「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

忍者修行コメディと言えば『乱太郎』、最近では『シノブ伝』が著名ですが、この作品を忘れてはいけない。
4人の見習い忍者のドタバタギャグ。

脇役含めてキャラクターが良く動いてくれるし、ライト感覚のラブコメとしても楽しい。
キャラ間での役割分担がしっかりされていて、それがめったにぶれないので安心して読めます。

作画がシンプルすぎる点やコマ割のパターンが単調なので視覚的に飽きてくるかもしれないけれど、少年誌らしい微妙なエロをちりばめた新山テイストが個人的には好きです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-23 23:04:26] [修正:2007-05-23 23:04:26] [このレビューのURL]

9点 ママ

[ネタバレあり]

胸が痛い。
始まりは子持ちの女の子とその娘に惚れた主人公のラブコメ。
明るい作風で気持ちの良い青春だなあなどと鼻歌交じりに読んでいたら、ラスト付近でのシリアスな盛り上げ方にやられました。

結局、主人公が二股の内どちらを選ぶかというわりとオーソドックスな話になるのですが、特に女の子のキャラクターはとても魅力的に描かれていただけに、重苦しい修羅場的雰囲気が見ていてつらい。
・・・くらいに上手い。

作画の極端な変化や主人公のライバルを含めた脇キャラがいま一つ立っていないなど、決してアラが無い作品とは言いませんが、作品の内容・方向性から『めぞん一刻』並び称されることも多いので、『めぞん』好きの方はぜひ一読して欲しい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-23 22:38:42] [修正:2007-05-23 22:38:42] [このレビューのURL]

聴力障害の女の子のサッカー漫画。
初期設定でシリアスなのをかなり詰め込んでいたので全2巻では消化不良&拍子抜けだったかな。
結局メンバー集めだけで終わってしまった。

とりあえず女の子は可愛くかけていると思うけれど、絵柄は好き嫌いもあるだろうしそれだけで引っ張るのは少しきつい。
サッカー物としても物足りないし、瀬口先生にそれを求めている読者も少なかったんじゃないかなあ。
前作を見ても、ある程度シリアスな展開をがっつり描きたいという意思は伝わってくるのですが、うーん難しいですね。

とりあえず作品の端々に挟まれる小ネタから瀬口先生がアビスパ福岡好きなのは十分すぎるほど理解できましたが・・・(笑)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-22 01:56:41] [修正:2007-05-22 01:56:41] [このレビューのURL]

『まもって守護月天!』の桜野先生の短編集。
この後に連載される作品のプロトタイプになっているお話も多く収録されており、桜野先生の入門編としては非常に優秀。
この本が合わない様なら大概は・・・だと思います。

少年漫画と少女漫画の中間のような淡い世界観が個人的には好きですが、お話的にもちょっと良い話系のゆったりとした優しい話ばかりなので、強いエンターテイメント性を求めて読み始めると物足りないかな。

ちなみに『まもって〜』の外伝も収録されています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-22 00:19:05] [修正:2007-05-22 00:19:05] [このレビューのURL]

5点 fine.

とことん痛々しい。
ただただ痛々しい。
が、その痛々しさがストーリーを盛り上げる方向に作用していない気がしました。

連載スタート時に作者のリアルという半ノンフィクションのようなあおりで始まったと記憶していますが、確かに20代の青春を通り過ぎた青年の葛藤も、売れないクリエーターとしての葛藤もそれなりに描けていたと思うけれど、あまりにもリアルでシリアス過ぎた。

漫画という娯楽作品として遊びというか休憩所が一切無かったので読んでいてつらく息が詰まるだけ。
読後感も気持ちの良いものでは無かった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-19 21:10:10] [修正:2007-05-19 21:10:10] [このレビューのURL]

カワイイ絵柄に騙されてはいけない。
一見すると普通の美少女コメディに見えますが、中身は変態じいさんの奇行で右往左往させられる女子中学生、オールカラーにしたら赤やピンクの内臓系の色で画面がいっぱいになりそうなグロさを持った非常にアクの強い作品。
まったり萌え系だと勘違いして読み始めると大火傷してしまいます(・・・「ぐろきゅーと」と呼ばれているらしいです)。

キレもテンポもキャラクターも○で安定して面白い作品だけに、ここまで読み手を選んでしまうのはもったいないかなあと思いつつも、このブラックさが無くなったら作品の魅力が半減してしまうか(笑)
うーん、ジレンマ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-17 23:11:23] [修正:2007-05-17 23:11:23] [このレビューのURL]

かつての通称「漫研のサンデー」の一翼を担っていた作品。

ギャグマンガなのでストーリー物よりも時代を感じてしまうかもしれないし、笑いの方向性が変態的かつマニアック、下ネタてんこ盛りなのではまらない人はクスリともしないかもしれない。
しかしその分、ツボの人からしたらカルト的にはまってしまうポテンシャルも秘めていると思います。

出てくるキャラクターは敵も味方も変態ばかり。
ボケもツッコミも変態なのでゲラゲラ笑いながらドッチもドッチだろとセルフでツっこんでしまいます。
何も考えずにただ笑いたいときにはこの手のバカ作品が一番。

個人的にはこの時代のサンデー作品にハズレなしというくらいに好きな作品が多いので、今のサンデーの状況は少し寂しく思ってしまいます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-05-17 23:09:56] [修正:2007-05-17 23:09:56] [このレビューのURL]

人気ゲームのコミック版。
自分もご多分にもれずゲーム版の大ファンなので購入してみました。

作画自体は漫画版オリジナルのキャラクターデザインに少し難があるものの、崩れているわけでもなく概ね良好です。
ゲームで登場した現場を漫画でも使ったりと世界観の関連付けが細かくこれも好印象。

難点は線の細さもあいまってか迫力不足かなと。
もっと過剰演出でもいいと思う。
あとは他の凡百の推理モノとどう差別化を図っていくか、かなあ。
モトが大きな作品なのであまり派手に雰囲気を壊すことは出来ないのかもしれませんが、ゲームを知らずに読んだ人には普通の推理・探偵漫画に映ってしまっていると思うので、そこは上手いこと折り合いをつけていって欲しい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-16 01:11:18] [修正:2007-05-16 01:11:18] [このレビューのURL]

コミックボンボンで連載されていたちょいエロ風味の下ネタギャグマンガ。

一応、勉強もスポーツもダメな少年をエロガッパのドンバが「ヒミツ道具」よろしくの「温泉の素」で手助けするというドラえもんスタイルの作品ですが、内容は似ても似つかない。
ひとたび本を開けば時代を感じさせる奔放さ、現在の児童誌では確実に掲載不可なエロがそこにはあふれています。
温泉の素のネーミングも「フクスケール」や「カッコヨクナール」などド直球でリビドー全開なのが潔い。
不謹慎とかねちっこい感じが一切無く、本当にただのバカ漫画ですね。

あと余談ですが、ヤフオクでこの作品が一冊5千円前後で落札されていて笑ってしまいました。
これなら復刊しても需要あるのでは。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-16 01:09:38] [修正:2007-05-16 01:09:38] [このレビューのURL]

「女子高生のパペットの後ろで怪しいおっさんが操っている」
これ基本的には出オチでしょう。
この設定でよく連載するほどエピソードがひねり出せたものだと少し感心しました。

しかし、やはりネタ切れ気味か。
前身作『17歳』の頃ほどのキレは無かったかな。
もう少し一般受けする絵、というか女の子が可愛くかけていれば早々にマガスペに出戻ることも無かったとは思いますが・・・。
個人的にはこの手のトリッキーな設定の一話完結コメディって大好物なのでぜひ頑張って欲しい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-05-09 00:59:19] [修正:2007-05-09 00:59:19] [このレビューのURL]

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