「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

かつて「スレイヤーズ」で一世を風靡した神坂一のもう一つの代表作的ライトノベルのコミカライズ。
作画は原作でも挿絵を担当している義仲翔子。

自分は原作・アニメともに未見でしたが、このコミック版単体だけで見ても良くまとまった作品でした。
ライトタッチなスペオペで、ラストも過不足無くスッキリ終わっているので特に文句なし。

尺の問題上、物語を脇にそらしてキャラクターを膨らますようなエピソードが殆ど無いので、キャラクター重視の人には少々食い足りないかなとも思いつつ、なかなかの良作。

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[投稿:2007-08-29 23:12:30] [修正:2007-08-29 23:12:30] [このレビューのURL]

この作品と言えば何といっても主人公のボンバーキッド。
公式イラストだとアメリカ出身でちょっとカッコつけのキザボーイっぽく描かれているキッドを、おのぼりさんのかっぺキャラにまで崩しているのは衝撃的。
どこをどう弄ったらあのキャラになるのか!

2巻だけ「スーパーボンバーマン4」の発売に合わせてメインキャラの入れ替えがあったのですが、やはりキッド編のインパクトには勝てなかったか。

あえてジャンル付けすると「地方あるあるネタ系チープコントギャグ」。
このキーワードに少しでもピンと来た方はぜひ一読あれ。
ボンバーマンのコミックの中ではイチオシの出来。

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[投稿:2007-08-26 18:52:34] [修正:2007-08-26 18:52:34] [このレビューのURL]

その名の通り人気ゲーム「スーパーボンバーマン」の4コママンガ。

ボンバーマンという特性上、基本的に全て爆発オチか、もしくはスカシの不発弾オチ。
キャラを動かして連作4コマの中でストーリーをつけるような工夫も無かったので単行本一冊も読むとさすがに飽きる。
原作ゲーム、スポンサー、対象年齢と色々な縛りがある中、実質十年以上にわたる長期連載をこなしたことは買いたいものの、全巻読破したいと思うほどの情熱は持てなかったかなあ。

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[投稿:2007-08-26 18:51:23] [修正:2007-08-26 18:51:23] [このレビューのURL]

4点 黒蘭

時代劇で復讐劇。

キャラクター造形は可愛らしい。
内容のシリアスさとは裏腹に。
首が飛んだり腕が飛んだりと結構グロそうなシーンも頻発されているのだけれど、画風がライトタッチなので全く「痛み」が伝わってこない。
それが良いのか悪いのかは人それぞれとしても、とりあえず演出として迫力不足は否めない。

ストーリーも分かったような、分からんようなファンタジー時代劇で、これまではラブコメばかりだった近藤先生にとって新境地でしたが・・・ハズレかなー。

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[投稿:2007-08-26 01:41:32] [修正:2007-08-26 01:41:32] [このレビューのURL]

ドジでマヌケな少年をポコニャンが不思議な道具でお助け。
大胆に設定がアレンジされNHKで放送されたアニメ版とは違って原作コミックは完全なる対象年齢を落としたドラえもん。

さすがに小さい子供向けに描かれた作品だけあって、言葉づかいや写植にも気が使われていてストーリー的にも丁寧に咀嚼されているので非常に理解りやすい作り。
それこそ分かり易すぎて物足りないくらいに。
大人が面白く読むのは少々厳しいかな。

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[投稿:2007-08-22 01:15:43] [修正:2007-08-22 01:15:43] [このレビューのURL]

劇画タッチではなく、時には白ささえ感じてしまうくらいにスマートな絵柄で描く山上ルパン。

内容も原作よりもアニメ版の雰囲気に近い。
基本的にライトタッチでありながらハードボイルドさも兼ね備えられた、アクションあり、謎解きありのエンターテインメント作。

この手のリメイク作ってどうしても点数が辛くなってしまいがちですし、実際クオリティが低い作品も多いと思うけれど、この作品は別。
原作派はともかくアニメ版が好きだった人達の心に訴える何かはあると思います。

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[投稿:2007-08-18 14:53:32] [修正:2007-08-18 14:53:32] [このレビューのURL]

真面目な侍が持ち前の実直さやどこか間のぬけた天然ぶりで敵を倒していくギャグマンガ。

あー、これぞ吉崎マンガだなあといった感じ。
美少女あり、マッチョあり、パロディギャグあり、さらに舞台を宇宙にしてちょっとSF要素なんかも入れてみたりでゴチャ混ぜごった煮に。
作風やギャグの方法論は現行作である『ケロロ軍曹』のままなので今でも十分に通用する作品だと思うし、番外編でケロロと絡んでいても何の違和感も無い。

しかし、この作品はマイナー作家のマイナー作として完全収録されないまま忘れ去られてしまう物と思っていたので、完全版が発売された時は嬉しかったなあ。
ヒット作『ケロロ軍曹』の力を肌で感じた瞬間でした。

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[投稿:2007-08-18 14:52:28] [修正:2007-08-18 14:52:28] [このレビューのURL]

人気ゲーム『ツインビー』のコミカライズ。
キャラクター自体はコミックオリジナルらしく、グインビーのパイロットが女の子。

自分のツインビーシリーズのイメージのほとんどがギャグ満載のキャラクターショウだったアニメ版で形成されたものだったので真面目で優等生的なストーリー展開に少々面食らいました。
とにかく主人公のキャラクターが薄味でそれに伴ってストーリーの印象も薄い。
どこに出しても恥ずかしくはない出来だと思うけれど、どこに出しても突き抜けた評価は得られない凡作という印象。

ツインビーシリーズ「が」大好きという人意外は楽しめないのではないかなあ。

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[投稿:2007-08-18 14:51:16] [修正:2007-08-18 14:51:16] [このレビューのURL]

作者の帯先生はコミックボンボンで連載されていた『ゴエモン』シリーズで有名な人ですが、エロコメ作家としても定評がある。
この作品も同時期に連載されていたエロコメ群の中ではマイナーながらも直接的すぎる表現で一歩踏み込んだ内容でした。
エロにしてもパロディギャグにしてもモロすぎるでしょうと。

作画で描写しすぎるということは無いにしても(それだと成人向けになってしまいますから)、とにかくシチュエーションで魅せる。
エロ妄想満載のリビドーフルスロットルぶりは現在の少年誌の倫理基準は確実に超えてますわな。

余談ですがこの作品、プレミア価格で高騰しているので現本を手に入れるのはなかなか難しいものの、電子書籍だと簡単に入手できます。

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[投稿:2007-08-15 01:20:35] [修正:2007-08-15 01:20:35] [このレビューのURL]

ちばてつや作品といえば『あしたのジョー』だけが圧倒的にメジャーで、他の作品はあまりにも知られていませんが実は傑作ぞろい。
その中でもこの『あした天気になあれ』は最上級の一品だと思います。

実は個人的にこの作品のキャラクター陣に惹かれるところは少ないんです。
それでもキャラクターを通して作者のゴルフへの敬意や愛が伝わってくるし、そういう作品は読んでいて気持ちが良い。
とにかく引き込まれる展開の連続で長尺の作品であっても全く飽きません。
作画でも挑戦的でダイナミックな魅せ方も多用され、人物だけではなくボールや旗、緑の木々、そういった静物までもが生き生きとした躍動感に満ちている。
画面見開きでキャラクター目線の難コースの全容を見せるシーンでは精緻に描き込まれた背景の数々に、飲み込まれるほどの物凄い臨場感を味わえました。

ゴルフ漫画の方法論はこの作品で確立されて、ほとんどのパターンはやりつくされてしまったのではないかとすら思う大傑作。
この作品を読むまでは退屈なだけだった昼間のゴルフ中継が、少しは興味を持って見られる程度には影響力があると思いますよ。

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[投稿:2007-08-15 01:18:28] [修正:2007-08-15 01:18:28] [このレビューのURL]

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