「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

GOTTAという雑誌自体がいちおう「コロコロを卒業した向け」という建前だったので、この作品もだいたい中学生くらいをメインターゲットに描かれていたのだと思う。
しかし、小学生が喜ぶうんこちんこネタこそを封印していたものの、作風自体は樫本先生が普段コロコロでやっていた物と大差ない。
主人公の奇矯なボケをつっこみのリアクションで笑わせる分かりやすいギャグマンガだった。

それでも、年をとると大概は笑えなくなってしまう子供向け下品ネタが削られたことにより、良い感じに洗練され、元々の描写力の高さとあいまってそれなりに笑える作りになっていた。
全体的にいま一つパンチの弱かったGOTTA連載陣、特にギャグの中では最も楽しめた作品。

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[投稿:2007-02-23 22:32:05] [修正:2007-02-23 22:32:05] [このレビューのURL]

コミックGOTTAにおけるちょいエロ要員。

普段の麻宮先生の作品よりもキャラクターの等身を落としているのは「子供向けに」ということなのでしょう。
しかし、内容までもが悪い意味で「子供向け」になりすぎてしまっているのは・・・。
キャラクターをドタバタ動かしてとりあえずカワイイ女の子に脱がせとけと、清々しいまでにエロコメディに徹しているので、絵の好き嫌いで評価が180度変わるかもしれませんが、自分はポジティブには取れなかった。

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[投稿:2007-02-23 22:31:01] [修正:2007-02-23 22:31:01] [このレビューのURL]

「日本一の美容師になる」という夢を持つ主人公。
その理由が家族を捨てた母への復讐という、重たい上に「なぜそうなる?」といういま一つ共感できないものなので導入で躓く。
作品としてまとまってはいたし、何より少年誌というフォーマットで美の表現というある程度画力に頼るしかない題材に挑戦していたのは評価したいものの、とりあえず美容師対決で勝ち上がっていくひねりの無い展開はコロコロ的というか『じゃぱん』的というか。

しかし、あのまま連載が続いていたら『じゃぱん』のようにはっちゃけたラストを飾っていたのかもしれないかと思うと早期で終われたこの作品は幸せだったのかも。

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[投稿:2007-02-23 22:29:27] [修正:2007-02-23 22:29:27] [このレビューのURL]

あおやぎ先生の作品はサンデーで連載していた『ふぁいとの暁』もそうなのですが、悪い点は特には無いけど取り立てて良い点も無い。
作画も下手では無いもののスポーツ物として必要な迫力・熱さは無い。
ストーリーもサッカー漫画にありがちな、楽しいサッカーこそ最強というだけで何か新しい物があるわけでは無い。
総じて中途半端で普遍的。

正直、画風的にあおやぎ先生はスポーツ物に向いて無いと思うのですが、そればっかりなんだよなあ・・・。
惜しい。

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[投稿:2007-02-23 22:27:15] [修正:2007-02-23 22:27:15] [このレビューのURL]

人気カードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング」の小説をモトにしたコミック版。
小説とはかなりストーリーが違うらしいが、自分は未読なので比較は出来ません。

しかし、設定が妙に重かったり新キャラが登場したのにろくに説明が無かったりと、話の端々から小説原作らしい荒さが見られる。
まあ、人気がいま一つだったのか単行本一冊に無理矢理ギュウギュウ詰めにされており、特にラスト付近は早送りで進んでいたのでそんなに丁寧に描写している暇が無かったのかもしれませんが・・・何にしろ読みにくい。

小説版の方が日本語訳で出版されていないそうなのでギャザファンには貴重なのかもしれませんが、少なくとも漫画として良い出来とは言えないと思う。

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[投稿:2007-02-23 22:25:41] [修正:2007-02-23 22:25:41] [このレビューのURL]

江川先生は寡作な人だけど力を抜いてる作品はとことん抜く。
で、この作品がまさにそれ。
片手間という感じで浅い。

内容は終始ありえない感じのすれ違いで展開していくコメディ。
エロ妄想でドタバタしている様を見ているのは楽しいけれど、さすがにそれだけに終始されると全2巻しかないのに飽きる上、ろくな感想も思いつかなかった。
江川先生の絵が好きなら気に入るかもしれませんが、それ以外の人にまで訴えかけるほどの魅力は無いかな。

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[投稿:2007-02-23 22:23:38] [修正:2007-02-23 22:23:38] [このレビューのURL]

コロコロ的にはポスト『おぼっちゃま君』であり、作品構造は『こち亀』に近い。
主人公ヤマザキが行動を起こす(大概はわるだくみ)、最初は成功し調子にのるが、最終的に手痛いしっぺ返しをくらってオチ。
往年のこち亀パターン。
そこに『おぼっちゃま君』っぽいサブキャラを配置、現代風(連載当時の)にチューンナップで出来上がり。

線が簡略されていて非常に見やすい作画とか、シンプルな表紙のデザインとかは好きだったけど、リアルタイムで読んでいた当時もあまり楽しめてはいなかったなあ。
基本的にやっていることもオチもワンパターンだったし・・・。

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[投稿:2007-02-21 17:02:20] [修正:2007-02-21 17:02:20] [このレビューのURL]

多岐にわたるメディアミックス作のコミック版。
個人的にコミックドラゴン系列の雑誌に対するイメージはこの作品で止まっています。
基本的にはギャグをはさみつつ和風なSFストーリーを展開していく作り。
パッと見、ライトな作風に感じますが、その実、裏でものすごく壮大で事細かに設定があるらしい。
その辺りは各種関連作をチェックしていくと明らかになってくるのだと思う。
ちなみに自分はアニメを少しかじった程度なのでほとんど把握していません。

で、漫画としての出来はというと・・・う〜ん及第点ではあるものの・・・といった感じ。
コメディのノリも作画もお話の運び方も悪くは無いけど、突き抜けたものはないかなあ。
あと、アニメでは音として聞いているから気になりませんでしたが、漫画だとキャラ名に難しい漢字を使っていることが多く、少し野暮ったく感じる。
その辺りと次々出てくる濃い設定ともあいまって読むのに思った以上に時間がかかってしまいました。

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[投稿:2007-02-19 21:43:07] [修正:2007-02-19 21:43:07] [このレビューのURL]

サッカーをパロった4コママンガ。
掲載誌がサッカー専門誌なので若干敷居は高いかな。
似顔絵はかなりディフォルメされているのであまり似ていませんが、その分キャラクターが濃い。
自分の中では本人よりもこの漫画でのキャラクターの印象が強い選手すらいる(それもどうかと思うが・・・)。

さらに、サッカー界の時事ネタや現在の状況をギャグに落とし込むが非常に達者。
レアル・マドリードを学園物にした発想やトニーニョ・セレーゾと柳沢の関係、ガンバ二川のキャラ設定なんかには大笑いしました。
川渕キャプテンを皮肉っていたりと、長いものに巻かれない姿勢も好きだなあ。

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[投稿:2007-02-17 00:47:16] [修正:2007-02-17 00:47:16] [このレビューのURL]

ドラマ版がいま一つ低調(はっきりと言えば失敗)だったためにマイナスイメージが強い作品ですが、もともと実写化に合う素材ではないと思うし、それで批判の対象とされるのは同情を禁じえない。

内容的にははったりを利かせた料理漫画で、出来としても平均レベル。
ベテラン作家らしく作画も安定、テンション高く、テンポも青年誌掲載としては速すぎるくらいに良い。
展開がベタすぎるため、今更このストーリーを見せられてもなあ・・・とも感じたので、決して名作や良作とは言いませんが、駄作ではないと思う。

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[投稿:2007-02-12 17:51:38] [修正:2007-02-12 17:51:38] [このレビューのURL]

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