「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

ケロロ軍曹の番外編。
武者頑駄無ならぬ武者ケロロがコンセプト。

吉崎先生本人の作品ではないにもかかわらず、しっかりとケロロ軍曹になっています。
決して同人誌的なパロディ作品ではありません。
絵のタッチはケロロ軍曹本編と遜色なくよく似せてあるし自然に上手い。
キャラクターも良い意味でこの作品なりのオリジナリティがなく、本編と同じ人物として捉えられました。
地味に難しいですよ、ここまでコピーするのは。

ケロロ軍曹という作品の間口の広さを感じると共に作者の実力もしっかりと感じられた上質な番外劇でした。

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[投稿:2010-02-08 21:14:35] [修正:2010-02-08 21:14:35] [このレビューのURL]

アニメ化もされたライトノベルが原作。
ちなみに原作・アニメどちらも未見です。

作画が最近の流行りにまったく添っていないためか原作のファン・アニメからのファンにはマイナスな評価が目立つ本作ですが、純粋に一つの漫画作品としての出来は悪くないです。

基本的に野球漫画として楽しむのではなくてキャラクターの会話劇を楽しむ作品かなと。
漫才やコントのような軽妙な掛け合いが上手いです。
90年代前半くらいのオタク漫画っぽい雰囲気のコメディで、ゆうきまさみ先生あたりの作風に近いかな。

作画もコミックリュウのカラーや読者層的には正しいのが何とも不幸ですが十二分に面白いです。

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[投稿:2010-02-08 20:55:09] [修正:2010-02-08 20:55:09] [このレビューのURL]

タイトル買いというのを初めて経験しました。
自分の目にはそのくらいに魅力的に映った本作ですが、内容もかなり興味深いものでした。

この作品は「単行本の3分の1が出版社の責任で紛失してしまった」場合のノンフィクションです。
おそらくは漫画史上でも類を見ない大事件だと思いますが、飄々とした筆致で描かれているので深刻になりすぎないのが良いバランス。

とは言えリアリティは損なわれておらず、ある種のハウツー本にすらなっています…もちろん実際に使う機会はないですが。

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[投稿:2010-02-08 20:53:06] [修正:2010-02-08 20:53:06] [このレビューのURL]