「とろっち」さんのページ

総レビュー数: 300レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年10月09日

ヤクザとオカマと男子高校生と女子高校生がメインキャラの、柔らかい絵柄でゆるーいラブコメ。

ヒロインは最初愛想のかけらもなく、ちっとも愛着が持てませんでしたが、
読み進めていくうちにかわいくなってきますね。
徐々に心を開いていく様の描き方が上手いです。

何でも卓球にこじつける展開とかバイトを辞めない理由とかがちょっと苦しい気もしますが、
特に波乱じみた嫌な場面もなく、ほんわかまったりで進むストーリー。
すーっと溶け込めるような作品の雰囲気がなかなか居心地いいです。

第1巻のオビの「肉奴隷」に反応してる人も多いですけど、
やっぱり内容と関係ないじゃんw

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-20 21:26:09] [修正:2010-02-20 21:26:09] [このレビューのURL]

最近は「カレー風味の料理対決」がほとんど。
最初の頃の純カレー漫画はどこへやら、という感じです。

でもやっぱり料理漫画で料理を旨そうに描けるのはいいことですね。
旨そうな料理を旨そうに食べるのを見ることが、料理漫画の醍醐味ですから。
簡単に作れて実際に旨い料理もあるので、個人的には気に入っています。
女の子もかわいいし。

話が脇道に逸れすぎてちっとも先に進まないですが、嫌な感じのマンネリではなく、
何となく展開がわかっていても結構楽しめる、安定感のある作品です。

なぜか料理漫画って超長期連載になることが多い気がします。
この作品もグダグダでいいので、長く続けていってほしいものです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-15 21:53:57] [修正:2010-02-15 21:59:23] [このレビューのURL]

6点 茄子

読み返した時の方が楽しめました。変な作品です(もちろんいい意味で)。
凄く面白い話もあり、つまらない話もあり。
残念ながら手放しで絶賛するほどの感慨は受けませんでしたが、
作品からさりげなく漂ってくる、素朴で人間臭い雰囲気が魅力的です。

口当たりはあっさりしているのに、噛み締めると濃厚な味わいが広がるような作品です。

とりあえず、読んだあと無性に茄子が食べたくなりました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-24 21:46:15] [修正:2010-01-24 21:46:15] [このレビューのURL]

推理ものとして考えるといま一つと言うしかないですが、
密室サスペンスとしてはなかなかの良作だと思います。

吹雪から逃れて落ち着くとともに、徐々に緊張感を増していく関係。
濃厚な心理描写。緊迫感。駆け引き。

ともすれば平凡になりえる話を、両巨頭が見事な力量で読ませてくれます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-17 17:07:16] [修正:2010-01-17 17:07:16] [このレビューのURL]

強烈な個性、練りこまれた世界観、抜群のセンス、敵味方関係なく人間臭くて愛らしいキャラクター、
ダークで殺伐としたホラーなのにゆるゆるでほのぼのとした展開。
なんだかよくわからないうちに引き込まれていきます。
面白いです。他の方のレビューにもあるとおりの良作だと思います。

が、そのゆるーい空気がずっと同じテンポで淡々と続き、メリハリに欠けるようにも感じられます。
なので、読んでいてすぐ雰囲気に満腹感を覚えてしまいます。
でももう腹いっぱいなのに濃いメニューがまだまだ出てくる感じです。美味なんですが。
まとめて一気に読んだらかなり疲れました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-11 21:29:03] [修正:2010-01-11 21:29:03] [このレビューのURL]

6点 神童

天才少女と冴えない音大受験生との交流、成長を、淡々と、しかしドラマチックに描いた作品です。

どうしても画力が足を引っ張ってしまっている印象が否めないですが、
実は読んでいるうちに結構慣れてきます。

うたも和音も、努力、苦悩があまり描写されておらず、物足りなさが残るのが残念です。
3巻の後半から物語は素晴らしい盛り上がりを見せるだけに、前半の野球の話がちょっと助長かも。
ただ、短い巻数で綺麗にまとめ、終わり方も秀逸なこの作品、なかなか心に響きます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-11 21:10:48] [修正:2010-01-11 21:10:48] [このレビューのURL]

害虫(ベクター)が引き起こす事件を女子高生・榎稲穂が解決していく事件簿(ケースファイル)。
主人公が女子高生の青年漫画でありながら、男の主要登場人物がおらず、
恋愛要素が全く感じられない稀有な作品です(現在7巻まで読了)。

前半は自然災害的な昆虫事件、後半は人為的な昆虫事件が主になります。
中盤からは中国娘やドイツ少女などが登場し、多国籍な様相を呈してきますが、
如何せん登場人物にあまり魅力が感じられないのが残念です。
ただ、作中の人物に感情移入しづらいので話にのめり込めないものの、虫のうんちくが面白いので
つい先へ先へと読み進めてしまいます。
話の展開に強引なところもあるので、ミステリーとして捉えない方が楽しく読めると思います。

基本的に害虫がメインとなるため、読者の反応を気にしているのか、直接的な描写を避けているような
ところもありますが、虫の苦手な方(私も苦手ですが)は心して読んだ方がいいかも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-08 22:29:01] [修正:2010-01-08 22:30:55] [このレビューのURL]

このサイトで高評価だったので気になっていた作品です。
一時期ネットで話題になっていたとか。

つまるところ、腹をすかせたオッサンが一人でブツブツ言いながら中途半端な時間に食事をする、
ただそれだけの漫画です。

が、読んでいて自然と笑いがこみ上げてきます。グルメ漫画なのに。
ギャグ漫画のようにゲラゲラ笑うのではなく、雰囲気にニヤニヤさせられっぱなし。
無駄にハードボイルドなのがツボにはまるのかも。

巻末の原作者コメント「入ったことのない店に一人で入るのは物怖じする」
が作中で再現されていないのが残念です。
初めての店に入る時のちょっとしたドキドキ感があまり感じられないので。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-23 14:31:20] [修正:2009-12-23 14:31:20] [このレビューのURL]

読みやすくてポップな絵柄と、とっつきやすくライトな雰囲気。
しかしてその実体は、熱血スポ根(死語)漫画です。

ビーチバレーという幾分マイナーなスポーツを扱っているだけに、バレーボールとの違いが
うまく伝わるよう、わかりやすく読みやすいものになっています。
天才肌の主人公の上達速度が、あまりにも速すぎるように感じられるのが
気になるところではありますが。

かわいらしく元気な女の子たちが猛スピードで動き回り、飛び回る、
そんな躍動感溢れる作品です。
何と言ってもやはりビーチバレー漫画。青空の使い方が抜群に上手いのが印象的です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-19 21:54:46] [修正:2009-12-19 21:54:46] [このレビューのURL]

軽ーい普通のラブコメかと思いきや。
深いです。重いです。
描かれているのは、「大人になるとはどういうことか」。
それでも、暖かい絵柄や作風でさほど重さを感じさせないのは、作者の上手いところです。

ラブコメというよりは、兄妹愛、もしくは保護者的な愛でしょうか。
報われない雨宮さんが素敵です。

ちょっと6歳には見えないのが残念なところです。
「ななか8/17」ぐらいだとちょうど良かったかも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-03 22:01:58] [修正:2009-12-03 22:01:58] [このレビューのURL]