「勾玉」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月21日

[ネタバレあり]

読者を引き込むアプローチの上手さは、前作のGANTZ同様健在。
超常の力を得た2人の人間の対極の行動が目を引き、
グイグイと物語に引き込んでくれます。

一方、結末は割りとベタに締めくくるこの作者、
ベタベタなエンドも嫌いではないけれど、
この作品では終盤の隕石の落下があまりに唐突過ぎた為、
打ち切りを喰らった少年漫画のようなラストになっていました。

終盤の展開こそ肩透かしでしたが、ダラダラと長引かせずに、
全10巻という適当なところで終わらせたのは良かったと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-11-22 09:11:15] [修正:2017-11-22 09:11:15] [このレビューのURL]

実力差度外視で、接戦、接戦を繰り広げる予定調和な展開はご愛嬌。
固いことは言わずに、ロードレースを通して描かれる、
熱くて濃いキャラクター達の白熱のデッドヒートを楽しむ作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-04-27 19:38:13] [修正:2017-10-24 21:36:37] [このレビューのURL]

居場所を求める思春期の苦悩、暴力と悪意の連鎖、
青年誌らしいネガティブな感情をはらみつつも
面白さの根本にあるのはバトル系少年漫画のそれ。
みるみる強くなっていく主人公と次々現れる強敵達、
そのシンプルな構図が素直に面白く、最終巻まで一気に読めます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-12-08 13:12:32] [修正:2016-12-08 13:12:32] [このレビューのURL]

7点 蟲師

異形のものを既存の「妖怪」ではなく
「蟲」という独自の概念に置き換えたところが秀逸。

怪異をもたらす点に於いて、妖怪と共通した存在であるにも関わらず
本作の「蟲」には、妖怪の持っているおどろおどろしさは無く、
むしろ神秘性に満ち溢れた存在として、世界を彩っている。

そして、そこから紡ぎだされる物語は幻想的で叙情的。
妖怪の跋扈する世界に行きたいかと問われれば後ずさりしてしまうが
蟲の存在する世界なら、一度くらいは覗いてみたいと思えてしまう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-22 13:54:50] [修正:2016-11-18 23:55:10] [このレビューのURL]

可愛らしいタイトルと表紙に期待通りのゆるい導入部。
なのに、あれあれ?アレレ!?という間に作風がシフトチェンジ
ムズムズモヤモヤ~の中、物語は終わりを迎える。
正直、「そりゃ、ないぜ」って言いたい気持ちも多分にあるのだが
人生振り返ると、こんな形で後味悪く有耶無耶に終わってしまったことなんてざらにある。

全てが丸く収まる訳ではなかったし、失敗から反省を学べなかったこともある、
問題から目を背け、逃げ出したことも一度や二度じゃない。
そんな過去を見つめ直すには、こんなムズムズモヤモヤ~な漫画があったっていいのかもしない、
読むと気分は沈んでしまうのだけれど…。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-07-10 15:32:42] [修正:2015-07-10 15:34:17] [このレビューのURL]

同作者のG戦場が受け付けなかったから敬遠してたけど
意外にも、こちらはとても楽しんで読むことが出来た。

両作品とも、メインキャラのほとんどが過去を背負ってる、ってのは共通なんだけど
G戦の方は、大人も子供も独りよがりの不幸に自己陶酔してる感があって
メンヘラ染みた登場人物達に嫌悪感を抱いちゃったんですよね、
一方こちらは過去のトラウマや人間関係を、その都度仲間同士が支え合って解決していく、
という構成になっているので、キャラの一人ひとりに好感が持てました、
その中でも、とりわけ学のキャラクターの存在は大きかった、
このキャラがいるかいないかで、この漫画の印象は大分違ってたと思います。

ただ、他の方も言われてますが
全員に恋愛描写が出てきて、少女漫画成分が強くなってるのは気になるところ
今のところ面白さに支障はきたしてないけど
男女間のドロドロは、これ以上あまり掘り下げないでほしいですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-13 16:54:55] [修正:2014-07-22 10:28:04] [このレビューのURL]

一見するとポップでキュートな絵柄と作風。
実際、和んだり笑ってしまう話も多いのだけど
それとは別に狂気を感じさせる話や、
やるせない気分になる話も随所に散りばめられています。

キャラの掛け合いがメインのほのぼのとした話もいいけど
狂気的な話や鬱系の話も何だか癖になりますね、
そればっかだとゲンナリするけど、
話の配分が丁度いいので、飽きずに読み進められます。

とにかく話の振り幅が大きい漫画なので
初見時は、一話一話最後までどう転ぶのか分からない
予測の出来ないドキドキ感も味わえますよ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-09-05 19:26:45] [修正:2013-09-05 22:52:35] [このレビューのURL]

バレーのルールやポジションについて
少しずつ順を追って説明してあるので
とても分かり易いバレー漫画となっています。

しかし何よりもこの漫画の魅力となっているのは
何といってもキャラクターでしょう。
小さな衝突を繰り返しながらも、
イキイキと和気あいあいとしているキャラクター達が清々しく
仲の良い部員達のやり取りに
思わずニヤニヤさせられてしまいますw

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-11-07 19:16:50] [修正:2013-08-09 15:52:56] [このレビューのURL]

道中、普通に戦死するキャラがいるなど、なかなかシリアスなドラクエ漫画。
重厚な世界観は魅力だけど、その反面、全体的に堅苦しい印象も受ける。

それにしても、あれだけドラマを積み重ねてきたのに、エピローグがめっちゃ呆気ない…
…と思ったら、数年前に出た完全版でそのあたりがちゃんと補完されてて、めでたしめでたし。

単行本で読んだ人や、これから単行本で読むつもりの人も
ラストだけは完全版の方を読んでみてほしい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-04-06 02:08:31] [修正:2013-04-06 16:56:18] [このレビューのURL]

7点 H2

長編ながら常に安定した面白さ、
しかしそれだけに三角関係に帰結するラストが残念でもある。
春華は完全に蚊帳の外だし、
佐川、大竹、島といった脇役達の影も薄くなる。
決勝をカットせずに、そこらへんを補完することが出来ていれば
文句無しの名作になったんじゃないだろうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-03-26 03:32:41] [修正:2013-03-26 03:37:29] [このレビューのURL]