「チーズカバオ」さんのページ

総レビュー数: 75レビュー(全て表示) 最終投稿: 2017年07月23日

良いか悪いかは別として、見せ場を作るためには平気で前置きにコミックス1、2巻分の尺を使う神経は凄い。
普通、月間連載でこんなんやる度胸ないでしょ(笑)

相変わらず色々荒いし、面白さに波がありすぎるけど、総合的に見ればやっぱり並の少年漫画とはレベルが違うと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-10-09 20:28:40] [修正:2018-10-09 20:28:40] [このレビューのURL]

問い・・・ジャンプで一番愛すべきバカは?
答え・・・アナベベ

ぶっちゃけコイツを見るだけでも全巻買う価値があると思う。よくこんなキャラクター思い付いたなというレベルで面白すぎる。もはやオーパーツと言って良いのではないだろうか。
まあ、アナベベに限らず、徳弘正也の唯一無二のセンスと人格が遺憾無く発揮された驚異の一作だと思う。
と言うかこの人やべえよ!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-10-05 22:52:10] [修正:2018-10-05 22:55:17] [このレビューのURL]

6点 HELLSING

[ネタバレあり]

休載の多さとか、ページの少なさとか、後半のやる気のなさとか色々憤る部分はあるけど、やっぱり素晴らしいんだよね。8巻の途中までなら10点付けたいくらい。終盤のアーカードが◯◯るシーンも美しすぎるし。
だからこそ終盤のボス格キャラのやっつけ感が許せないから、意地でも高得点は付けたくない。可愛さ余って憎さ百倍ってヤツですな。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-10-03 21:30:35] [修正:2018-10-03 21:32:45] [このレビューのURL]

浅い浅い浅い、薄い薄い薄い、イタイイタイイタイの大不快漫画。
この作者は多分、若い頃に吸収した創作物が漫画とアニメに偏り過ぎていたんだろうなと思う。まあ、作者と同じような感性を持つ読者のツボはピンポイントで突きまくってる気はするし、ハマる人にとってはたまらんのだろうけど。
とは言え、好き嫌いは置いておくにしても客観的に考えて、そんなに出来の良い漫画とは思えないなー。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2018-10-03 21:20:38] [修正:2018-10-03 21:20:38] [このレビューのURL]

7点 MAJOR

[ネタバレあり]

野球に人生をかけた男の生き様を描いたと言えば聞こえは良いが、その長さ故に必然的にだれる部分も出てくるわけで。
野球選手と言えど、人生全てが見せ場な訳ではなく、特にプロになってからは盛り上げ方の引き出しがグッと狭まった気がする。
特に、毎度同じようなことをやらかして窮地に陥る吾郎の成長の無さには辟易する。

それでもやはり、1つの作品の中で、本田(茂野)吾郎の野球人生を最期まで描ききったことは称賛に値すると思う。
最後の最後、打者転向した吾郎のあのシーンはまさしく「かっこいいーーー!!」としか言いようがないのだ。

個人的には、少年漫画でこれをやってのけたことは本当に見事だと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-09-09 14:03:15] [修正:2018-09-09 14:04:26] [このレビューのURL]

7点 SLAM DUNK

スポーツ系の少年漫画としては超一級品であることは間違いない。作品の漫画としてのレベルやクオリティにケチをつける気はない。

ただ、個人的にこの作品の登場人物や、物語の根底の価値観はあまり好きになれない。
なんというか、メインキャラクターたちの行動、言動、思想その全てから、恵まれた人間のエゴが滲み出ているような気がする。
赤木のようなスポーツに勉強、私生活までストイックな漢はともかく、他の連中はとてもスポーツマンとは思えない幼稚な精神しか持ち合わせていないと思うし、最後まで大して成長しなかったように感じた。

本気でスポーツに向き合うことの素晴らしさは「肉体と精神を鍛え、厳しさと優しさを学び、人間的に成長すること」にあると思う。
そしてなんとも上手く言い表すことはできないが、この漫画で表されている成長や努力は、美しくて見映えの良い表層的なものに過ぎないような気がする。
スポーツというより、ゲームに必死に取り組んでいる少年たちの青春劇に見えてしまうのだ。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2018-09-02 23:15:56] [修正:2018-09-03 00:46:10] [このレビューのURL]

もう色々な意味で「なんだこれは!?」ってなる作品。
アクション描写や、登場人物の造りがもはや別次元であり、作者の頭が心配になってしまう。
恐らく、アクション描写を表現する上で最も優れた媒体は漫画であるということを確信させてくれる、究極の大傑作である。

そして何より、終盤のストーリー展開や着地のさせ方が、かつて読んだ漫画の中で最高峰だと断言できる。
以前作者のインタビューを読んだが、長編漫画の終わらせ方に並々ならぬ神経を使っているようで、長編漫画の締め方は漫画家の人生にとってかなり重要なポイントになると語っていた。
そして、終盤の展開はまさしく、作者がその考えに基づいてのたうち回りながら紡いだものであり、1ページ1ページから作者の執念のようなものが溢れ出ている。
もっとも、これほど見事な締め括り方が出来たのは作者の能力が高いだけではなく、連載環境が極めて恵まれていたからでもあると思う(ラスト数話に向けて、半年くらい休載期間をもらえていた)。
しかし、少なくとも編集や読者がそれを許してしまうほど魅力的な作品であったことは間違いない。

あえて難点をあげるとすれば、序盤の画力やストーリーが微妙で、割りと初見切りされやすいところか。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-08-11 22:50:05] [修正:2018-06-25 17:15:30] [このレビューのURL]

面白い!
今は亡き少年キャプテンの漫画を彷彿とさせる作品。

間違いなく、ある特定の層にはどストライクするタイプの漫画だが、その層の漫画読みに余計な説明をする必要性を感じないため、あえて詳細な内容については触れない。
たまにこういうマイナー王道路線というか、プロットのシンプルさに反して妙にマニアックなオーラのある漫画が出てくるとたまらんよね。

この飽和状態の漫画界において多くの漫画家が捻った漫画創りをする中、この手の漫画で勝負できるのは、作者の地力の高さを表していると思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-06-25 06:49:08] [修正:2018-06-25 06:51:49] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

違う、そうじゃない!
なぜこんな展開になる!?
そう、それだよ、俺達が読みたいのは...って、だからなんでそっちに向かうんだ!?

こんな気持ちが、読んでいる間ずっとつきまとう漫画。
読者がバトル漫画に渇望している本質を確かに持っているのに、
いらん要素や展開が怒濤のような勢いで押し寄せ、悉くこちらの意欲を萎えさせる。
結果、読者は謎のストレスや怒りを感じ、不完全燃に陥る。

読みたいと思う部分がチラチラ見え隠れするだけに、余計にフラストレーションが溜まってしまうのだ。
そういう意味では、ただつまらない漫画よりタチが悪いとも言える。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-03-07 16:57:30] [修正:2018-03-07 16:57:30] [このレビューのURL]

7点 BLEACH

[ネタバレあり]

この漫画に対して世間的に下されがちなネガティブな評価は、ほとんど間違っていないと思う。
ただしそれを踏まえても、いや、むしろそれらの批判されているポイントが一周廻ってこの作品を途轍もなくおもしろおかしくしている。
まぁ、これはもはやギャグに対しての感性の問題なので、一読して笑えなければ必然的に低評価を下してしまうのかもしれないが。

ただ一つ、ネタ抜きで評価点を挙げるとすれば、この作者のキャラデザやここぞという時の演出のセンスは飛び抜けていると思う。
最近のジャンプの読み切り作家達のインタビューからもわかるように、結構後続の若手漫画家に影響を与えていたり、漫画家やアニメーターの間でも「格好良い魅せ方」の話題では、本作の名がよく挙がるらしい。

やはりプロ目線でも一級品らしいそれらの点は、素直に評価されるべきであると思う。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2017-11-19 19:53:28] [修正:2017-11-19 19:58:33] [このレビューのURL]