「勾玉」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月21日

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-10-08 20:37:56] [修正:2020-10-08 20:37:56] [このレビューのURL]

主人公の周囲で巻き起こるダークでバイオレンスな出来事と、
意中の相手とのスイートな恋愛模様、相反するような内容が同時に進行していき、
この漫画のジャンルは何なんだろう?と首を捻ったが、
そもそも色んな事が起こり得るのが人生で、
幸も不幸も全てを描写しようと思ったらジャンル分けなんて出来る訳ないよなあ、と勝手に納得。

それでも敢えて分類するならば青春漫画になるだろうか、
どこかの誰かの浮き沈みのある青春をそのまま切り取ってきたかのようなリアルさがある、
そんな描写ができるのもギャグとシリアスが描き分けられるこの作者ならではの芸当と言えるかもしれない。

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[投稿:2020-08-24 00:48:17] [修正:2020-10-08 20:33:07] [このレビューのURL]

色々なトラブルに巻き込まれ波乱の展開を乗り越えつつも、
最後は急にフワッとした感じで終わりを迎える、
著者の漫画の中でならシガテラに近い印象、言うなれば中年版シガテラといったところか。
ギャグとシリアスの配分もよく相変わらずの面白さなのだが、結末が恋人ありきの為、
欲を言えば2人の出会いの部分をもっと深掘りしてほしかった。
付き合う切っ掛けが女性からの一目惚れという都合のいい理由じゃなければ、
ラストももう少し映えたのだが…。

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[投稿:2020-08-24 00:59:06] [修正:2020-08-24 08:55:29] [このレビューのURL]

本格テニス漫画。
主人公のエーちゃんはとにかく考えに考える思考型のテニススタイルが特徴、
格上との試合も、相手と自分の双方の技量、プレイスタイル、コンディション等々、
ひたすら分析を重ね突破口を切り拓いていく。
思考によって試合の流れがぶつ切りになりそうな不安があったが、むしろ情報が整理されることで読者と主人公の思考の同一化が図られ、よりその試合に没入していく感覚があった。

残念ながら47巻まで続いたのに最後は逢えなく打ち切り終了。
視点がブレずに、常に主人公にスポットを当て続けていたのが好印象だった反面、
連載の長期化によりブレないということが逆にマンネリに繋がってしまったような気もする。
しかし講談社漫画賞を受賞しアニメ化もされたのに打ち切りとは、
連載を続けていくことの難しさを改めて思い知らされました。

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[投稿:2020-08-24 05:24:37] [修正:2020-08-24 08:50:33] [このレビューのURL]

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[投稿:2020-08-24 00:32:10] [修正:2020-08-24 00:32:10] [このレビューのURL]

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[投稿:2020-08-24 00:31:44] [修正:2020-08-24 00:31:44] [このレビューのURL]

8点 ヒミズ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-08-24 00:31:13] [修正:2020-08-24 00:31:13] [このレビューのURL]

この漫画の最大の強みは個性的で多彩なキャラクター達、
出足こそ打ち切りを危惧されるほどスロースタートだった本作ですが、
キャラが増える度に加速度的に面白さが増していきました。
登場人物こそ多いものの、それぞれがパッと見で誰か分かる出で立ちをしており、
一人一人にスポットの当たる見せ場も用意されていて、全員がキャラ立ちしています。

正直言うと、主人公の炭治郎と妹の禰豆子(ねずこ)を除き大半のキャラは
第一印象が良くなかったのですが、その後の活躍で漏れなく印象が好転し、
さらに死闘に次ぐ死闘が、より一層キャラクターを引き立て
途中退場するキャラクターさえも、一瞬の閃光のように鮮烈な印象を残し散っていきます。

作品自体もアニメ化後に社会現象的な人気を得ましたが、安易な引き延ばしも無く
駆け抜けるように終焉を迎えました。
人気が出るとなかなか終わりが見ない少年漫画が多い中、20巻そこそこで綺麗に終わり、
面白さのピークを終盤に持ってこれる作品は貴重だと思います。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2019-06-17 23:48:44] [修正:2020-08-02 06:02:38] [このレビューのURL]

タイトルが原作の「三日間の幸福」から変更されているのですが、
個人的にはタイトルだけで興味を引かせる良い改題だと思います、
美麗でどことなくもの哀しさを感じさせる表紙カバーの絵もgood、
内容の方も、ほろ苦いけど後味は悪くないビターエンドといった仕上がりで
なかなか考えさせられます。
後から原作小説も読みましたが、読み比べてみても読後感に差異は無く
漫画版は原作の良さを損なうことなく、
忠実にコミカライズされた作品なんだな、と改めて感心させられました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-06-18 16:41:56] [修正:2020-06-18 16:45:04] [このレビューのURL]

じわじわと日常が非日常に蝕まれていく様子にリアリティがあり、
日本を舞台にしたゾンビ物という、本来は不釣合いな舞台設定にも違和感はない。

刻々と変わっていく状況は没入感があり、巻を追うごとにますます目が離せなくなっていくが、
主人公の気持ち悪さだけは最後まで慣れることはなかった、ヘタレで優柔不断、
ストーリーを通してさしたる成長もなく、女に対してもだらしない、と良いとこ無し。

主人公の英雄(ひでお)が出てこないパートも充分面白かったので、
別人を主役に据えてればもっと評価出来る漫画になっていたかもしれない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-04-24 21:45:00] [修正:2020-04-24 21:45:18] [このレビューのURL]