「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

世間的な人気は無かったけれども、個人的には嫌いではなかった。
いや、むしろ好きだったのかもしれない。

ありがちな学園コメディなのですが、当時としては珍しい漫画描きをメインに据え、妙にとがっていて魅力があるキャラクターたちでガツガツ押してくるタイプ。
ギャグ自体は絶賛できるほど面白くはない(というか、全体的にすべり気味)。
ですが、楽しい青春といった雰囲気は十二分に出せていたと思います。
ジャンプというよりもサンデーっぽい作品だったなあ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-01-31 00:07:29] [修正:2007-01-31 00:07:29] [このレビューのURL]

ライトノベルからアニメ化し大ヒットした作品のコミック版。
ストーリーは原作を大筋では追いつつ、オリジナルのエピソードを挟んでいるらしい。
自分はアニメのみ視聴の身なので、この作品の良さを100%引き出せているかは判断しかねますが、うん、悪くないと思います。

しかし、この漫画版は原作ファンの方よりの好評を得るに至っていません。
悪評の主たる要因は作画について。
まあ要するに仕上げが小慣れていない、または雑なんだと思います。
気合を入れて描いているキャラクター大写しの部分はともかく、それ以外の細かい絵で一本一本の線がぶれていたり、ベタがのっぺりとただ塗っているだけだったり、背景や小物の描写があまりにもぞんざいだったり。
いくらストーリーが好評の原作があるとはいえ、ファン層の多くは美少女物として期待しているであろう作品において、絵で読者を引っ張れないのは大きなマイナスになってしまいますね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-27 07:03:23] [修正:2007-01-27 07:03:23] [このレビューのURL]

コミックボンボン大リニューアルの際に打ち切られてしまった作品。
内容はおバカなエロコメ。
小難しい設定も無く、コマ割もとことん丁寧かつ分かりやすく構成されているので非常に読みやすい。
まさにベテランの仕事。
漫画の教科書という感じ。

しかし、作画や漫画表現が近年の流行に乗っているというわけではなく一世代前の、はっきりと言えば古臭い代物なので、今のボンボンメイン読者であるべき小中学生よりも、むしろ帯先生の代表作、往年の『ゴエモン』シリーズを楽しんでいた世代の方がはまると思う。
メインキャラも「ヤエちゃん」よろしくの「くのいち」だし。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-27 06:50:43] [修正:2007-01-27 06:50:43] [このレビューのURL]

小野先生の近作『ネコの王』の一話完結式サイドストーリー集。
とはいっても舞台設定が同じというくらいで『ネコの王』との関係はあまり無い。

主人公のネコが旅の途中で色々な人と出会い、様々な問題解決にあたる。
作品構造としては至極簡単なものですが、そのぶん分かりやすく、まさに小野先生のコロコロ時代の作品『バーコードファイター』や『ヤドカリくん』の正統進化系といった感じ。
どこか郷愁を感じさせるさわやかな作風は、ジブリ作品にも通ずるところもある(と言ったら褒めすぎか)。
しかし、物語ごとにきちんとテーマが伝わってくるし心に残るものもあるので、『ネコの王』本編よりもむしろ完成度は上かな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-24 04:03:50] [修正:2007-01-24 04:03:50] [このレビューのURL]

人気ゲームのコミック版。
ストーリーはゲーム版にある程度忠実なRPG仕立て。
大きな脅威を相手にしながらも細かいおつかいエピソードをこなしつつ旅を続けるといった感じ。
王道な作りなのでゲーム未プレイでも楽しめます。
ゲーム原作という言葉から受けるイメージよりも敷居は低い。

気になったのは作画のタッチが少女漫画風で、主人公とヒロインのラブストーリーにはバッチリはまるのですが、バトルシーンになるとどうしても迫力不足になりがちな点。
丁寧で綺麗ではあるものの一長一短かな。

エニックス社内のゴタゴタの所為か終わり方が急だったのは残念。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-23 07:13:36] [修正:2007-01-23 07:13:36] [このレビューのURL]

「かっとべ!!マグナム!!」
第何次だか忘れてしまったが、数年毎に繰り返すミニ四駆ブームの立役者の一つ。
リアリティとかはとにかく無視。
主人公たちがミニ四駆とともに走り、ミニ四駆同士のぶつかり合いや壊し合い、果ては空中を華麗に舞ったりと基本的になんでもアリ。

大人になったいまこそ滑稽に見えてしまいますが、子供の頃は現実ではありえないと頭の中では理解しつつフィクションとして純粋に楽しめていたし、子供相手ならばむしろこのくらい派手なほうが食いつきがいいと思います。
だって、ただ周回コースをミニ四駆がグルグル回る様を突っ立って観ているだけではものすごくシュールな漫画になってしまいますから(それはそれで読んでみたい気もするが・・・)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-22 01:17:00] [修正:2007-01-22 01:17:00] [このレビューのURL]

前作『エイケン』の頃と何ら変わらない松山節。
一切のストーリーを排し、ギャルゲーなどでありがちなベタなシチュエーションのみを楽しむだけ。
言うなれば松山版「BOYS BE・・・」といった感じ。
ここまで徹底するならむしろ清々しい。

「漫画は心のヌード写真集」とは『魔法陣グルグル』の衛藤先生の言ですが、この作品はまさに松山先生の心の中・好きなシチュエーションや性癖を覗いている気分。
松山先生の絵や作風が好きならOK、それ以外の人には完全に地雷。
興味本位でパラ見することすらお勧めできない。
ある意味究極のマニア本。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-20 18:08:29] [修正:2007-01-20 18:08:29] [このレビューのURL]

5点 MARΩ

安西先生のブログで読んだのですが少なくとも作品終盤には『MAR』に対するモチベーションが無かったみたいですね(例えそうであっても、それを公にするのはどうなんだろ?『MAR』が好きって人もいるだろうに)。
で、安西先生=『MAR』辞めたい、サンデー=『MAR』続けたい、で始まったと思われるのがこの作品。

元アシとは言え作画、特にキャラクター絵はあまり似ていないです。
そこには安西先生の持つシャープな描線は無く、より少年漫画らしい泥臭いタッチ。
ストーリーも前作より主人公に好感が持てますし、多少対象年齢が低いかなと思いつつ、とりあえず王道を走っていますので安心して読めます。

さすがに前作が前作だったので漫画好きの方からすればマイナスな印象からのスタートになってしまいますが、さてどうなるか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-17 02:01:16] [修正:2007-01-17 02:01:16] [このレビューのURL]

原作・関連作ともに未見。
キャラクターや背景設定などがほとんど語られていないので、これだけ読んでも正直よく分かりませんでした。
しかし、この漫画版に原作まで読者を引っ張っていくパワーは無く・・・。

作品の雰囲気としては、ライトなところはとことんライトにダークなところはとことんダークに、とメリハリのついた作品なのでしょうが、絵のタッチのせいかダークさを上手く表現できていないため、どうにもシリアスなシーンやバトルシーンにノっていけない。
そういう部分はもっと画面を暗く重めに見せた方が迫力が増すと思う。
線の本数やトーンが足りないのかな。
コメディシーンもテンポは良いのですが、キャラクターの特性が分からないので楽しめない所も。

うーん、原作ファン向けかな。(って原作ファンにもあまり評判よろしくないみたいですが・・・)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-16 00:47:33] [修正:2007-01-16 00:47:33] [このレビューのURL]

一話4ページ競馬ギャグ。
仕方が無いかもしれませんが基本的に馬の外見が一緒、違いは漫符やトーンのみなので一頭一頭の区別がつかないことが多い。
さらに競馬界で実際にあった時事やレースをネタにしているので、その知識が無いとややつらいですね。

しかし、ネタを料理する腕は一級品。
大記録を残した馬たちも、あまり記録に残らない馬たちも濃い味付けで極上のキャラクターに仕立て上げてくれます。

自分は競馬界で何か事件があると、この作品はどのように料理してくれるのだろうかと期待してしまいます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-15 17:32:47] [修正:2007-01-15 17:32:47] [このレビューのURL]

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