「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

復刊されていたのを書店でたまたま見かけて手にとってみました。

古い作品なので当たり前といえば当たり前なのだけれど色々な面で未熟ですかね。
作画や個別のネタ、オチの弱さなどまだまだ。

単巻だからといってこの作品から手をつけるのではなくて、『サンレッド』や『ぷりん帝国』を気に入ってこの作者をもっと読みたいと思った人向けかな。
特に「理不尽で微妙なヒーロー」vs「チープで庶民派な悪の組織」という構図といい、一部怪物たちのデザインといい、ほとんど『サンレッド』のリメイク作といった様相なのでそちらを読めばいいかという気もしました。

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[投稿:2007-07-29 00:35:50] [修正:2007-07-29 00:35:50] [このレビューのURL]

「南総里見八犬伝」のキャラクターと世界観を使った和風冒険ギャグ。
かわいらしい絵柄で作画・内容ともに一定のクオリティは保たれていると思います。

ただ、安定しているがゆえにアクが無いかなー。
いかにも女の人が描いたギャグマンガという感じ。
ネタのチョイスに清潔感があって下や不謹慎な方向には絶対に転ばない。
何でもござれな感じが無くて、それに伴って爆発力が無い。

よく言えば「安心して読める作品」なのだけれど、個人的にギャグマンガに安心感を求めていないので・・・。
嫌いではないんですけどね。

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[投稿:2007-07-20 19:33:04] [修正:2007-07-20 19:33:04] [このレビューのURL]

5点 女帝

超有名原作者のヒット作。

ドラマの角が立っていて非常に分かりやすい。
お話が二転三転しても置いてきぼりをくうことはないと思う。

その反面、昼ドラ的なチープ感も出てしまっているかなあ。
自分の人生経験上、この種の作品をリアルに感じることは無く、どの作品も終始「ふ〜ん、なるほど〜、こういう世界もあるのか〜」という感じなのだけれど、それにしてもこれはドラマチックすぎる。

まあ、このジャンルにおいては間違いなく代表作の一つだし、それなりにハラハラさせてくれる展開もあるので水商売物の入門書としては最適ではないかと。

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[投稿:2007-07-16 17:41:13] [修正:2007-07-16 17:41:13] [このレビューのURL]

4点 風光る

主人公の女の子がひょんなことから新撰組に入隊し逆ハーレム状態に、という非常に狙った設定に二の足を踏みつつ読み進めてみましたが、読後は普通のラブコメだったなあという印象。
結局、ファーストインプレッションを覆して、男の自分まですくい上げてくれる懐の深さは無かったかな。

時代考証自体は意外としっかりしているけれど、それも渡辺先生自身が幕末マニアでこういうの大好きなんだろうなあ程度の感想しか抱けず、作品としての完成度に直結しているかというと疑問。
ラブコメテイストととの乖離ぶりに豪華絢爛なコンサートホールでヒップホッパーが歌っているようなチグハグさを感じた。

ただラストをどうするのかには少し興味がある。
新撰組物だから永遠に終わらないパラダイスでFinにするわけにもいかないでしょう。
おそらく悲劇的なものになるのかもしれないけれど、作風的に後味の悪さは残さないで欲しいなあ。

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[投稿:2007-07-11 22:25:02] [修正:2007-07-11 22:25:02] [このレビューのURL]

流行のラーメン漫画。

ただたんたんとおいしいラーメン作っているわけではなく、店舗経営にまで突っ込んでいるのでラーメンウンチクにも真実味がある。
人物画はともかく料理の絵は上手く描けているし、ラーメン屋に置いておけば食が進みそう。

ストーリーやキャラクターは『美味しんぼ』の亜種という気がしないでもないので、オリジナリティという点ではあまり評価できないけど、ラーメン縛りの中、お話のネタはいろんな方向によく回せていると思う。

しかし最近は少々マンネリ気味かな。
そろそろ新しい展開をみてみたい。

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[投稿:2007-07-11 22:01:24] [修正:2007-07-11 22:01:24] [このレビューのURL]

画力の高い作画家にストーリーキング受賞の原作者をつけたスポーツ物ということで『アイシールド21』の成功を受けての作品だと思う。

地味ながら堅実な作風で好感が持てる。
・・・とことん地味だけど、決して嫌いじゃない。
柔道界のサラブレットなのに柔道嫌いという初期設定も面白かったし、きちんと努力を描いたスポーツ漫画だったと思う。

他誌ならこの倍の期間くらいは泳がせたかもしれないが、舞台はジャンプ。
堅実さがアダとなったかな。
しかし、現在巻末をうろつきながらも延命している『P2』を見ていると、この作品や同じような運命をたどった『ユート』も報われるか。

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[投稿:2007-07-08 22:31:32] [修正:2007-07-08 22:31:32] [このレビューのURL]

教師物。
作画はエロ方面に力は入れられていると思うけれどお世辞にも上手いとは言えないし、掲載誌もヤングチャンピオンというマイナーぶりで、『GTO』のようにメジャー作品にはどうやってもなりえなかったと思うけれど、意外としっかりとした教育漫画になっていたんじゃないかな。

普段は情けないダメ教師が生徒のピンチには頼もしく活躍するというのはこのジャンルでは王道の作り方だし、ココさえしっかり抑えておけばそれなりに読める内容になる。
キャラクターも気持ちの良い連中ばかりで基本的に勧善懲悪なので読後感も良かった。
地味な良作。

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[投稿:2007-07-08 22:18:18] [修正:2007-07-08 22:18:18] [このレビューのURL]

いやー、結構笑ってしまった。
ダッチワイフが主人公のコメディーで、もっとエロよりの内容かと思いきや、以外にも打率の高いギャグマンガ。
エロというより下ネタメイン。
『妹は思春期』などの氏家作品に近いと思う。

毎回オチを統一していたり、ドタバタがエスカレートしていく構成には古いコント臭が漂い、個人的にはツボでした。
一部では有害図書に指定されたみたいだけど、逆に良い宣伝になったんじゃないかな(笑)
実際、自分はそれで知ったし。

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[投稿:2007-07-07 19:24:45] [修正:2007-07-07 19:24:45] [このレビューのURL]

政治の要素を取り込んだ料理漫画。
同一原作者の作品である『大使閣下の料理人』とは主人公同士が師弟関係という設定ではあるものの、今のところあまり関係ない。

要するに主人公の作った料理をきっかけに「全てを円満解決に」といった感じなのだけれど、首相官邸という舞台が特殊なだけであとは普通の料理漫画という印象。
基本的に落ち着いた雰囲気で調理・食事シーンだけ過剰気味に演出を入れつつ、主人公のカリスマぶりを見せていこうというモロに青年誌の料理漫画(ソムリエ漫画とかにも近いかな)なので突飛な展開も無く、とりあえずここまではノーインパクトかな。

作画は小畑健っぽいと思いつつも画力自体は高いので、その点は安心。

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[投稿:2007-07-07 00:03:10] [修正:2007-07-07 00:03:10] [このレビューのURL]

打倒ファミ通を掲げる高校生たちの奮闘。
その実態はキャラクター重視のラブコメ。
部活動としてのゲーム雑誌作りの方は物語を動かすキッカケ程度で、メインはあくまで突飛なキャラがラブラブコメコメしているだけという印象。

ゆえに、それぞれに一癖あるキャラクターが気に入ればそれなり楽しめるだろうし、逆ならそれまでかと。
それと、人気の関係なのかな?最初はメインヒロイン風だった娘の出番はどんどん減って、今ではサブヒロインだったはずの部活の先輩の方が出番が多い。
あたかも、サブの方でフラグがたったのでメインからはずれたシナリオに入りましたというようなストーリー展開は、ゲーム雑誌掲載らしくギャルゲー的ではある。

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[投稿:2007-07-06 23:47:39] [修正:2007-07-06 23:47:39] [このレビューのURL]