「勾玉」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月21日

極悪非道の悪党共がケンシロウの一撃でプリンのように弾け飛ぶ様はとても痛快だが、
見どころと言えばそれくらい。
割と早い段階でワンパターンな展開に飽きが生じ、
ラオウとの対決を最後に読むのを断念してしまった。
後付設定も多く、ストーリーの都合に翻弄されるキャラクターがなんとも不憫な漫画である。

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[投稿:2019-12-02 14:12:27] [修正:2019-12-02 14:15:04] [このレビューのURL]

5点 銭ゲバ

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[投稿:2016-05-21 23:47:54] [修正:2016-05-21 23:47:54] [このレビューのURL]

まず絵が綺麗、緻密なタイプの絵ではないが
湿度を含んだ空気感や、草木の香りを伴う風の心地良さ、
暗がりを照らす淡い光源など、空気や匂い、光といった形無いものを
モノクロで表現出来る稀有な作家さんです。

ストーリーの方は取り留めの無い淡々とした日常を描いている為、
作中の登場人物、とりわけ主人公のアルファさんに
どれだけ感情移入出来るかが評価のポイントになりそう。

自分はこの作風に適合出来なかった為、アイドルの私生活を追った
プロモーションビデオでも観ているような気分になってしまいましたが、
フィーリングの合う読者ならアルファさんと同じ目線に立って
この世界に入り込み、黄昏れたり感傷的になったり出来るのだろうと思います。

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[投稿:2016-05-21 23:18:03] [修正:2016-05-21 23:18:03] [このレビューのURL]

明治に生きる人斬りの過去を背負った剣客、という設定にはとても心惹かれるのですが
いざ戦闘が始まると、クリーチャーのような外見の敵キャラに、
まるでカードゲームのような必殺技の応酬、といった
現実離れしすぎした世界観についていけませんでした。

ひねくれずに、バトルものの少年漫画に大人向けの設定を取り入れた作品、
くらいに捉えるべきなんでしょうが、
なまじ時代背景や人物設定が良すぎるだけに、戦闘面でのギャップが凄く
「大河ドラマを観てたら怪人が出てきて、合体ロボで撃退」
くらいのアンバランスさを感じてしまい、物語に入り込めなかったです。

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[投稿:2016-05-14 00:17:42] [修正:2016-05-14 01:04:24] [このレビューのURL]

1巻で終わる鳥山明の短編は、どれももれなくこじんまりとしている、
例によってこれもその一つに加わった。
そりゃ短い話の中で大それた話なんてそうそう出来るもんじゃないけど
要するに、読んでも読まなくても一緒というのが正直な感想だ。
ストーリーにハラハラするわけでもなく、ギャグに大笑いするわけでもない
ドラゴンボールとの繋がりにしたって、ちょっとしたファンサービスの域に留まっている。

ただ、コミックスで一気読みしたから無味無臭に感じただけで
雑誌で読んでれば、合間の息抜きとしてちょうどいいユルさがあったのかもしれない。

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[投稿:2014-05-18 16:00:59] [修正:2016-04-28 09:18:37] [このレビューのURL]

結局何が言いたかったんだろうか、作中の節々に説教臭さは感じるのに
話の筋に贅肉が付きすぎてて、いまいち何を描きたかったのかが伝わってこない。
娯楽作として捉えるなら、あのラストはいただけないし
終末ものとして見るには、ノイズが多すぎる気がする。

なかなか明かされないいくつかの謎が原動力となって
読み進めるのは苦ではなかったものの
もったいつけた謎が明かされたからといって
あの結末ではカタルシスも得られない。
最後まで有耶無耶にされている部分も多く
単に不条理なだけという作品に落ち着いてしまった。

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[投稿:2014-05-09 02:00:27] [修正:2014-05-09 02:00:27] [このレビューのURL]

海外のアニメフォーラムでやたら高評価を得ていたのが気になり読んでみた漫画。

うん、非常に美しい物語だと思う、
一巻でよくまとまってるし、考えさせられる部分もある。
しかしながら、男女がお互いの不幸な身の上によって
惹かれあう物語は巷にいくらでもあり
この物語はそれが死刑囚という特殊な設定に置き換わっただけのようにも感じる。

コミックスの裏表紙にあらすじが書いてあるが
それを読めば、この物語の大筋と結末は大方の人が予想できるのではないだろうか
故にこの作品は、物語そのものの面白さよりも作中で2人が交わす言葉や繊細な心理描写が
どれだけ読者の心に響くかで評価が変わってくるんだと思う。

残念ながら自分の琴線に触れることはなかったが
この物語が多くの人に評価されている理由は分かる気がした。

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[投稿:2012-11-17 19:44:18] [修正:2013-03-27 14:27:14] [このレビューのURL]

出てくる主要人物が全員陰気‥、
ストーリーも終始どんよりとしていて
メリハリが無く淡々としてます。
それが逆に良さでもあるんでしょうけど
自分には合いませんでした、でも結末は好きです。

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[投稿:2013-01-03 13:15:48] [修正:2013-01-04 17:10:43] [このレビューのURL]

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[投稿:2012-05-24 17:42:24] [修正:2012-12-02 17:53:51] [このレビューのURL]

ヒトラーはユダヤ人だったという俗説を元に
ヒトラー出生の文書を巡り奔走する日本人青年の奮闘と、
アドルフの名を持つ2人の少年の宿命を描いた物語。

ナチスに忠誠を誓いつつも
幼馴染の親友、そして意中の女性がユダヤ人であるという
事実に苦悩するカウフマンの悲哀は、
同作者の「火の鳥」に匹敵する人間ドラマを感じさせます。

一方で日本人青年の峠草平のキャラクターにはあまり魅力が感じられず
文書を巡り東奔西走する導入部は少し退屈に感じてしまいました。
またエピローグ的にあっさりと語られるイスラエルでの一節も味気なく
著者の他の名作に比べると、本作はいささか物足りない印象があります。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-20 19:49:18] [修正:2012-11-04 18:17:10] [このレビューのURL]