「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

原作・アニメ版ともに未見の自分からすればこれはちょっと厳しかった。
ゆっくり描けばそれなりに面白そうな要素はちらほらしているのだけど、猛スピードでストーリーが進んでいくのでタメも余韻も無いまま読了。

まず何巻にもわたる小説を漫画一冊で修めようとするコンセプトが理解できない。
これを読んで原作やアニメに興味を持つ人よりも、それらの他媒体から流れてくる人の方が圧倒的に多いのではないかなあ。
そういう読者からしたら「物足りない」の一言だろうし。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-04 01:37:15] [修正:2007-06-04 01:37:15] [このレビューのURL]

聴力障害の女の子のサッカー漫画。
初期設定でシリアスなのをかなり詰め込んでいたので全2巻では消化不良&拍子抜けだったかな。
結局メンバー集めだけで終わってしまった。

とりあえず女の子は可愛くかけていると思うけれど、絵柄は好き嫌いもあるだろうしそれだけで引っ張るのは少しきつい。
サッカー物としても物足りないし、瀬口先生にそれを求めている読者も少なかったんじゃないかなあ。
前作を見ても、ある程度シリアスな展開をがっつり描きたいという意思は伝わってくるのですが、うーん難しいですね。

とりあえず作品の端々に挟まれる小ネタから瀬口先生がアビスパ福岡好きなのは十分すぎるほど理解できましたが・・・(笑)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-22 01:56:41] [修正:2007-05-22 01:56:41] [このレビューのURL]

生物部というのが珍しいけれど、基本的にはよくある文化系部活ラブコメディ。
設定はSF要素なんかもとりこみつつごった煮感にあふれているので、適度にドタバタさせつつ上手に転がしていけば個人的には好みの作品になりそうでした。
で、実際完結を観た上でどうかというと・・・うーん、微妙に期待はずれだったかな。

一話完結のコメディとしてどうしても構成が小慣れてこなかったし、なにより一話のページ数に対してボケの量が圧倒的に少なすぎる。
キャラクターも全体的に薄味で魅力を引き出しきれなかった印象。
特に男性キャラは最後までいまひとつ掴みきれなかった。

作品の方向性としては前述どおり好みなので次回作に期待したい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-27 21:06:37] [修正:2007-04-27 21:06:37] [このレビューのURL]

原作小説を既読だったのでドぎつい内容ということは知っていましたが、作画が上手いというわけではないからか、絵で見てこその新しいショックはなかったかな。
小説で読めばいいかという感じ、というかぜひ小説で読んで欲しい。
ストーリーは不快感で戦慄するほどにえげつないから。

それにしても漫画の雰囲気自体は「漫画アクション」の芸風にピタリとはまっている。
まるで原作小説など無く、アクション発の作品の様。
だからかな、そこにこの作品が本来持つ「ダーク感」を感じなかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-08 02:22:59] [修正:2007-04-08 02:22:59] [このレビューのURL]

真面目にファンタジーな少年漫画。
なにぶん、やりつくされた感のあるジャンルなので、なかなか新しい物を見せるのは難しい。
導入の時点でどうしても既視感がつきまとう。
バックの大きな話もちらほら見えてきたけれど、それも含めて、うーん・・・ありがちかなと。

作画もカプコンのゲームチックなデザインセンスは面白いとは思うけれど、ところどころ整理されすぎていて効果や表情に迫力が無いのが気になった。
それと、ネームが小慣れないせいかどうにも読みにくい。

総合的に洗練されれば、メジャー志向の作品が描けそうな作家さんだとは思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-08 02:21:18] [修正:2007-04-08 02:21:18] [このレビューのURL]

いまのところ久米田先生唯一のヤング誌連載作品。
とはいっても舞台こそ若干アダルト寄りになったものの内容は『南国アイスホッケー部』のほうがドぎつかったと思う。

連載開始年からも分かるように、『改蔵』以降の背景にまで小ネタを詰め込んだ久米田スタイルとも言える作風の作品ではなく、基本的には下ネタコメディ。
うーん、全2巻と短いためかお話に広がりもないままドタバタと手探りの状態で終了してしまった印象。
メジャーな久米田作品をあらかた読破した後、こんな作品もあったなあくらいの軽いスタンスで読めばいい感じかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-02 00:02:27] [修正:2007-04-02 00:02:27] [このレビューのURL]

絵柄こそ最近のものだけど中身は昔ながらのエロコメディ。
PTAの皆様方に押さえつけられていたものが、もうそろそろいいかな?とご機嫌伺いつつ出てきた感じ。
ガンガン系からこの手の作品が出てくるとは夢にも思わなかったので少し驚きました。

とはいえ作画的にはまだまだで、一枚絵で映える域では無い。
というか等身を抑え気味にした萌え系なので昔の月刊少年ジャンプやマガジンを読んでいた層が楽しめるかというと必ずしもそうでもないかも。
まあ、とにかくシチュエーションに凝ってはいるので、特に羞恥系のシチュが好きな人なら気に入るかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-03-26 15:45:24] [修正:2007-03-26 15:45:24] [このレビューのURL]

人気メディアミックス作のコミック版。
他媒体をチェックしてからの方が良いかなあ、漫画単体だと設定が少し分かりにくい。
内容自体も既存ファン向け。
特に漫画単体で一人歩きさせようという気概は見えません。
たくさん出てくるキャラクターも個々人は面白そうでも、全員をさばききれずに持て余し気味。

作画は丁寧だし綺麗だとも思うけれど、あくまでイラストとしてという感じ。
コマ割含めて漫画として小慣れていない印象。
うーん・・・

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-03-21 22:31:27] [修正:2007-03-21 22:31:27] [このレビューのURL]

よく言われることですが、「お笑い」を漫画で表現するのは難しい。
作内で面白いとされることは誌面上では大概面白くないから。

まあ媒体が違う以上、笑いのツボが違うのは当然のことなので、作内でバカうけの爆笑ギャグに読者が笑う必要もないと思うのですが。
重要なのは作内での観客の笑いにいかに説得力を持たせられるかで、結局は描き手の表現力しだいということになるんだろうけど、これがなかなか難しい。
この作品も健闘しているとは思うもののまだまだ上手くいっていない。
まだ、「お笑い漫画」というジャンルとしての母数が少ないので方法論が確立されていないというのもあるのだろうけど。
一つでもヒット作がでれば多発されそうなジャンルなだけにぜひ色々な作家さんに挑戦して欲しいなあ。

あと、あくまで個人的にですが、原作がダンカンなのでモデルになっているのがおそらくたけし軍団なんだろうけど、そこからいわゆる「売れっ子芸人」が出てきていない現状を見てしまっているので、主人公が売れていく展開にもいまひとつリアリティを感じなかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-03-09 22:52:50] [修正:2007-03-09 22:52:50] [このレビューのURL]

初期の柔道編も後期の海外ボディガード編も悪くは無いのだけど、いま一つはじけなかった。
ストーリーはドラマの角が立っていて読みやすいし分かりやすい。
が、スパイスが足りない。
サンデーにおいて主人公の海外行きはテコ入れの常套手段で、これをやると大概は人気面でヤバイということなのですが、それでもなお盛り上がらなかった。

それと個人的にはキャラクターにも魅力を感じない。
特に女の子のキャラ立てが失敗気味でビジュアル的には前作『ダンドー』よりも豪華なのだけど、中身はイマイチ。
作画の方向性的にも今の少年誌では不利かなあ・・・。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-03-05 00:01:06] [修正:2007-03-05 00:01:06] [このレビューのURL]