最後はそれを感じさせないくらい綺麗な大団円で終わってます。

あとは、蝶野にしてもヴィクターにしても、
根っからの悪ってのがあまりいないのが好きでしたね。
特に蝶野は、何者にも縛られない唯我独尊な性格や、言葉選びのセンス、
そしてカズキとの決着にこだわる一本気なところなど、蝶サイコーな敵役でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-01-22 17:51:37] [修正:2013-01-23 16:13:38] [このレビューのURL]