「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

分かりづらいというのが正直なところ。

あまり設定説明がないまま話が始まり、そのまま勢いで進んでいる。
殺された家族の復讐物語なので基本的には暗い話だが、この作者なのでただシリアスなだけにはならない。
キャラのテンションとテンポがギャグよりなので今一つストーリーに入って行きづらい。
背景の書き込みも少なめなのでそのあたりも分かりづらさに拍車をかけている。

キャラの造形やコマのテンポ、ストーリー以外の作者のオリジナリティが出ている部分は好きなので、むしろ原作者無しのオリジナル作品の方が読みたい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-12-18 18:05:04] [修正:2011-12-18 18:05:04] [このレビューのURL]

高橋留美子先生の久々のコメディ物。
犬夜叉に辟易していた読者には待望だったはずのライトコメディだが、残念ながらいまいちな出来だと思う。

細かく気になる点を挙げれば枚挙に暇がない。
舞台設定がありきたりだったり、犬夜叉の途中から顕著になった大ゴマ多用のわりには書き込みが少なく画面が白いなど・・・。
ただし、それらはどれも大きな問題ではない。

何より厳しいのがメインの2人のキャラがどちらもとぼけた天然系でともにテンションが低く、何を考えているかわからないことだ。
それに伴って作品全体がスローで「うる星やつら」や「らんま」の頃の勢いが全くといっていいほど無い。
当時なら1話で納めていた話を2話3話と引き延ばしている。
そんな印象すら受ける。
はっきり言って作品自体にパワーがないのだ。

これが青年誌やマイナー誌掲載作ならそこまで致命的ではない。
しかし、この作品はそうではない。
本来ならばメジャー少年誌・週刊少年サンデーの看板を背負わなければならない作品のはずである。
大御大には酷な話ではあるがサンデーの現状をみるにまだまだ頑張ってもらわなければならない・・・。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-07-19 19:22:46] [修正:2010-07-19 19:22:46] [このレビューのURL]

「コロコロ」らしいインパクト重視の正統派児童誌ギャグ漫画。

自分はプロ野球自体には思い入れがあまり無かったので、単純にもこの作品の影響で清原が好きになったり、桑田が嫌いになったりしていた。
今読むとさすがに辛いが、「コロコロ」を読み始めた当時は毎月楽しみにしていた作品の一つだった。

余談:連載当時から思っていたが、桑田の絵の激似ぶりに比べ、清原の絵が似ていない。
しかし、この後に連載された『モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん』のリニューアルした絵を見た後では、元の絵の方が愛嬌が在って良かったなあ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-11-24 14:08:05] [修正:2008-11-24 14:08:05] [このレビューのURL]

原作、アニメ版ともに未見。
原作のプレストーリー的な話らしい。

主人公の女の子の成長譚として普通に読めるものの、特筆すべき点も無いというのが正直なところ。
他のメディアの作品もチェックすれば、また違った風景も見えてくるのかもしれないが、とりあえずこのコミック版単体で見ると、いかにもありがちな普通の進行なので物足りない。
とりあえずこれを読んで小説・アニメに手を出してみようかという気にはなりませんでした。

作画の面でも美少女物としては及第点ではあるものの、アクション物としてはちと厳しいかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-11-11 13:52:30] [修正:2008-11-11 13:52:30] [このレビューのURL]

THE美少女漫画といった感じ。

ものっすごいキラッキラッした絵で図書館の日常を描くほのぼのコメディ。
いやコメディでもないか、ただひたすらにほのぼの漫画。

個人的にはかなり退屈。
他の日常漫画よりも生活への描写濃度が薄く、全編イラストを見ているような感じだった。
とりあえず漫画としては面白くは無い。

ただ女の子はすごくかわいく描けていると思うので、まずは手にとって表紙を見て、絵が気に入った人向けかなーと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-09-17 00:02:54] [修正:2008-09-17 00:02:54] [このレビューのURL]

こせきこうじ先生のデビュー作。
物語の作りは「山下たろーくん」など一連のこせき作品と同じで、取り扱うスポーツが野球から柔道に変わっただけ。
チビで弱々しい主人公が努力と根性でライバルを倒していく。

当時の作品としてみても、作画力には劣ると思うし、ちばあきお先生の影響も強く、間の使い方なんかはまんまちば先生のそれ。
ただ、やっていること自体は非常にシンプルなスポ根なので、シンプルなカタルシスに直結しているかなーとは思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-09-16 23:55:31] [修正:2008-09-16 23:55:31] [このレビューのURL]

家族で戦隊ヒーロー物。
このジャンルは『地球防衛家族』なんかを筆頭に家庭不和がありながら最終的には「家族の絆」みたいなものを確かめ合う展開になりがちではあるものの、この作品はちょっと違う。

主人公たちは最初から最後まで夫婦円満な仲良し家族でそこに全く揺らぎが無い。
しかも家族個々人でのエピソードばかりで家族間でのエピソードも少ない。
究極的に言えば家族である必要性を感じなかった。
戦隊ヒーロー物なのにもかかわらず敵は巨大怪獣ばかりというのも良く考えるとちょっと違うよなあ。

ほのぼのホームコメディの要素を入れるならもっとがっつり入れても良かったと思う。
複数に手を出して中途半端になってしまっている印象を受けた。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-05-06 16:23:18] [修正:2008-05-06 16:23:18] [このレビューのURL]

基本的に『ドラえもん』タイプの作品なので、作者的には平たく言うと『タルるーと』をもう一度と言うことだったと思う。
児童誌的でない描線の細さやヤリ過ぎ気味なエロなど当時のコロコロではかなり浮いていましたが、やはりあまり長期連載にはならず・・・。

なんというか手クセだけで描いている印象なんですよね。
それでそれなりに読めてしまう漫画が描けてしまっているのは単純にスゴイと思うのですが、そこに新しい面白みは無いです。
基本的にはエロしか印象に残らない作品かな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-04-17 21:07:53] [修正:2008-04-17 21:07:53] [このレビューのURL]

とにかく雑多に詰め込んでいるので総合的に評価するのがなかなか難しい。
内容や作品の質もとっちらかっていて、いかにも未収録のコマゴマしたものを詰め込みましたという感じ。

現在の作風、特に『あたしんち』のイメージからしたら想像もつかないような、レディコミっぽいのや下ネタ満載な作品も収録されているのでかなり読者を選ぶ。
『あたしんち』だけではなく、けら先生のエッセイ漫画もだいたいチェックしているようなコアな読者向けかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-04-13 03:44:10] [修正:2008-04-13 03:44:10] [このレビューのURL]

自分が読んだ漫画の中では最もバカバカしい作品かもしれない。

大まかなあらすじを言うと自律意思を持ったチ○コが体から離れて行動するようになってしまいすったもんだの大騒動という、よく企画が通ったな・・・としか言えないあまりにもぶっ飛んだ内容。
チ○コ自体はかわいらしくキャラクター仕立てで描かれているのであまり下ネタづいてもいないのですが、そいつが真面目な顔して人助けをしているちょっと良い話なんかも途中で挟まれているものだから、そのカオスぶりに笑ってしまう。
チ○コでやらなきゃ普通に感動できるのに。

このアイデアで完全ギャグマンガに落とし込まないのはある意味すごい。
怪作だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-04-06 22:38:28] [修正:2008-04-06 22:38:28] [このレビューのURL]

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