「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

女子高生好きの弁護士と借金漬けになってしまった元お嬢様女子高生がメインの法律漫画。
キャラクターは飛ばしていますが、それが作品をライトに仕上げるのに利いている。
とっつきやすい。

内容自体は弁護士物としてはある程度王道の路線を行っているのでは?
取り扱う事件も多方面に散らしているし、読んでいてそこそこためにもなる。
重たくなりがちな法律の説明も野暮ったくもなく、かといって不足もない。
うん、ほどよい感じ。

現在はいま一つ地味というか作画含めて垢抜けないですが、メディアミックス・特にドラマ化なんかで跳ねそうな予感はします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-30 07:08:15] [修正:2007-04-30 07:08:15] [このレビューのURL]

なんとも語りにくいというか、とにかく妙な作品。
おっさんが仕事の合間に飯屋に入って「うん、うまい」だとか「これを注文して正解だったな」など、ただひたすら素朴な感想を写実的な作画で見せるだけ。
それなのに目に付くと手に取ってしまい、読み始めると止まらなくなり、読み終えて本を閉じると腹が鳴るという・・・。

うーん、珍味的というか。
だめだ、この作品の魅力を伝える言葉が見つからない・・・。
とりあえずその日のご飯が少し美味しく感じました。
今度、一人飯にも挑戦してみようかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-30 07:06:34] [修正:2007-04-30 07:06:34] [このレビューのURL]

アッツイなあ。
もちろん題材がもともと熱いというのもあるのだろうけど、ここは村枝先生の熱血描写力を素直に称えたい。
村枝先生の手にかかれば老人の雑談とかパンダの一生でも燃える展開で描いてくれそうと思えるほどにとにかく達者。

その上、この作品ではおっさんたちの渋さというプラスアルファも見せてくれる。
ただ普通の少年漫画のように直情型に熱いのではなくて、人生経験が豊富な上での一歩引いた冷静さというか大人の渋みを感じさせる描写にただただ感心。
読み終えた後、涙を拭いつつ「ベテランの仕事ぶり」をこれでもかというくらいに感じられます。

仮面ライダーに興味が無い人にも胸を張って薦められる極上の一品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-28 22:46:47] [修正:2007-04-28 22:46:47] [このレビューのURL]

生物部というのが珍しいけれど、基本的にはよくある文化系部活ラブコメディ。
設定はSF要素なんかもとりこみつつごった煮感にあふれているので、適度にドタバタさせつつ上手に転がしていけば個人的には好みの作品になりそうでした。
で、実際完結を観た上でどうかというと・・・うーん、微妙に期待はずれだったかな。

一話完結のコメディとしてどうしても構成が小慣れてこなかったし、なにより一話のページ数に対してボケの量が圧倒的に少なすぎる。
キャラクターも全体的に薄味で魅力を引き出しきれなかった印象。
特に男性キャラは最後までいまひとつ掴みきれなかった。

作品の方向性としては前述どおり好みなので次回作に期待したい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-27 21:06:37] [修正:2007-04-27 21:06:37] [このレビューのURL]

相変わらず伊藤先生らしい銃をバカスカ撃ちつつ、様々な追っ手から逃げるというアメリカのB級映画やドラマタイプの作品。
いや、今回は舞台がアメリカ−メキシコのためいつも以上にハリウッドのそれっぽい。

で、これもいつも通りストーリーが分かりにくいです。
乱戦に次ぐ乱戦でキャラクターが入り乱れるので「あれ?こいつはどこの誰だっけ?」となることが多々。
単行本派の自分としては新刊が出るたびに最初から読み直していますが、今は良いとしても巻数が増えてくると苦労しそう。
とりあえずしっかり読み込んでどっぷり浸かれば間違いなく面白い作品ではあるので完結してから一気読みするのが吉かな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-26 20:04:18] [修正:2007-04-26 20:04:18] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

囲碁を将棋にくらいのアレンジはしているけれど、基本的には『ヒカルの碁』のフォロワー。
漫画化するならルールがわりと一般にまで知られている将棋のほうが作り易いとは思います。

お話を数年すっ飛ばしキャラの等身を変えるなど派手なテコ入れ・四苦八苦した後は見えますが、ストーリー的に安直過ぎてあまり面白い方向には行かず、作画的にも無理矢理キャラクターの等身を上げたせいかどうしても違和感が付きまとい、さらに堂々と致命的な作画ミスがあったりで、総じて低空飛行のままワケの分からない所に着陸してしまった印象。
というか二歩のイメージしか残っていないなあ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-26 20:01:13] [修正:2007-04-26 20:01:13] [このレビューのURL]

GX誌上でのドッキリのような終了。
そしてすぐさまのリスタートには驚かされました。

やっていることや作品のテイストは無印の頃と変わらないんですが、お話がフィクションに寄り過ぎているような・・・。
以前は多少尾ひれがついていたとしてもモトになった出来事が見えてきたのですが、「新」になってからはそのあたりがいま一つかな。
特に最近のエピソードではリアリティが伝わってこない。

もちろん、抜群のハッタリ・異様なテンションなど島本節は健在で、十分すぎるほど楽しんではいるのですけどね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-20 15:29:26] [修正:2007-04-20 15:29:26] [このレビューのURL]

ドラマ化もされた人気作という位置づけでいいのかな?
極フツーの青年である主人公がひょんなことから女の子たちとひとつ屋根の下で暮らすことになるという、まあよくあるハーレム漫画。
女の子たちもそれぞれに裏で課題を秘めていて、それを主人公と触れ合う内に少しずつ解決していく。
うん、コメントに困るくらいに手堅いつくりで普通すぎる。

作画的にも標準レベルで安定しているし、特に文句の付けようもないのだけど、いわゆるかわいいアニメ絵系ではないので同じベクトルである赤松作品とかが好きな人からしたら完全スルーの対象になってしまっているのかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-14 16:26:59] [修正:2007-04-14 16:26:59] [このレビューのURL]

海外でプレイし日本代表でも中心的な役割を果たす。
日本サッカー界を背負って立っていた男の突然の引退。

どこかで聞いたような話ですが、驚く無かれこの作品は中田英寿の引退以前に連載開始した作品です。
何この先見の明。

内容でも過去の高田先生のスポーツ物は丁寧に描きすぎているがゆえに、いまひとつテンポが悪いというきらいがありましたが、この作品ではその辺りの弊害も大分解消されている印象。
はしょる所ははしょる。
目標も「天皇杯優勝」としっかり設定されているので、極端に迷走することも無いでしょう。

これから話題になりそうな作品だけに期待。

終了記念に追記。
思ったよりも低空飛行のまま早い段階で終了してしまいました。
世界観が村という狭い単位で完結してしまっていて、そこでウダウダしていただけの印象。
その先のひろがり・発展性が見えなかったかなあ。
惜しい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-08-16 21:36:07] [修正:2007-04-14 10:43:57] [このレビューのURL]

映画化もされた小説のコミック版。
お役所からスーパーに研修で派遣された主人公の悪戦苦闘ぶりをコメディに描く。
原作本も映画も未見なので比較は出来ませんが、この漫画版はなかなか面白かったです。

課題にぶつかり解決するというテンポが早いため、ストレスを溜めず小気味良くさくさくと読める。
物語自体の作りとしてはオーソドックスだけど、だからこそ解りやすいし入りやすい間口が広い作品になっていますね。
偉ぶるお役人やクレーマーたちもイイ感じにイラッとするし、やり込めた時の爽快感もありとにかく読後感が良い。

世知辛い日常のちょっとした清涼剤的良書。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-14 10:19:08] [修正:2007-04-14 10:19:08] [このレビューのURL]

<<前の10件
12